異世界での初回ガチャは…… 1回が100連ガチャだった!?
「駄菓子屋で見たのと…… 同じヤツだな」
ガチャマシンの前に立ち…… あらためてガチャマシンを見ると、デッドラインのフィギュアが出て来た駄菓子屋のガチャマシンと同じタイプのヤツだった。
「ラインナップは?マーク…… 何が出るのか判らないタイプのガチャか? 魔法やスキルが在る世界だし…… なんかの便利アイテムが出るかも知れないし、とりあえず1回やってみるか……」
アイテムバッグからガチャコインを取り出したら……
「どう見ても、日本の500円硬貨なんだけど…… とりあえずは、1回と……」
ガチャマシンに500円硬貨そっくりのガチャコインを投入し…… ハンドルを廻すと!?
『パンパカパ~ン♪』
「な、何だ!?」
『異世界転移おめでとうございます。記念すべき異世界の初ガチャは…… なな、何と!? 驚異の100連続ガチャだよ~♪ さあ、ガチャマシンの前に段ボール箱セットするよ~♪ それじゃあ、100連続ガチャ…… スタ~ト♪』
「ちょっ!?」
ガチャマシンの前に大きめな段ボールが現れると…… ガチャマシンから色々なカプセルが飛び出した!
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『これが…… ラスト♪ 初回100連続ガチャは、これにて終了です。またの機会を、心からお待ちして下ります♪』
段ボール箱いっぱいのカプセルを残して、ガチャマシンが幻の様に消えた……
「あのガチャマシンは…… いったいなんなんだ……」
段ボール箱いっぱいのカプセルをよく見ると……
「色んな色のがあるな…… うん? 髑髏マーク…… トラップもありかよ……」
とりあえず、種類別に仕分ける事にした結果……
虹色カプセル×1
服?マークの金カプセル×1
服?と♀マークの金カプセル×1
食器?マークの金カプセル×1
剣?マークの銀カプセル×1
アクセサリー?マークの銀カプセル×2
服?と♂マークの銀カプセル×1
服?マークの銀カプセル×1
食器?マークの銀カプセル×1
盾?マークの銅カプセル×2
服?マークの銅カプセル×3
靴?と♂マークの銅カプセル×1
剣?マークの黄カプセル×1
十字マークの白カプセル×15
カード?マークの白カプセル×2
カード?マークの茶カプセル×1
カード?マークの赤カプセル×1
カード?マークの青カプセル×1
カード?マークのピンクカプセル×1
服?マークのピンクカプセル×6
髑髏?マークの黒カプセル×56
「半数以上が髑髏って…… 運0だからか?…… はぁ~…… とりあえずは、髑髏マークは後にして…… 何が出たのか確認だな」
とりあえず俺は…… 大丈夫そうな食器?マークの金カプセルを開いた。
「これは…… 無限調味料セットだと!? これがあれば…… この世界でも醤油で焼いた肉や味噌汁にカレーが食えるかも知れない…… さすがは金カプセルだな」
次に剣?マークの黄色カプセルを開ける……
「ナイフ?…… ちょっと長目で、刀身が厚い…… 剣鉈って言うヤツか?」
試しに振るって見ると……
「うん? 何だ? 変な感じが!?」
刀身がスパークして火花が飛んだ!
「デッドラインの電磁ナイフと…… 同じタイプ?」
雷系の魔法剣だった様だ。
次に剣?の銀カプセルも開けると……
「この形状は…… 銃か?」
ハンドガンの様な形状の物のグリップを掴むと……
「うっ!? これは…… 魔力銃?」
掴んだ手から何かが流れた感覚した後、魔力銃ついての知識が頭に浮かぶ……
「所有者認識機能で…… 知識と使い方が頭に浮かぶのか? なんか…… 便利だけど……(この世界は…… いろいろと便利な様だが…… 頭に知らない知識が浮かぶようになったりして……)頭が大丈夫か心配になるなぁ……」
ちょっと心配になったので…… 服?マークのカプセルを開ける事にした。
「銅は…… 黒と藍色のジーンズの様なズボンが二つとグレーのTシャツ…… 銀は、下着が上下セット×5…… 金のカプセルからは、ダークブラウンのフード付きロングコート……」
銅のは普通の衣服だったが…… 銀の下着セットには〝自動洗浄〟と〝サイズ調整〟の機能が付いていて、金のロングコートには〝偽装〟〝認識阻害〟〝気配隠蔽〟〝光学迷彩〟〝自動修復(中)〟が付いていた。
「ずいぶんと便利な下着だな。ロングコートは…… どこぞの暗殺者が欲しがりそうな性能だし……」
次に開けた十字マークの白カプセルからは…… 回復薬等の所謂ポーション系アイテムが出た。
「ファンタジー定番の魔法薬ってヤツに…… カード?マークの白カプセルは、回復魔法のスキルカード…… スキル!? このカードを使えば…… 回復魔法のスキルが獲得…… 出来るのか?」
とりあえず、回復魔法のスキルカードは2枚あるので…… 1枚を使用して見た。
「ステータス確認…… よし! スキルに回復魔法が増えた…… スキルカードは使えるな」
カプセルの色は、スキルの系統を示してる様だ。
「となると…… 問題は、〝これ〟だな……」
少し考えてから…… 俺は、マーク無しの虹色カプセルを開ける事にした……