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-84- 努力(どりょく)

 今まであった状態を、より以上いい状態にしよう! と心してやるのが努力どりょくと言われる行為だ。別に現状維持のままでいい場合もあるが、大よその場合は悪い状況にあり、逆転してそれ以上によくしようと改善かいぜんこころみる行為が多い。悪い通知簿を受け取った子供が冬休みで3学期こそっ! と、いい成績を目標に猛勉強をしたり、営業成績の悪かった社員が新規の顧客こきゃく開拓かいたくだっ! といい営業成績を目指めざして動き回る・・といった行為が努力と言われる。努力が足りないと当然、結果も出ない訳だから、現状維持~現状悪化の道を進むことになる。

「弱りましたな…」

 ご隠居が一人、盆栽を見ながら腕組みをし、悩んででつぶやいた。そこへ偶然、おとなりの主人が散歩から帰宅し、二人は、バッタリと垣根越しに出くわした。

「何がです?」

 お隣りの主人はいぶかしげにご隠居にたずねた。

「いや、なにね…。少し努力が足りなかったみたいでしてな」

「努力? と申されますと?」

 事情を隣の主人がくと、しばらく海外旅行をしている間に、盆栽の枝が伸び放題に伸び、樹形がまったく整わなくなった・・のだと言う。

「ははは…なんだ、そんなことでしたか。いいじゃないですか、枯れた訳じゃなし。これから努力で整えられればっ!」

「あっ! その手がありましたなっ! これからも努力をねっ! ははは…」

 努力とは、逆転してあっけなく解決する話題なのである。


                   完

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