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やったれ魔法少女  作者: 千園参
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無限大変身!!

さて、前話の絶望的状況を綾二たちはどう乗り切るのか。読んで確かめてください!

それでは楽しんでいってください!よろしくお願いします!!

「変身」


 大滝はピンク色の変身アイテムを起動させた。すると、ピンク色の光は濁り、灰色の光へと変貌し、大滝をブラスターピンクではなく、デモニックグレーへと変身させた。


「灰色の魔法少女……」


 ドラゴニックブルーも動揺を隠せない。


「なんでこう次から次へと厄介ごとが舞い込むのよ!ていうか、藤崎はどこで何やってんのよ!」


 デモニックグレーは自分の姿を見て―――


「なんだか思ってたのとちげぇけど、まぁいいか」


「お前がどういう経緯で藤崎のアイテムを手に入れたのかは知らねぇが、ここでぶっ潰す!」


 ドラゴニックブルーが先行してデモニックグレーに攻撃を仕掛けるも、攻撃は全て避けられてしまった。


「なに!?」


「おいおい、その程度かよ?」


 シューティングイエローもドラゴニックブルーを援護するようにエネルギー弾を撃つが、全て弾き飛ばされる。


「嘘〜!?」


「頼りない男共ね!はぁああ!」


 ライトニングホワイトがロッドで攻撃するもデモニックグレーはそれを片手で受け止めた。そしてロッドをへし折ってしまった。


「あらよっと!魔法少女って案外弱いんだな。これでも食らっとけよ!」


「きゃあああ!!」


 デモニックグレーの強烈な蹴りがライトニングホワイトを吹き飛ばした。

 デモニックグレーと名前はブラスターピンクとは違うものの、その強さは間違いなくハイパーブラスターピンクと同程度の力を有しており、これを倒すとなると一筋縄ではいかない。


「木山!」


 ドラゴニックブルーはライトニングホワイトからアイテムを受け取り、ドラゴライズスカイブルーへと変身した。


「ウェポンチェンジ〜!」


 シューティングイエローもサンシャインイエローへと変身し、反撃に出る。


「シャイニングフォース!!」


「ドラゴニックスレイヤー!!」


 2人が同時に必殺技を放つ。


「所詮、藤崎の知り合いってことか。どいつもこいつも間抜けばっかりだな!ミゼラブルストライク!!」


 デモニックグレーの必殺キックが2人に突き刺さる。2人は変身を強制解除させられてしまった。


「つ、つよ〜!」


「くそ!」


「こんな雑魚片付けてもつまんねぇなぁ」


 デモニックグレーは真央を担ぎ上げ、何処かへと飛んでいってしまった。


 それから数時間後―――街は破壊の限りを尽くされ、壊滅状態となっていた。ダメージが少し回復した相田、築村、木山は壊滅した街を歩いていた。


「しっかし、酷い状況だね〜」


「まだ何がどうなっているのか、状況が全く掴めないわね」


「さっきの魔法少女は一体何者なんだ。なんで藤崎のアイテムを……。藤崎を探すぞ!」


「そうね。その方が良さそう」


 さらに3人が歩みを進めると、地面に横たわったままピクリとも動かない仲本と梅西の姿を発見することとなった。


「隼!!仲本!!しっかりしろ!おい!!」


 築村が2人に駆け寄る。


「救急車を呼べ!早く!」


「あ、うん」


 相田が電話をかけようとするが、街の壊滅によって電話が繋がることはない。どうやら、携帯も携帯の意味を為さないようである。


「繋がらない……」


「そんな………じゃあ、こいつらは……。くそ!!くそくそくそくそ!!」


 築村は地面を叩きつけた。


「俺はなんでいつも誰も助けられないんだ………」


「ツッキー……。自分を責めない方がいいよ〜。木山さんも何か……ってあれ?木山さんは〜?」



「『ボク』はこれからどうすれば……」


『ボク』は膝を抱えて座り込んでいた。そこへ木山がやってきた。


「ようやく見つけたわよ!アンタこんなところで何やってんのよ!街はめちゃくちゃだし!川端ちゃんが拐われたのよ!?アンタこの状況わかってんの!?」


「だからって『ボク』にできることはないじゃないか……」


「こんの!!!」


 すると、木山は『ボク』の胸ぐらを掴み、顔に強烈なビンタを入れた。


「ふざけんじゃないわよ!今のアンタみたいなフヌケを好きになったわけじゃないの!今までのアンタはどんな状況でも、諦めずに立ち向かって来たじゃない!誰よりも勇敢で、いつだって私たちを引っ張ってきてくれたじゃない!!今度だって私たちを助けてよ!!!」


「『ボク』は………」



「おい!これを着ろ」


 真央の前に差し出されたのは純白のウェディングドレスだった。


「どうして私がこんなものを」


「別にいいんだぜ?俺が力ずくで、その服ひん剥いて着せてやってもよ」


「最低!」


 真央はウェディングドレスを持って大滝がいないところで着替える。


「真央ちゃんはなんで藤崎なんかと一緒にいるんだ。あんな天涯孤独野郎といたって楽しくねぇだろ」


「天涯孤独?どういう意味?」


「へぇー教えてもらってねぇってわけか。じゃあ、俺から教えといてやるか。アイツの両親は事故で死んでんだよ」


「うそ………!!」


「アイツには身寄りがねぇ、だから、俺が構ってやってたんだよ。おもちゃとしてな」


「あなたって人はどこまで!」


「お!着替え終わったみたいだな!すっげぇ可愛いな。このまま食べたいぐらいだぜ。へへ」


「近寄らないで!」


「じゃあ、着替え終わったことだし、そろそろ式を開くとするか。式には藤崎も呼んだやらねぇとな!」


『ボク』と木山の前にデモニックグレーが現れた。


「よう!藤崎!お前も女好きだなー!次から次へと」


「大滝くん……。何しに来たんだよ」


「そうだった!明日、俺と真央ちゃんの結婚式を開くんだ。だから、お前にも参列してもらおうと思ってよ!そこの綺麗な姉ちゃんも来るといいぜ。じゃあな!」


 そう言い残してデモニックグレーは飛んでいった。


「アンタどうすんのよ!藤崎綾二!!!!」


「そんなことさせるわけねぇだろ……。明日なんて言ってられない!ぶっ潰しにいくぞ!」


『俺』は木山と共にデモニックグレーと真央の待つ場所へと向かった。


「おいおい、結婚式は明日だっての!馬鹿なのかよ」


「綾二くん!!」


「大滝!お前こそ馬鹿なのか?ぶっ潰しに来たんだよ。真央……。今助けるからもう少しだけそこで待っててくれ!」


 真央は不安げにこちらを見る。


「おいおい、変身もできねぇ、何にもねぇお前に何ができるんだよ!変身!」


 大滝はデモニックグレーに変身した。


「変身できるとか、できないとかそんなの関係ない!!約束したんだ!必ず守ると」


 俺はデモニックグレーに向かっていく。しかし、さすがハイパーブラスターピンクというべきなのだろうが、生身で立ち向かえるほど、優しい相手ではない。俺はデモニックグレーの大滝の容赦のない攻撃に傷だらけになる。


「ぐはっ!」


「もうやめて!」


 真央が叫ぶ。


「私のことはいいから逃げて!」


「そんなことできるわけないじゃないか………。俺は君のことが大好きなんだ!!男っては好きな子の前ではカッコつけたいもんなんだよ!!!」


 俺の想いに共鳴して各地から魔法少女のアイテムが集まってきた。


「なんだ!?」


 カラフルなアイテムが光る。すると、俺のポケットからピンク色の輝きが放たれた。慌ててポケットを確認すると―――


「これは俺のアイテム……。どうして大滝に奪われたはずじゃ………」


 さらに魔法少女たちの光を分け与えられ、俺の変身アイテムが進化した。魔法が俺に力を貸してくれているようだ。


「一体何が起こってやがる!藤崎!!」


「大滝!俺はもうあの頃の俺じゃない!お前を倒して証明してみせる!いくぞ!無限大変身!!」


 新アイテムを起動すると七色の光が俺を包んだ。そして今までにはないほど華やかなピンクのドレスを身に纏い、俺はインフィニットブレイザーピンクへと変身した。


 続く。

ついにインフィニットブレイザーピンクが登場し、デモニックグレーと対決します。最終回に向けて加速していきますので、よろしくお願いします!!

今回も読んでいただきありがとうございました!次回をお楽しみに!!

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