表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セクシャルハラスメント  作者: イチゴミルクボーイ
6/12

キミのコエ


ー走ったー


ーすごく、走ったー


「鷹志さん!」

大声で言った……


職場はざわざわとざわつく


「ごめんなさい!!!」

金子鷹志は大声で言った……


「あの人……絶対に来るんで……許してください……」


と言った後ふりむいて


こっちに歩いてきて耳元で「よく来たな!」と言った後

無理やり手を引っ張った


「すみませんでした!!!」

鷹志さんは頭を無理やり抑え一緒に謝ってくれた


「二度目はないからな……」

と上司は呆れた声を放った。


たぶん……それは俺が泣いてたからだろう……


ー聞けないーと思った……


二度とこの声をー聞こえないーと思ったから泣いていた


……と思う


二日間分の仕事に取り掛かる前に言いたかった言葉を言った


「鷹志さん……」

体が暑い……頬が真っ赤になってる……『鷹志さん』の顔が見れない……

「ごめ、ん……なさ、い……ありがと……ござい……まし、た」

泣きそうな顔をスーツの袖で拭いて……言った

「大丈夫か?」

頭に手を置いて笑顔で言った。


そう言われた瞬間、嗚咽しそうなぐらい涙が出そうになった


ーはいー


心の底から苦しかったのに『好き』が心の中でいっぱいになり頷いた

一歩一歩、自分のデスクに戻る


そして、パソコンの電源を入れて『フゥーハァー』と大きな深呼吸をして……


ーよし!頑張るぞ!ー


と思った


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ