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中秋の名月

作者: 朝焼 悠

月 大きいな

月 綺麗だな


虫 よく鳴いてるな

声 綺麗だな


僕 一人だな

僕 淋しいな

少し 疲れたかな


もうこういうの やめにしたいって

でも どうしたら 

忘れないとかな

捨てないとかな


意気地がないのは

よく知ってる

でも これでも

たまにやれたりするんだよ


減速ばっかりの人生で

立ち止まったまま

たくさんの時間を見送って

それと比べれば

比べる必要ないけど

最近は

加速してると思う


月 綺麗だな

虫の鳴き声 綺麗だな

僕は どうだろう

きっと君は 今も綺麗なままなんだろうな


ところで

君って誰かな

一緒に遊ぶ友だちも

まともにいないのにな


妄想もすぎるのかな


虫の声 心地いいな

眠くなってしまうな

もう起きなくてもいいかな


まだ

起き上がらないとかな


それにしても

月 綺麗だな

中秋の名月

次満月で見られるのは

7年後なんだって


その頃

僕らは

どこにいるんだろう

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― 新着の感想 ―
[良い点] いろんな意味で、綺麗な詩ですね。 今日はあいにくの天気なので、お月さまは見れませんでしたが、朝焼さんの素敵な詩で充分満足です。 素敵な作品をありがとうございました!
[一言]  月、綺麗ですよね。  私は暦を気にせずに、ふと見上げた月がいつもと違うのが好きです。  きっと、ほんとはどの月も、違う趣きがそれぞれあるのでしょう。  満ちて輝くだけでなく、欠けてかげる…
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