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強襲!?


お久しぶりです。


悲しい事と体調不良が続きまして……


遅くなってすみません。


引き続き不定期更新ですが……


よろしくお願いします。




「これは……」


「ウィリアムさん、これって」


「完成していたんだな…… 俺もデータベースでしか知らないが、脱出ポットにも使える小型戦闘機だ」


カプセルから現れたのは、4メートルくらいの小型飛行機だった。


「操縦席は…… デッドラインのコックピットと同じくらいだな」


ジンが操縦席を調べると…… デッドラインのコックピットと同じくらいの広さの操縦席があった。


「普通の小型機と変わらない感じ…… か?」


「この状態では、普通の小型機よりもちょっと小さいくらいですが」


「こいつの真価は、他の機体と合体する機能が付いている事だ」


「形状も変形して、さらにコンパクトになりますからね」


「脱出ポットとしても優秀です。1人なら宇宙空間で約1月くらいなら生存が可能な設備が有ります」


「へぇ~、居住性もかなり高いのか?」


「これでも一応は、宇宙船のコックピットですからね」


「ふ~ん…… これ、デッドラインのコックピットにできないか?」


「「「「「えっ!?」」」」」


「ロボット兵器の操縦席にするのか…… 生還率が上がるなぁ」


「もともと脱出ポットですからね」


「俺のいた世界では、そう言った機能持ちのロボットの物語が結構多くてな…… できそうか?」


「変形した後は、コックピット部が突き出した感じだから…… 機体のコックピット部分をくり貫いて、背面から機体に合体するかたちかな?」


「ちょっと! 先ずは、合体分離の連結部とか調べないと」


「そうだよ。システムが全く違うかも知れないし」


「そうだね…… 見てみないとわからないよ」


チビッ子達は、初めてのパーツに慎重な意見が多かった。


「そうか…… とりあえず、調べてみてくれ」


「うん「「「わかった」」」」


チビッ子達は、脱出ポット機構の小型戦闘機を調べ始める。


「さて、ガチャに戻るか?」


調べ始めたチビッ子達以外のメンバーに、ジンが問いかけた瞬間……


格納庫内にサイレンが鳴り響いた!!!


「「「「「!?」」」」」


「どうした!?」


「マスター、正体不明の飛翔体が接近中…… 直撃コースです」


「防御バリア緊急展開!!」


激しい衝撃が艦体を揺らすと、ネネやチビッ子達の悲鳴と怒号が上がる。


「いったい何が……」


「正体不明の飛翔体がバリアを突き抜けて、艦体に貼り付こうとしている様です」


「あれは…… ゴーレムか!?」


球体状だった飛翔体は、その姿を首の無いゴリラの様な姿に変えと……


「バリアの耐久値が減少中…… 飛翔体の腕部が原因の様です」


「チィ、対障壁武装か!」


「後退を「新たな飛翔体が接近中」な!?」


「俺が貼り付いてる奴をやる。ウィリアム、飛翔体を頼む」


「わかった!」


「後部ハッチを開きます! そっちから出て下さい」


「「了解!」」


ジンとウィリアムが機体に飛び乗る!


「ウィリアム、魔導キャノンを持っていけよ」


『了解、飛翔体を射ち落としてやるよ!』


飛行形態のグランストームが車輪のロックを外して、後部ハッチの位置までスライドすると……


『後部ハッチを開きます』


『それじゃあ、お先に』


クレアの声と同時に開いた後部ハッチから、グランストームが滑り落ちる様に飛び出す。


「俺も出ぞ!」


落下していたグランストームが飛び立つのを確認し、ジンがデッドラインで飛び出した。


「アイツ…… 首無し機神と同型か?」


ドラグーンの障壁バリアに貼り付いていたのは、ジンがこの世界に来た時に交戦した…… 首の無い機神に酷似していた。


「あの腕…… 接近戦はヤバそうだな!」


ジンは、デッドラインのライフルを首無し発砲するが……


「チィ、重装甲かよ! 弾が弾かれる!?」


デッドラインのライフルから放たれる弾丸は…… 首無し機神の装甲に弾かれてしまう。


『バリアの耐久値がさらに減少…… バリアの一部が消失します』


首無し機神の腕部から伸びた魔物の鋭い爪の様な鉤爪が、ドラグーンの障壁バリアを切り裂いた!


ドッゴーン!!

「しまった!?」


バリアを切り裂いた首無し機神は、切り裂いたバリアの隙間から腹部を展開し…… ドラグーンを砲撃した。


「大丈夫か!?」


『左舷上部甲板にダメージ…… これは…… 艦に侵入者が!?』


「チィ、(さっきの砲弾か……)」


ジンがデッドラインのフライトユニットを加速させて……


「ちィ、きしょうがぁ!!」


首無し機神に突っ込む!


ギィィィガッシャン!!!

首無し機神の鉤爪が、ビックブラックスライムで強化されたデッドラインの胸部装甲を斬り付けて、コックピットが剥き出しになる。


「装甲に弾かれるなら…… こいつでどうだ?」


首無し機神の展開したままの腹部キャノンに、デッドラインのライフルの銃口を挿し込んで…… ジンが引き金を引いた。


首無し機神に腹部から亀裂が走ると…… 閃光が漏れ出す!?


「しまった! 自爆装」


首無し機神が爆砕した時に広がった閃光と爆煙が…… デッドラインごとジンを包み込んだ。



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