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週末は異世界で~俺的伝説の作り方~  作者: 三毛猫
閑話「ひみつのはなし」
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「ひみつのはなし」

 思いつきだけでだらだらと書いているものですから、どんどんと登場人物が増えてきてまして。ここらで一回まとめ的に、ぐだぐだ登場人物紹介のような物を書いてみようかと思います。

 「ひみつのはなし」と題していますので、裏設定的なものもちらほらといくつか語ると思いますが、基本的にネタバレはない予定です。……というか先の方なんてまだ考えてないしっ?

 「くっだらねぇ設定とかつまんないもの読ますな」「作者の自慰行為なんかに付き合ってんねーよっ!」と言う方はこのページを華麗にスルーしてくださいませ。

 また本編でないことをいいことに登場人物がメタ視点で好き放題に語るため、割と世界観が崩壊していますので予めご了承ください。もっとも、もともとぐっちゃぐちゃな気もしますが。


 以上の注意書きをご覧になった上で、お暇な方だけお付き合い下さいませ。

三毛猫「こんにちわ。もしかしたらこんばんわ。このお話を書いてる人です」

 太郎「えーっと、こんにちは。あるいはこんばんは。一応このお話の主人公の鈴里太郎です」

三毛猫「通称ろりたろう君です」

 太郎「誰がだっ?! 本編で一度もそんな呼ばれ方してねーぞっ?」

 ルラ「おにいちゃんのことなのー?」

 レラ「ろりたろうだと、おにいちゃんがろりっこみたいなのー」

三毛猫「ちなみにここで三毛猫として語っているわたしは、作中の三池寧子さんが掲示板で使用している”通りすがりの三毛猫”のことではありませんのでご注意ください~」

 太郎「ややこしいな」

三毛猫「以上、作者の三毛猫、主人公の太郎くん、ちみっこ女神ズの基本四人でだらだら語る感じで参ります~」

 太郎「登場人物紹介なんて、メモ風にすればいいのに。なんでこんな座談会風味なんだ?」

三毛猫「わたし自身が、設定だけ書かれてる類の登場人物紹介とかって読み飛ばす方なんですよねー。書くのにすっごい手間隙かかるのわかるだけに、どうせなら読み物としてちょっとでも楽しんでいただける方がいいかなーと」

 ルラ「(ひそひそ)……きっとほんとはただじぶんが書きたかっただけなの」

 レラ「(ひそひそ)……さくしゃのひと、じぶんがたりが好き過ぎなの」

 太郎「ちみっこどもー、内緒話は聞こえないようにやろうな?」

三毛猫「ではまあ、こんな感じでだらだらと。登場人物紹介、はじめま~す!」

 ルラ「はじまるのー」

 レラ「はじめるのー」






鈴里すずさと太郎たろう

 このお話の主人公。二十四歳。男性。掲示板では週末勇者と名乗ることも。IT系の会社員。なんちゃってプログラマー。

 四年制の大学を卒業後、就職し現在社会人二年目。学生の時分にはそれなりに夢を見てちょっと黒歴史っぽい過去があったりもしたが、そろそろ現実というものを知って真面目に生きている。

 もっともゲームやアニメ、小説・マンガの類は今でも大好きである。

 下に高校一年生の弟と中学三年の妹が居る。割と歳が離れているため、小さいころより何かと弟妹の面倒を見ておりちみっこの相手はお手の物。長男気質というか、割とまわりの面倒を見る方。

 ある日出勤途中の電車の中で双子のちみっこ女神に出会い、異世界へ行くことになった。

 ちみっこ女神調べによると「貧乳」「めがね」「ぽにーてーる」が好みらしい。

 ついでにねこみみスキー。犬耳とか狐耳とかうさみみよりなによりねこみみが一番。



三毛猫「はい、というわけでまずは太郎くんです」

 太郎「……意外に褒められてる?」

三毛猫「一応主人公だしねー」

 ルラ「おにいちゃんは、おにいちゃんなのー」

 レラ「おにいちゃんおぶおにいちゃんなのー」

 太郎「わけわからん。あ。あと、人の性癖をこんなところで書かないでくれ作者の人」

三毛猫「本編中で書かれてることだからいーじゃない。あ、あと太郎くんは今の所幼女に興味はないけれど、中学生以上でちょっと意識する、高校生以上は恋愛対象になるですよ。比較的近しい人で条件みたすのは寧子さん、ロア、真白ちゃんくらいかなー」

 ルラ「いつか、おにいちゃんをろりにころばせるの」

 レラ「しょうがくせいはさいこうだぜー!なの」

 太郎「……いやおまえらな」

三毛猫「ロリの魔の手が主人公に迫るっ?!」

 太郎「いや迫ってないから」






■ルラ

 通称、洋風幼女。銀髪、紅目。見た目は九歳くらい。実年齢は不明。髪は短め。ふわふわしたピアノの発表会にでも着ていくようなドレスを着ている。服以外の容姿はレラとそっくり。

 ちみっこ女神ズのろり一号。創世の女神。料理が得意。

 能天気に語尾に「~なの」で話す場合と、「~ね」で話す場合があり、後者の場合が素に近い。

 本編中で特に明記がない場合、ルラが先に発言している場合が多い。

 母親である三池寧子の指示によりレラと二人で作った異世界の勇者を選んだ。ちなみに異世界構築においては主に世界観の構築を行っている。

 実は三池みいけ瑠奈るなという名前で日本の戸籍もある。


■レラ

 通称、和風幼女。銀髪、紅目。見た目は九歳くらい。実年齢は不明。髪は短め。和服に似ているが帯のところが謎構造のアニメでよくあるタイプのへんてこりんな服を着ている。服以外の容姿はルラとそっくり。

 ちみっこ女神ズのろりニ号。創世の女神。掃除洗濯などの家事が得意。

 能天気に語尾に「~なの」で話す場合と、「~わ」で話す場合があり、後者の場合が素に近い。

 続けてレラだけが腹黒なセリフを吐くことが多いが、実は中身はルラレラとも大して変わらない。

 異世界構築においては主にシステム面の設計を行っている。

 実は三池みいけ玲奈れなという名前で日本の戸籍もある。



三毛猫「続けてちみっこ女神ズのおふたりをまとめてご紹介です」

 太郎「こぴぺって修正しただけみたいだな」

三毛猫「手抜きですよー。どうせ大した違いはありませんしー」

 太郎「そういやルラレラってどっちが姉なんだ? 本編中では確か、はぐらかされちゃったが」

 ルラ「あるふぁにしておめがなのー」

 レラ「あねにしていもうとなのー」

三毛猫「……ということらしいですよ?」

 太郎「なんで作者が疑問形なんだっ?」

三毛猫「……いや、そもそも第一話のぷろろーぐ書き始めた時点では双子じゃなかったんですよね。登場シーンでなぜか双子になっていたってゆーか。書いてみたら双子だったというか?」

 太郎「適当すぎじゃないか?」

三毛猫「このお話は、悪ノリと思いつきで書かれています(断言)」






三池みいけ寧子ねいこ

 通称ねいこちゃん。女神としての名前はララ。作中における現実世界(太郎が居る世界)を創った神様のひとり。ちなみにもう一人は寧子の姉、女神サラであるが、既に引退して世界の運営には関わっていない。現在は寧子が一人で世界を切り盛りしている。

 娘のちみっこ女神たちと異なり、黒目黒髪のまんま日本人顔。丸いめがねをかけている。髪は短め。

 天然アッパー系で語尾に「っ!」がよくつく喋り方をする。

 ゲームやアニメ、マンガの類が大好きでかなり影響を受けている。

 ちみっこ女神は寧子が女神ぱうわぁで生み出したもので、直接的な血のつながりはない。

 何度かつまらない理由で世界を滅ぼそうとしたことがある駄女神。

 いずれはルラレラの異世界を一般公開することを目論んでおり、そのためのテストケースとしてちみっこ女神に勇者を選ばせた。

 寧子としての実体は仮想体アバターであり、本来の体ではない。中の人の情報は不明。


三毛猫「ねいこさんでーす」

 寧子「はろはろ~! ねいこちゃんどぇ~っす!」

 太郎「……いや本人来るんかい」

三毛猫「そりゃ来るでしょう? 本人不在で語るのはアレですし」

 太郎「まぁ、そうかもしれないが」

 寧子「んふふ。たろー君、あいらっびゅーん?」

 太郎「って、いきなり抱きつかんでください!」

三毛猫「寧子さんは勝手に動くから楽でいいですねぇ」

 ルラ「まま、らぶらぶなのー」

 レラ「ママ、らびゅーんなのー」

三毛猫「ちなみに、三池寧子という名前は、みいけねいこ、みーけねーこで三毛猫から転じた名前、もしくは良い三毛猫のアナグラムだったりするわけですが、作者のわたしはこんな能天気アッパー系ではありません。作者の自己投影が多少なりともないとは言えませんが、わたしはこんな性格ではありませんので勘違いしないでくださいねー」

 寧子「ううー、あたしを創った神さまのくせにひどいよ、みけねこちゃんっ?! あたしがあーぱーみたいに言わないでほしいなっ!」

三毛猫「あーぱーじゃなくてじゃなくてアッパーなんですけど。あ、わたしが最上位の神さまって、そういう考えもありなのですね」

 寧子「セカイツクールのセカイって、無限の縦構造だしねっ! 創った世界の人物がさらに世界を創って、さらにその世界の人物が~ってどこまでも下に行っちゃう構造だから」

 太郎「へぇー」

三毛猫「ついでにちょっと語っちゃうと、わたしの中にセカイツクール世界シリーズとでも言うべき作品群がありまして。”週末は異世界で~”はその作品群の中のひとつという位置づけなのですね」

 寧子「ちなみにあたしはまだ書かれていないお話の登場人物だったりするのだよーっ!」

 太郎「……書かれていないって、オイ」

三毛猫「”あたし神さまだけどなんか質問とかある?(仮)”というタイトルのお話に出てくる予定の神さまなんですね、寧子さん。本編中の閑話で女勇者候補生の雪風真白ちゃんと掲示板でイザコザがあったとか、その辺りの話です」

 太郎「聞きたいような聞きたくないような……」

三毛猫「書いてない話については語んないですよ~。あとこのお話には他にもよそのお話から出張してきてるキャラがちらほらいますので」






■みぃちゃん

 本名ミィ・ミ・リュン・ディ・リュクス。通称ねこみみさん。ろり三号。

 ミィ・ミ・リュン・ディ・リュクスは、ルラレラの異世界とは別の異世界である、セラ世界においての獣族の命名規則にそった名前。

 見た目は十ニ歳の少女。一見、小学校高学年くらいだが実年齢は不詳。

 栗色の髪、瞳の色は黒。ねこみみだけれどしっぽは無い。やや舌足らずにですます調の口調で喋る。

 非常に警戒心が強く、特に純粋な人間種族に対してなにやら思うところがあるようだ。

 セラ世界からロアと共に、ある目的を果たすためにルラレラ世界にやってきた。たまたま異世界転移直後にお腹の調子が悪くなり、弱っている所を太郎に付け込まれて、最終的にお持ち帰りされてしまった。

 警戒心の強さから最初は太郎に対し一定の線を引いていたが、最近はどうもごろごろにゃんな感じになってきている。


三毛猫「けもけもです。もふもふです(なでなで)」

 みぃ「……作者のひとは相変わらずなのです」

 太郎「あれ、前にもなんかあったのか?」

三毛猫「みぃちゃんは、拙著”母をたずねて三千年”に登場しているキャラでして。向うの登場人物紹介とかでもなでなでしたんですよね。えへへ」

 太郎「……俺がねこみみ好きなのって、絶対、作者の人の影響うけてるよな?」

三毛猫「ですねぇ。一人称で書くときにはどうしても語り手になりきっちゃいますからね。わりと性癖だだ漏れだったりするかも」

 ルラ「じゃあ、ろりこんなのー?」

 レラ「きっと、ろりこんなのー」

三毛猫「……ちっちゃくてかわいいものはだいすきですよー?」

 太郎「語るに落ちてるな」

三毛猫「あ、ご注意なのですが。拙著”母をたずねて三千年”を先に読まれている方はいいのですが、今現在”週末は異世界で~”しか読まれていない方は、”母をたずねて三千年”を読むといくつかみぃちゃんに関してネタバレ的なことが書かれていますのでお気をつけください」

 太郎「なんかあるのか?」

三毛猫「種族とかレベルがバグ表示されてたのと関係ありですよー。あとルラレラ世界に来た目的とか」

 みぃ「……」

三毛猫「逆に既に”三千年~”を読んで下さった方は、”週末は~”の本編中でみぃちゃんのいくつかの謎行動にもしかしたらと思える仕掛けがありますので」

 太郎「……みぃちゃんなんか変なことしてたか?」

 ルラ「おにいちゃん、きづいてないのー」

 レラ「そゆとこもまたおにいちゃんなのー」

三毛猫「具体的には要所要所で、みぃちゃんが太郎くんのおてて握ったままなところですねー。それ以上はここでは語らないです」




■ロア

 はぐれ女神。女神としての名前はロラ。ロナというやや異なる姿の仮想体アバターも持つ。割と最強な人。破壊神ロアと呼ばれることも。

 見た目はだいたい十八~二十歳手前くらい。黒髪、黒目ではあるがアジア系というよりは東欧系の整った顔立ち。髪はゆるく後ろで三つ編みにしている。

 光の鎧と剣を装備し、一見剣士ではあるが実は魔法に特化している。手加減が苦手なため、下手に攻撃魔法を放つと大陸がすっとぶ。剣と鎧を装備しているのは、強力すぎて攻撃魔法が使えないためであるらしい。ちなみにロナの仮想体の場合は剣士として特化した形態になる。

 ときどき抜けているが、必要とあればどこまでも冷徹になれる人。

 とある目的を果たすために、みぃと一緒にセラ世界からルラレラ世界にやってきた。

 その後ルラレラと協定を結び、太郎の修行をすることになった。

 ロアとしての言動は中の人に一番近いが、ロア自身は仮想体アバターであり中の人の実体ではない。中の人は、寧子と同じかもっと上のセカイの人間であるようだ。中の人は自身でセカイを創れるだけの力を持ちながら、専ら他人の作った異世界を遊ぶことを趣味としており、様々な仮想体アバターを駆使して冒険を続けているようだ。


三毛猫「ロアさんです。なんというか、存在そのものが”三千年~”のネタバレキャラです」

 太郎「あ、みぃちゃんと一緒に来たってことは、ロアさんも”母をたずねて三千年”とやらの登場人物なんだよな?」

三毛猫「……実はまだ出てないんですね、ロアさんは。出る予定のキャラではありますが」

 太郎「作者の人、そういうの多いな……」

三毛猫「補足しておくと、ロアさんの別形態であるロナさんが”三千年~”の主人公やってます」

 太郎「あ、ちょっと若い方だな」

 ロア「まるであたしが若くないみたいな言い方は……。タロー、ちょっとこっちに来なさい」

 太郎「え、わ、あ、ロアさん?」

 ルラ「おんなのひとに、としのはなしはしちゃだめなのー」

 レラ「もちろんわたしたちにもしちゃだめなのー」

三毛猫「太郎くんが連行されちゃった。まぁすぐに戻ってくるでしょう。話を戻しますと、ロアさんはもともと別のお話の主人公であった分、かなりぶっ壊れ性能です。なので今後あまり太郎くんには絡んでこなくなるかもしれません」






■破魔の剣ソディア

 破魔の剣。魔シリーズのアーティファクトのひとつ。柄に細やかな装飾の施された細身の銀の長剣。形状としては片手でも両手でも使える、バスタードソードと呼ばれるタイプ。

 アーティファクトの能力としては、あらゆる魔法的防御を無視して空間ごと対象を切り裂く次元断など、剣だけに斬ることに特化した性能を持つ。ルラレラ世界においては25%の致死攻撃クリティカルヒット能力を持つ。

 人間形態をとることも出来、この場合、腰まで届く銀の髪、蒼い双眸、青い飾り気のないドレスを着た、凛とした佇まいの二十歳過ぎの女性の姿をとる。この場合、剣姫けんきソディアと呼ばれることも。やや古風な言葉使いをする。

 所有者はロア。現在は剣の修行をさせるために、太郎に貸し出されている。

 戦闘シーン以外では出番の少ない、ちょっとかわいそうな人。


三毛猫「剣のひとです。この人も”三千年~”のキャラですね」

 太郎「すごい剣なんだけど、俺全然使いこなせなくて、申し訳ないんだよな」

三毛猫「修行あるのみですよー。この世界、熟練度システム的なスキル制ですので、剣を振れば振るほど強くなる……かもしれません」

 太郎「かも、なんかいっ! 断言してくれよ」

 ルラ「おにいちゃん、がんばるのー」

 レラ「がんばれなのー」

三毛猫「実はシリーズ武具のひとつで、あと抗魔の鎧・鎧姫がいきメルディア、吸魔の兜・兜姫とうきエルディア、氷魔の小手(左)・氷姫ひょうきメディア、炎魔の小手(右)・炎姫えんきナディア、星駆の具足・星姫せいきルルディア/リルディアなんてのも、ロアさんのポーチの中に入っていたりします」

 太郎「いっぱいいるんだな」

三毛猫「初っ端からキャラ増やしすぎるのもあれだなーって、ソディアさんだけ出したんですけどね。いずれ出す予定でしたけれど、いまのところ出番はなさげかなー。あ、ちなみにロアさんが草原で少人数なら移動手段がある、とか言っていたのは星駆の具足の能力です」






■女勇者候補生

 本名、雪風ゆきかぜ真白ましろ。高校二年生、十七歳。女性。黒髪ロング。

 一見、凛とした和風美人に見えるが、中身はけっこうオタク。掲示板等で勇者候補生と名乗り、割と暴れまわっている。ゲームやアニメの類が好きで、剣と魔法の世界に召喚されるのを夢見ていた、ちょっと危ない女の子。

 洋風女神フィラに選ばれ、セラ世界を冒険することになった。


■男勇者候補生

 本名、雪風ゆきかぜ真人まさと。高校一年生、十六歳。男性。

 一見、ぼんやりとした柔らかい感じの男の子。人当たりのよい草食系男子。姉の真白と同様にゲームやアニメの類が好きだが、そこまで入れ込んでもいない。

 和風女神ティラに勇者として選ばれ、セラ世界を冒険することになった。

 スライムに喰われ、イモムシに燃やされ、と割とひどい目にあっている。


三毛猫「一話のあとの閑話で正式に出てきた、勇者候補生のおふたりです。設定的にはこのふたりは、まだ書いていない”あたし神さまだけどなんか質問とかある?(仮)”において、寧子さんと掲示板でやりあったりしたのです。寧子さんと関係があったので、セラ世界から勇者募集された時に、こいつら連れてってと紹介された感じですね」

 太郎「へぇー。俺の場合は完全にランダムなんだよな?」

 ルラ「ん、条件はしていしたの」

 レラ「完全にランダムではないの」

 太郎「どういう条件か気になるな」

 ルラ「ないしょなの」

 レラ「ひみつなの」

三毛猫「あと、実を言うと第一話の途中まで勇者候補生って、太郎くんのつもりで書いてたんですよねー。掲示板形式と本編との投稿タイミングズレとかの関係で、なんかおかしくなってきたところでふと思いつきまして」 太郎「おい」

三毛猫「思いつくと後付でいろいろつじつま合っちゃうのがおもしろいところ。第一話掲示板その2だったかな、一箇所だけ勇者候補生側の女神を双子と書いてる部分があって、そこだけ後からこっそり修正しました」

 太郎「セカイが書き換えられたのか……」

三毛猫「一番最後に思いついた設定で、前のが全部上書きされちゃうかんじなのですよー」






■和風女神ティラ/■洋風女神フィラ

 セラ世界から勇者を選びにやってきた機械女神たち。二人とも銀髪、紅目。ティラは髪が短め、フィラは長め。姉妹くらいには似ているが、ルラレラほどそっくりではない。

 セラ世界の女神、白神リラによって製作された次代の女神候補。セラ世界に従属する存在であり、ルラレラ世界の創世神であるルラレラとは女神としての次元が異なる。

 セラ世界には現在創世の女神が存在しないため、将来的に管理者権限を行使できる存在として成長されることを期待されている。

 ティアは真人を、フィラは真白を勇者として選んだ。


三毛猫「勇者候補生のところのちみっこ女神ちゃんたちです」

 ルラ「なのー」

 レラ「なのー」

 太郎「お前らと服とかよく似てるよな。なんか関係あるのか?」

三毛猫「いえ、勇者候補生のところで述べたように、元々はルラレラの想定で書かれていましたので服がそっくりなんですね。突然思いついてでっち上げた設定なので、まだまだスカスカだったりします」

 太郎「あと、女神の次元が違うとか、どういうことだ?」

三毛猫「ルラとレラは、もともとルラレラ世界の外の存在ですが、ティラとフィラはセラ世界において、セラ世界の中で生み出された女神なのですね。つまり、ルラレラとルラレラ世界の関係は、小説の作者が作品を好き勝手に書き換えられるようなもので、それに対してティラとフィラは小説の中の登場人物みたいなかんじでしょうか。なので創世神であるルラやレラと違って、世界を巻き戻したりとか作り変えたりするようなメチャクチャな力はもっていません」

 太郎「ふーん……。あれ、じゃ勇者候補生たちって死んだらどうやって巻き戻ってるんだ? ログインとか死んだ時の基本仕様はルラレラ世界と同じなんだよな?」

三毛猫「……さあ?」

 太郎「おい」

三毛猫「寧子さんがきっと、何かうまいことやってるに違いないです!」

 太郎「あ、こいつ設定考えるの放棄しやがった」






■ねこみみたん

 本名、ニャア・ミャ・クラウ・ティット・リンクス。毛並みの黒い猫タイプの獣族。

 小柄で小学校高学年くらいの見た目であるが、実は十六歳。獣族ではすでに大人として扱われる年齢。

 純粋な獣族であるため、猫の姿と人の姿に変身出来る。

 猫の姿でお腹が痛くてうずくまっていた所を、真白に正露丸で救われてお持ち帰りされた。


三毛猫「勇者候補生のところの、ねこみみちゃん、あるいはねこみみたんです」

 太郎「みぃちゃんと違ってしっぽあるんだよな、この子」

三毛猫「普通の獣族ですからね。あ、ただし微妙に設定違う所があって、”三千年~”の獣族は本来、獣の姿になっても体の大きさは変わらないので、猫系だとトラとかピューマみたいな感じになるのですが、ねこみみたんは普通の家猫サイズに変身します。質量とかどこに出入りしているのか不明です」

 太郎「……そういうのばっかりだな」






■リーア

 本名、トリストリーア。十二歳の少女。飛沫族スプラッシュ。緑の髪、蒼い瞳。

 水中を泳ぐ際には、通常のまぶたのさらに下に透明なもうひとつのまぶたを閉じる。このまぶたが光を虹色に反射するため、水中の飛沫族は虹色の瞳に見える。

 ちょっと変わった独自の思考をするところがあり、意思の疎通は可能だが微妙に認識が違う場合がある。

 話せないわけではないが、何か理由があって言葉を話さず、主に紙やホワイトボードなどに文字を書いて筆談する。

 川で魚を取っていたところ突然初潮が始まり、腹痛でパニックになり溺れかけていたところを太郎に捕まった。

 これまで命を食べて生きてきた以上、捕まった太郎に食べられることを望んでおり、最終的に太郎にごまかされて愛玩動物ひじょうしょくという扱いで落ち着いた。


三毛猫「リーアです。にんぎょさんです」

リーア「――♪」

 太郎「よしよし(なでなで)。ところでなんでリーアは言葉話さないんだ?」

三毛猫「地上に上がるために声を失った人魚姫の伝統ですかねぇ。というのはおいといて。閑話でちょっと話でましたが、リーアの声と言葉にはちょっと特殊な力がありまして、昔ちょっとやらかしたせいでリーアは話すことを恐れているのです」

 太郎「なるほど。トラウマ的なものなのかな」

三毛猫「どうでしょう?」






■まおちゃん

 本名、結真桜理。中学二年生、十四歳の少女。掲示板では魔王ちゃん、勇者まおちゃんと名乗ることも。

 弓道少女。長めの髪を後ろでポニーテールにしていることが多い。普段はコンタクトレンズをしているが時折めがねをかけていることもある。

 小学校、中学校と女子校のためあまり男性との接点がなく、男性と話すのが非常に苦手。掲示板やメールなど文字を介する場合には普通に話すことができる。

 スポーツをやっているがインドアな趣味も多く、異世界モノと呼ばれる類のアニメや小説の類が大好物。一人でそういった創作などをやっているが、まだ誰かに見せたことはない。

 ある日突然かかってきた電話で、セラ世界の魔王として選ばれた。

 その後手違いでルラレラ世界に迷い込み、太郎たちと出会い、ルラレラ世界の勇者としても認定される。

 魔王としてのチート能力を授かっていて、勝負して勝った相手を仲間にすることが出来る。

 現在のお供はスライムのすらりんちゃんと、ドラゴンのりあちゃん。


三毛猫「まおちゃんです。この子わりと好きですね。書いてて楽しいので」

 太郎「しかし、なんでまおちゃん、って”まお”なんだ? おーりとかでもいい気ががするんだが」

 まお「(あわあわ)――!」

三毛猫「なんか、オウリって響きが男の名前っぽくてイヤらしいですよ? 少女マンガとかで出てきそうな名前ですしね。なので真ん中の二文字でまおちゃん、って友達とかには呼ばせてるそうです。理桜りおなら女の子っぽくてよかったのになーって思ってるそうです」

 ルラ「それはあとづけせっていなのー」

 レラ「魔王ちゃんってなまえから、まおちゃんって勘違いさせるためにつけただけなのー」

三毛猫「しーっ! 言っちゃだめです。あと、今後の予定に関わるので詳しくは書きませんが、今のような形ではありませんが、このお話を書き始めた当初から最終的に魔王が現れる予定でした。思いつきで魔王だしちゃったので今後の扱いがあわあわしてます」

 太郎「ロアさんとかあやしいな……。ラスボスだったりするんじゃね?」

三毛猫「あの人は破壊神なのでー。てゆーか勝つの㍉」





■すらちゃん

 本名すらりんちゃん。スライム(ゲロっぽいスライムで略してゲロイムともよばれる)。

 まおちゃんの姿をコピーしているため、最初はまおちゃんとまったく同じ姿だったが、掲示板の書き込みでもう少し幼く、といわれて現在は十歳程度の見た目になっている。

 まおちゃん、魔物を仲間にする能力により自我を得た。その時点でのまおちゃんの知識と記憶を全て持ち、なおかつ自身がスライムであるという自覚を持つため、やや精神が不安定なところがある。


三毛猫「すらちゃんです。閑話で大暴走してましたね」

 太郎「……あんたが書いたんだろう?」

三毛猫「エロイム万歳? 太郎くん、まんざらでもなかったでしょう?」

 すら「だれがエロイムですか。人聞きの悪い」

三毛猫「えー、えっちぃことしてたじゃない? まぁ、事情があったのは確かですけどね」

 すら「……」

三毛猫「閑話じゃ書きませんでしたけれど、誰に頼ることも出来ない異世界でどうせ人間とは違うのだし身体売って生活するのも……、なんて考えた悩んだ末の暴走なんですよね。せめて最初は多少なりとも知っている太郎くんに、って。詳しくやると十八禁になっちゃいそうなので酔っ払ったことにして、さらっとすっとばしましたが」

 太郎「むむむ? ハーブとやらのせいじゃなかったのか?」

 すら「そういうお仕事が酒場でできるかな、って思ったことは否定しませんが……」






■りあちゃん

 本名リア・ティーグ。竜族の少女。長い黒髪をポニーテールにしている。

 見た目は十歳を少し越えた辺りだが、実年齢は二十越え。ただし竜族としては見た目どおり幼女といってもいい年齢である。

 自身の魔力で作った武具を装備していて、いつでも自分の意思で着脱可能。現在は胸鎧と腰に剣程度の軽装だが、フルプレートの全身鎧タイプもあり。

 物語に描かれる、英雄や冒険者というものに憧れて田舎から出てきたが、実際の冒険者とのギャップにショックを受け、アンチ冒険者に。

 酒場での依頼をこなすうちに、闇神メラの神殿に関わるようになり、神殿騎士となった。

 迷い込んできたまおちゃんを勇者と思い、従者に志願した。

 頭の固い所と、微妙に自尊心が高い所があるが、音は素直なよい子である。


三毛猫「りあちゃんです。イメージは頑固な女騎士(ただし見た目は幼女)」

 太郎「ドラゴンってことは、竜にも変身できるんだろ?」

三毛猫「ええ。でも酒場でちびどら、って呼ばれてましたよね。どんな姿かは推して知るべしというやつです」 太郎「……ちっちゃいのか」

 りあ「ち、ちゃっちゃいってゆーなっ! これでも私はオトナなのだぞ?」

 太郎「ああ、よしよし(なでなで)」

 ルラ「どらごんだぞーなのー」

 レラ「ひをふくぞーなのー」

 りあ「ううう。女神様方まで私をからかうのですか……」





■闇神メラ

 ルラレラ世界の世界神。主に夜と死者の世界を管理する、システム上の神。

 神社の巫女といわれてすぐ想像できるような緋袴と白い着物の上に、真っ黒な貫頭衣のようなものを着けている。銀髪、紅目。二十歳を過ぎたくらいの女性に見える。

 ちみっこ女神よりよっぽど神さまらしくみえる。

 ルラレラ世界に存在するのはユーザーインターフェースとしての端末であり、実体はシステム上に存在する。

三毛猫「いまのはメラゾーマではない。メラだ」

 太郎「小ネタはいいから」

三毛猫「いえ、出番も少なかったですし、あまり語ることもないので。あ、メラさんは草原の東の方の街にいましたけれど、西の方の街には光神ミラさんという方がいます。今後出てくるかは不明ですが」






■おおかみみさん

 本名不明。犬系、オオカミの獣族。三十手前くらい、左目に傷がある大柄な男性。

 東の酒場のマスターをしていて、個人的な依頼ごとのとりまとめをしている。

 酒場の料理もほぼひとりで担当している。


■くろねこさん

 本名クローネ。黒い毛並みのねこみみ少女。十代後半くらい。

 酒場の給仕をしている。リアと仲がよかったらしい。

 忍者のような身のこなし。実は結構な実力者?


■うさみみさん

 本名不明。白いうさぎ少女。十代後半くらいに見える。

 酒場の給仕をしている。



三毛猫「酒場の面々ですー」

 太郎「設定うっす」

三毛猫「割とその場ででっち上げたので、あんまり煮詰まってないんですよねー。太郎くんが依頼をガンガンこなせるようになったら、いろいろ設定でてくるかもね」






■冥族の少女

 名称未定。九歳ほどの少女に見えるが、実年齢は三十を超えている。冥族ヴァラ

 割と偉そうな口調で喋り、実際割りと偉い。東の街の領主。未亡人。

 幼いころに病気で死に掛け、冥族としての血に目覚め、それ以来、定期的に他人の精気を必要としている。


三毛猫「依頼の内容考えてたらふと出てきた人。この人のせいで、閑話が大幅に膨れ上がったといっても過言ではないです」

 太郎「また思いつきなのか……」

三毛猫「まだ名称未定なのですが、シルヴィスティア・サークリングスにしようかなーとなんとなく思っています。なので今居る東の街の名前はサークリングスになる、かも?」

 太郎「ゲストキャラっていうか、閑話だけじゃなかったのか?」

三毛猫「今構想中の第三話で、もしかしたら一時的にパーティメンバーに加わる、かも?」

 ルラ「(やっぱりあの時殺しとくべきだったの……)」

 レラ「(あの子はちょっと強敵なの)」

 太郎「ん……なんか今黒い気配が?」






■ナビ

 デフォルトの名称は奈美なび恵太けいた。セカイツクールの案内用AI。

 三百からなる質問で、使用者の性格や性癖を調べて、好かれる容姿、性格で生成される。

 太郎の解答により生まれたナビゲーターは、なぜか男ののような姿だった。


三毛猫「ナビちゃんです。大元のセカイツクールの設定にそって、出てきました。RPGツークールの超進化版みたいな形で、AIと一緒に世界を創っていく、というのが大元のセカイツクールのお話なのです」

 太郎「で、なんで男か女かよくわからない格好なんだ……?」

三毛猫「なんとなくでーす。幼女ばかり増えるのもアレなので」

 太郎「で、本当の所どっちなんだ?」

三毛猫「AIに性別なんて意味ナイデスヨ? 画面の中の存在にナニする気なの、太郎君?」






三毛猫「はい、というわけで。長々やってまいりましたが。大体の紹介終わりましたのでこの辺でお開きということに」

 太郎「ほんと、無駄に長いくせに内容は薄かったよな」

三毛猫「しょうがないじゃない。思いつきだけで書いてるんですもの」

 太郎「……そればっかりだ」

三毛猫「ではでは無駄に長くなってしまいましたが、このあたりで」

 太郎「また本編で」

三毛猫「登場人物紹介だらだら語り、以上にて終了いたします。ここまで長々とお付き合いありがとうございました」

 太郎「ありがとうございました」

 ルラ「ありがとなの」

 レラ「ありがとうなのー」

 投稿2回分くらい、下手すると短いの3回分くらいの文字量なんですよね……。はふぅ、疲れた。

 次からは第三話開始の予定です~。

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