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さんぺーじめ
ふぅぅ…もうこれ、勝手に開くのに抵抗さえなくなってきましたよ。
家族のものだとしても勝手に見てはいけないってどこかの誰かさんが言ってた気がしますけどね。
だってこれ、もうすでにノートじゃなくて小説ですもん。
『…Who are they?』
「おい、待てよあいつらなに？」
『Umm...』
「むぅ。だれやろぉ」
『Oh! She's 1-C Yurika.』
「あーはいはいはい、1-Cのユリカちゃんじゃね？」
おお、ガヤまでちゃんとある教科書初めて見ましたよ。
騒がしいなぁ。
『Don't worry.』
「大丈夫、気にしないで。」
『OK...』
「え、えぇぇ…」
私にはこんな度胸ないですね。
男子寮とか絶対は入れませんもん。
『This is your room.』
「ここよ。今日からあなたが暮らす部屋。」
そう言って彼女は扉を開いた________って、ナレーションしたくなっちゃうじゃないですか、もう。
