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訳あり転移〜いじめっ子と一緒に異世界転移してしまった私は協力して異世界を生き抜く〜  作者: シエルノクス
花梨と華奈

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18/20

半透明

ん…ぼんやりと目の前が見える。

見えずらいということは夢だ。


ここは──────学校の教室?


「ねーねー!今日って図工あったよね?」

そう言いながら走ってくる低身長の男の子。

「…たしかあった気がする!」

綺麗な声で喋り、ふわりと木の匂いがする女の子。

「それより今日放課後遊ばない?!」

元気に喋りかけてくる銀髪の少女。

「うん!いいよ!」

色白で優しい金髪の女の子。


そしてみつきがいる。


…なんだろう…

どこかでみつき以外の子達を見たことが────


ぷつっと意識が途切れる。

そしてまた目の前明るくなった。

その子達は病室で私を見て泣いている。


目を閉じて考えた。これはもしかして…

そう思い、意を決して目を開けると、そこはアリナの家のベットだった。


ベットから降りると、何故か足の先が半透明になっている。私はパニクってそこら辺を暴れ回っていたら、みつきがドン引きしていた。

「…花梨…どうしたの?」みつきが恐る恐る聞いてきたから、足の先を見せたらみつきが硬直していた。

数秒後、みつきの意識が戻ってきて、私をおんぶしたかと思うと走り出した。

「お、重くないの!?」声を掛けても聞いていない。


みつきが急に止まって前を見ると、そこにはヒーラーと医者がいた。「すみません…この人の足が…半透明に…」

私が足を見せると、2人はひどく驚いていた。

「あなたたちは…異世界人ですか?」

「はい」

そう答えると、顔をしかめて、

「これは簡単に言うと、タイムリミットです。」といった。

タイムリミット?そう思い質問してみることにした。

「異世界人の体が完全に透明になると、この世界から元の世界に戻るんです。なので…治療法などはありません。」

するとみつきが、「じゃあ…透明になってない私たちはどうなるんですか?」と聞くと、

「方法や原因はまだ解明されてないんです…タイムリミットの期限は大体5ヶ月ほどらしいです。今は11月なので…完全に消えてしまうのは4月ですね」

と俯きながら言った。


帰り道。


みつきが俯いて、「私たち…また離れちゃうのかな…」

と震えながら言った。わたしはみつきを安心させるために「大丈夫!きっと離れてもすぐ会える!」と言った。

みつきは黙ったまま先に行ってしまった。


わたしがみんなに事情を話すと、みんな驚いていて、華奈は深刻そうな顔をしていた。

するとロニが、

「この世界から元の世界に帰るタイムリミットでしょ?だから花梨のやりたい事全部やっちゃえばいいじゃん!」

と提案してきた。わたしは笑顔で頷く。


そこからみんなで作戦を立てることにした。まずやりたいこと…今まであった人たちにお礼がしたい。その次に、私と華奈が最初に来た国…フォモリオン王国に行きたい!


計画を立てて私たちは早速次の日、出発することにした。

「みんな…短い間だけどよろしく!」

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