やはりステータスオープンだった
【名前】アルス
【種族】人族
【性別】男
【職業】テイマー
【体力】2/2
【魔力】2/2
【魔法】雷魔法Lv1
重力魔法Lv1
空間魔法Lv1
無属性魔法Lv1
【スキル】従魔使役
【加護】デマウスの加護
【メモ】タイトル:デマウスより
(種族があるってことはドワーフやエルフとかもいるのかな)
そんなことを考えながらアルスは自分のステータスを確認していく。
(体力と魔力が低いのは生まれたばかりだからか。魔力があるってことはこのアークという世界は魔法がある世界か。良いねぇ!)
「きゃっきゃっ」
ステータス欄にある魔力の項目を見つけたアルスは1人ではしゃぎ声を上げる。もちろん声帯機能はまだ発達してなくて声にはなっていない。
(俺が使える魔法はっと…雷魔法と重力魔法と空間魔法は強そうだな。重力魔法に至っては重力の概念があるのか知らんけど)
そうしてステータスの確認を続けるアルスは【スキル】の項目で目当てのものを見つける。
(【従魔使役】これがお願いしたテイマースキルだな。よく見たらLv10ってなんなんだよ。絶対これ高いよなぁ…
なんなんだよ!多分これ相当高いよな?)
アルスはアーク世界では魔法Lvの最高がLv10であることをもちろん知らないがその推測は正解だった。
(【加護】はデマウス様が付けてくれたんだな。あって損をするものではないだろうしありがたく受け取っておこう。」
そうしてステータスを閉じようとしたアルスは最後のおかしな項目に気付いた。
(【メモ】タイトル:デマウスよりってメールじゃないんだから…)
そんなことを考えながらデマウスのメモを確認しようとその項目にアルスが触れる。
「デマウスじゃ。これを見ているってことは無事転生出来たってことじゃのう。お前さんが希望した従魔使役にサービスで雷魔法に空間魔法と重力魔法もつけておいたぞ。能力の方に力を使ってしまったから貴族の子供に転生させることは出来なかったが力を上手く使いこなせれば貴族とかにもなれるじゃろう。
お前さんの新しい人生が良き物になるよう願っておるぞ。」
(デマウス様、サービスで色々付けてくれてありがとうございます)
アルスはこの世界に教会とかがあるならばいつか行って、デマウス様に感謝の気持ちを伝えようと思うのであった。