表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/35

火が燃える

ほらご覧

あの人が あの幸せで親切なあの人が

私の心に火を灯す


私の心は突然燃え上がって

それまで凍っていた心が突然溶け出して

それで私は嬉しくなる

有頂天になって

他の誰かにも火を灯したくなる


あの人が分けてくれた火

一度火が着いたら

そのままでは居られない

誰かにも火を分けなくては


そう思い付いて身悶える

誰でも良いのだ

火が燃えさえすれば

誰でも良い


誰でも私の恋人になり

誰でも私の父母になり

誰でも私の子供になる


これは火の作用だ

燃え盛る火だけが

この不可能を可能にするのだ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ