表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/135

第二話「二歳児の好奇心」

さて、では今の状況を整理しようか・・・。

じいさんに拾われてから2年たつ。


まず驚愕したのは自分が赤子だった事。

昔よく読んでいた小説の異世界転生もののようだ。

名前は『ミーシャ・ラダッド』女の子。

黒い瞳と黒い髪、元日本人としては馴染み深い色ですな。

ちなみにこの髪の色と瞳の色は不吉な色として避けられてるらしいです。

どうやらこの世界に女の子として転生したようで、前回男の身な俺にはすこし、いやかなり衝撃だった。

ハイハイで移動できるようになって書斎の本の表紙などを見てみる。

日本語ではない、外国語というか英語でもなく、かといってドイツ語やロシア語でもない。

言葉の意味は理解できるようになって来た、日常的に聞いているとなんとなくだが。


言葉がある程度話せるようになると俺は片っ端から質問してみた。

あくまで子供として興味があるかのように自然を意識しながら。


この家の構成は、俺を拾った老夫婦、若い男女がひと組。

最初は若い男女が息子か娘夫婦だと思ったがどうやら違うようだ。

メイドさんと雑用係を雇っているようだ、金持ちなんだろうか?

まず老夫婦がこの家の主『クリフ・ラダッド』と『トリシャ・ラダッド』俺を拾った二人だ。

この二人が俺の育ての親、つまり父と母になるんだろう。

そしてメイドさんが『ジュリー・アームズ』銀髪を後頭部でお団子にしている、瞳の色は銀色。

雑用の兄さんが『ヘンリー・バーズ』どっちも20代前半といった感じ。


どうやらここは『イース王国、ライシス伯爵領、フィリス村』という小さな村だ。

俺の記憶ではそんな名前の国は知らない。


ちなみに魔物も存在するらしい。

魔物は空気中の濃い瘴気によって生まれてくるらしい。

人型や異形の化け物を『魔物』

獣型の化物を『魔獣』

洞窟ダンジョンや未開の森の中などに生まれる。


そして、なんと魔法が存在することが判明した。

怪我したとき母様が治癒魔法を使ったのだ。

傷口に手をかざしボソボソと呪文を唱えると傷口が光りだし徐々に治っていった。

どうやらジュリーの話だと母様はこの国で回復専門の魔道士として活躍していたらしい。

それを知った俺はそれはもう質問の鬼のように聴き倒した、魔法の使い方からなにから片っ端に。

ちょっと引かれたかな?まぁそんなことは些細な事、だって魔法ですよ?

そっりゃあ食いつきますよ!いゃっほぅ!


母様曰く、イメージが大切という事。

呪文や魔法陣というのは発動を簡略化したものだという事。

要するに無詠唱でも発動は可能だけど集中力とかなんやかんやで使い勝手が悪いとか。

車のマニュアルとオートマに近いかな?


魔法を使うにはもちろん魔力が必要で魔力の上限は決まっているらしい。

魔力は魔法を使っているうちに増えていく、それが上限まで達したら成長は止まる。

魔法は大きく分けて属性魔法(火・水・氷・土・風)補助魔法(回復・身体強化)特殊魔法(毒・合成・変化)

以上の三種類に分けられる、ただこれ以外に時空魔法という規格外的な魔法が存在するらしい。

属性魔法には適性があり5段階の評価で分けられる。

一般的には2ぐらいで魔法で戦うなら4くらい、国の魔法研究機関につとめるなら5という目安らしい。

ちなみにこの5段階以上の適正の持ち主は『絶対適合者』といわれ非常に珍しいようだ。


魔法・・・オラワクワクしてきだぞ!

13.5.9 一部変更しました。ご指摘の方、ありがとうございます。

13.10.13 一部修正しました。ご指摘ありがとうございます。

13.10.17 誤字修正しました。ご指摘ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ