特別番外編の2
担当国家一覧
ミーシャ・ドイツ
マシリー・ソ連
ナターシャ・イギリス
ジャンヌ・フランス
ニャル・イタリア
さて、ルールではゲーム時間で5年間の準備期間が設けられています。
各プレイヤーの動きを見ると大体技術研究か工場の生産といったところですか。
メアリ「戦争はそれまでの準備の帰結だとも言う。”賢人は平時にこそ戦争の準備をすべきだ”※1との言葉もある。まぁ、定石だな」
バートン「武器兵器を揃えるには生産力が大切というわけか……。しかし、一部違う様だが」
おっと、これはイギリス。
現段階で生産ラインに大量の駆逐艦と輸送艦を入れています。
ナ(英)「全ての戦争は海軍力によって決着が付くんです!※2」
ミ(独)「それ、うちの軍人」
メ「今いくら生産しても開戦時には全て旧式になるぞ」
マ(ソ)「なんじゃこりゃーーーっ!!!」
おっと、こちらはソ連ですが、どうしたのでしょうか?
ミ(独)「なんでキミんとこの国土、開始一年で反乱軍沸いてるんですかねぇ」
このゲームでは国民の不満が一定以上に達すると反乱軍が発生し国内を荒らしまわります。
バ「しかし、開始一年は早すぎだろう」
どうやら高級将校の大粛清や政権の交代を乱発したようです。
メ「ソヴィエトェ……」
現在まともなのはイタリアとフランスのみといったところでしょうか?
ミ(独)「ジャンヌ、あのさぁ……」
ジ(仏)「気安く呼ぶな」
おっと、ここでドイツからアプローチが。
ミ(独)「いや、そのさぁ、国境線にガン積みしてる軍隊どうにかできない? ぱっと見ても国内の全部隊が集結してるじゃんそれ。そーゆー国際的緊張を高めるような行為はいかんと思うのよね、私」
現在、フランス・ドイツの国境線にフランス軍30師団全軍がびっしりと並んでいます。
メ「イギリス方面すっからかんじゃないか」
ジ(仏)「敵と戦う準備を万全にしておくほど、平和につながる可能性の高い行いはない※3」
ミ(独)「それ、よその国の大統領。しかも、ドイツ以外眼中に無いのかよ!?」
マ(ソ)「のう、ミーシャ?」
ミ(独)「なんだいマシリー?」
マ(ソ)「ドイツから定期的に観光客が来て国民感情を荒らしまわっておるのだがの?」
ミ(独)「観光客? 知らない子ですね」
マ(ソ)「んなわけ無いであろう!? 憲兵が過労死するわ!」
ミ(独)「ゲシュタポ貸したげようか?」
マ(ソ)「その国境にいる憲兵1師団と歩兵5師団の事か?」
ミ(独)「歩兵は護衛だから。ちょっと首都の警備手伝うだけだから」
マ(ソ)「5万人も護衛つけるヤツはおらんわ! お主、首都に居座るつもりであろう!?」
ナ(英)「NKVDの皆さんがストレスでマッハ」
マ(ソ)「何かマッハなのかのぅ」
ナ(英)「ゲシュタポ的に毛k」
ミ(独)「ヒムラーの話はやめて差し上げろ!」
ニ(伊)「やめて、泣いてる子もいる」
あっちの方でゴットン氏が涙目です。
ミ(独)「マシリー、最新型戦車の設計図欲しく無い? レニングラードと交換で」
マ(ソ)「だ・ま・れ」
【などと言いつつゲーム時間で4年経過】
さて、各国とも地味な作業が続いています。
準備期間終了間近、どの国が動くのか?
【フランスがドイツに宣戦を布告しました!】
ミ(独)「うん、知ってた。マジノ線に兵士集めてるの見えてたからね。つか不可侵条約頑なに拒否されたらわかるやん!」
ここでドイツも待機させていた師団を展開します。
しかし、フランスもまだまだ兵力を集める集める!
ミ(独)「待った! 待った! どんだけ集めるの!? ユニットの表示エライことになってるけど!?」
これは〜!?
国境に集まるフランス軍!
その数はドイツ軍の3倍、いや4倍以上だぁ!
ジ(仏)「ふははははっ! 行け、我が兵士達よ!」
ミ(独)「ぎゃあぁぁぁ!」
ドイツ軍
42年式歩兵30師団
自動車化歩兵10師団
機械化歩兵5師団
装甲車旅団付軽戦車40師団
重戦車旅団付中戦車15師団
VS
フランス軍
38年式歩兵10師団
民兵390師団
【戦果:ドイツ軍勝利】
ミ(独)「弱ええぇぇっ!? つか、これほとんど民兵じゃねーか!」
ジ(仏)「何故だぁ!?」
マ(ソ)「ソ連よりヒドイのぅ」
ナ(英)「きっと犯罪奴隷だったのですね(震え声)」
ミ(独)「390万人も犯罪者が居たらその国終わってるだろ」
ジ(仏)「姉上〜! 助けてくださ〜い!」
喧嘩を吹っ掛けておいて姉に泣き付くヘタレの極み。
ナ(英)「任せなさい! 絶対に見捨てたりはしません!」
感動の姉妹愛。
ニ(伊)「今フランスはもぬけの殻」
ナ(英)「…………ジャンヌ?」
ジ(仏)「はい?」
ナ(英)「英仏戦争って知ってるかしら?」
【イギリスがフランスに宣戦を布告しました!】
ジ(仏)「……え?」
ミ(独)「英仏戦争だったらイギリス負けるだろ、ジャンヌ的に」
ニ(伊)「絶対に見捨てたりはしません!(キリッ)」
マ(ソ)「流石ブリカス、不可侵条約ブチ破って二枚舌外交ぱないっすわぁ」
イギリス軍がカルヴァドスに大量上陸中。
ミ(独)「ガチでノルマンディー上陸作戦じゃねーか」
ニ(伊)「これはパリ終了のお知らせ」
ジ(仏)「姉上えええぇぇっ!!」
ナ(英)「誰ですか!? フランスはもぬけの殻って言ったの! まだいっぱいいるじゃないですか! 民兵が!」
イギリス軍、大量のフランス民兵に足止め。
東部ではドイツ軍が進軍中。
マ(ソ)「フランスよ、スペインくれるなら助けてやらん事も無いぞ?」
ジ(仏)「スペインでも南仏でも何でもくれてやるから!」
ミ(独)「あー、石油がガリガリ無くなるんじゃあ〜。ソ連先輩ー。石油無くなったから頂〜戴」
マ(ソ)「好きなだけ持ってゆけ」
ミ(独)「ソ連先輩マジ天使。お礼にダンケルクあげるわ」
ジ(仏)「それはウチの土地だろうが!」
燃え広がる戦火。
立ち上がる大国ソヴィエト。
沈黙のイタリア。
どうなる欧州!
後半へ〜続く。
※1ホラティウス
※2エーリッヒ・レーダー
※3ジョージ・ワシントン
もうちょっとだけ続きます。
セリフばかりで文字数はあまり無い。




