みつきの本音
「...あのさ...花梨が過ごした学校生活って、どこからどこまでがホントなんだろう…」
わたしはみつきと華奈の話に耳を傾けた。
「きっと全部が変わってるよ。いや、変わってないと...」
みつきはそう呟き俯いた。
...みつきはきっと悟ってる。まず私があんなに危険な事をする時点でもう変わらないのだから...
ごめんね...みつき...
数分後、気分を落ち着かせてテントに入るとみつきがいた。
「あのさ」
みつきが私の肩によりかかって話しかけてきた。
「花梨さっきの話聞いてたでしょ」
「な、なんで分かるの?!」
「名探偵みつきの観察力なめんなよー?ガサガサ音が聞こえてたんだから」
みつきはどこか寂しげに笑う。
「華奈と...仲良しになれるといいね」
きっと私たちが少しずつ仲良くなれているのには気づかれていたんだ。でも...なんでそんなに寂しそうなのかな。私にはわかんないや。
なんだか胸がいっぱいになって衝動的にみつきを抱きしめた。
「へっ?!ど、どうしたの!?」
聞かれてもわたしは何も答えない。そのままみつきは無言になった。
そのまま私たちは倒れ込んで寝てしまった。
次の日、起きるとみんな私の周りで寝ていて、少し安心した。
起きて朝食を作っても、みんなはまだ起きてこない。久々に長く歩いたから疲れたのかな。今日はサンドイッチでも作ろう。
「おはようございます。花梨さん」
最初にアリナが起きてきた。
「おはよ!アリナ」
アリナは座ると少し目を瞑って穏やかに話しかけてきた。
「花梨さんの元の世界の事をもっと知りたいです」
あまりみんなに話してこなかったからいい機会だと思って全てを話すことにした。
「私はね、お母さんとお父さんが居たの。だけどお父さん、病気で死んじゃって...」
話すだけでも心が痛む。
「でもその後、新しい”お父さん”が来たんだ。そしたら私、ずっと殴られたりしてて…」
アリナは無言で聞いている。するとアリナが、「私と一緒ですね」と言った。
確かに...アリナも殴られていた訳だし...
「じゃあ!お互いの親愚痴大会始めません!?そうしたらきっと気分が良くなります!」
そうして唐突に始まった親愚痴大会。
「わたしはもーホントあいつがですね...人間は邪神だーみたいに言ってきて!めっちゃイラつきました!」
「あはは!なんか分かるかも〜!うちの父親モドキもなんか女は家事をやれ〜仕事すんな〜みたいな!?」
ふたりでワイワイ盛り上がっていると、マリンが妙な顔でこちらを見ていた。
「あぁごめん。起こした?」
「いやー今起きたトコダヨ」
いや絶対嘘やん。まぁいいけど!
数分後、みんなが次々に起きてくる。
「みんな支度してね」
着替えた後にサンドイッチを食べて、私たちはまたベルマリエへ向かうのだった───
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