表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セクシャルハラスメント  作者: イチゴミルクボーイ
5/12

過去のキズ



「…………優斗さん」


『ボソッ』とパソコンの画面を見て言った




ー大学一年の時ー


高校二年生の弟がいた……


いつも遊んでた


高校二年の金子雪斗、高校三年の筒井優斗、高校三年生の小坂結実


三人で遊ぶようになった


出会った気かっけは弟の友達だからと理由だ


そして、弟は……


ー殺されたー


みんな、泣いてる。葬式に筒井優斗、幼馴染みだった小坂結実、一番仲良かった金子雪斗、その兄の金子鷹志……他には記憶がない……


ーその次の2日後ー


小さな声が聞こえてきた

「死んでよかった……あいつがいるから『萌笑』は選ばれなかった……あんなやつ死ねばいいんだよ」


と聞こえた時に殴った……


「次に殴ったら警察呼ぶよ?」

慌てて声を荒らげた

「だ、だって……」


にやりと笑った。心を見透かすみたいに言った


ーあんた、気持ち悪いー


「証拠は!……証拠はあるの?」

言われた言葉に虚しく答えた


「……ない」


目でわかった。『殺した』と『あんた、気持ち悪い』と思ってるってことを……


その後は弟を忘れるようにして一緒に卒業していった


鷹志さんと一緒の学校に行って忘れてた人が目の前に現れた。


小坂結実


そして、告白されて……


……答えた。



「俺も……」



ー筒井優斗部屋の中ー


「…………電話、切ってたけ?どうせ、もう、クビだなぁ」

電源を入れると『プルルルル』と部屋中に鳴り響いた。



ー金子鷹志ー


「へ?なんで、鷹志さんが……」


内心『これで鷹志さんの声が聞ける』って思ってしまった。


震える声で「はい……な、なん…でしょ、う」と聞こえた


「『なんでしょう』じゃねぇよ!」

と怒鳴り声が聞こえ泣きそうになったが泣く前に

「どうした?とにかく、来い」


電話を切った後に『あの暖かい優しい声が……また、聞こえる』と思って怒られたその声に泣いてしまった


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ