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くだき唄

星を砕いて空に蒔こう

輝く星の子が生えてきて

彼の周りを照らしてくれるように


夢を砕いて川に注ごう

僕の両手から流れた欠片を

彼が両手で掬ってくれるように


喉を砕いて闇に歌おう

目蓋の裏に映ったいつかの幸せを

彼が思い描いてくれるように


彼が進む道程は明るいものだろうか

彼が選ぶ行く先は素晴らしいものだろうか

彼が掴む幸福は美しいものだろうか


ああ、けれども


祈りは誰にも届かないかもしれない


種は芽吹かず

石は磨り消え

声は枯れ果て

崩れて途切れた階段の先には

何もないのかもしれない


砕けて消えた胸の痛みは

ただ僕を無気力に眠らせる


それでも僕はきっと

明日も何かを砕いている


雲を砕いて雪を降らそう

愛を砕いて花を散らそう


彼のために心を砕こう

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