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やったれ魔法少女  作者: 千園参
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超変身!!

皆さんこんにちは。最近のアクセス数を見ていると「やったれ魔法少女」も少しずつコアなファンの数が増えてきたのかなという感じになってきました。とても嬉しいです。直近の目標はレビューを書いてもらえるような作品を書くことなので、まだまだ頑張っていきますので、よろしくお願いします!それでは楽しんでいってください!!

結局俺は次の日、学校を休むことになった。体が思うように動かないため、なんとかみんなで俺を家まで送り届けてくれた。そして今は自宅で大人しく横になっている最中である。

暇だな。暇なので考え事をしていた。思えば魔法少女になってからあまり暇だとは思わなくなってたな。それまではそれなりに勉強して運動して、何かに熱中できるものもなく、ただ生きているだけの俺の人生は魔法少女になって大きく変わった。俺が助けた小さな子は今頃元気にしているのだろうか。あの時もし小さな子を助けなかったとしたら、今頃俺はどうしていたのだろうか。真央と今みたいな関係になっていたのかな。それとも今も友達は誰もいないままだったかもしれない。魔法少女はとても辛いものだ。敵の攻撃はシンプルに痛いし、涙が出そうだ。そうやって頑張って怪獣をやっつけたからといって誰かに感謝されるわけでもない。でも、こうやって俺の知らない世界を広げられたのだと思うとやっててよかったと少しは思ってもいいのかもしれないな。

そんなことを考えていると知らない間に俺は眠ってしまっていた。次に目が覚めると体は動くようになっていた。せっかくなので少し散歩をすることにした。


「平和だなぁ」


俺たちはこの平和を守り続けてるんだな。その平和を乱す奴は相手が怪獣だろうが、魔法少女だろうが許すわけにはいかないよな。のんびり散歩をしていると、時間は放課後になっていた。

すると、金元が俺の元へやってきた。


「やぁ、怪我はもういいのかい?」


「あぁ、おかげさまでな」


「僕の中では君が一番厄介だと思っていてね」


俺からすればお前の方が厄介だよ。


「君にはそろそろ退場してもらおうかと思って虫の息の君を倒しに来たというわけさ」


「なるほどな」


「だが、俺もそう簡単には負けてやらねぇぞ」


「ほう、君は一度でも僕に勝てたことがあったかな?」


一々気に障る野郎だなこいつは。


「無駄な話はやめて、早く始めようぜ」


「奇遇だな、僕もそう思っていたよ。変身」


「大変身!」


俺はスーパーブラスターピンクへ、金元はデストロイゴールドへと変身した。やはり、いくら攻撃を放っても今の力では全く歯が立たなかった。


「さっきまでの威勢はどうしたんだい?」


「まだまだ!」


負けじとデストロイゴールドに飛びかかってはいくが、すぐに突き飛ばされてしまう。


「これで終わりだ。メテオエクストリーム」


金色の流星群で俺は爆撃され、変身を解除させられてしまった。


「うわぁぁあああ!!」


「さて、そろそろ退場してもらおうかな」


デストロイゴールドが俺の元へと歩いてくる。負けてたまるか。勝ちたい。もう二度と真央にあんな辛そうな顔はさせたくない。こんなクソ野郎のせいで真央は――――

俺は痛みを堪え、なんとか立ち上がった。


「そんな馬鹿な!立ち上がれる筈がない!」


「お前には……わからないだろう。お前みたいに卑劣な奴には………。俺はみんなを……大切な人を守るためならどんな攻撃にだって耐えてみせる!そして絶対に勝つんだ!!」


俺の想いに応えてくれたかのようにアイテムが光を放つ。モニターには『ハイパーブラスターピンクへの変身が可能となりました』と表示されていた。


「お前を倒してハッピーエンドだ!いくぜ!超変身!!」


俺は凄まじい光に包まれ、進化を遂げた。ドレスもさらにパワーアップし、どんどんオシャレになっていく。こうして俺はハイパーブラスターピンクへと変身した。


「なんだそれは!」


「正義の力ってやつだ!この力でお前を倒す!」


「ふざけるな!!メテオエクストリーム!!」


俺は降り注ぐ流星群を全て躱し、デストロイゴールドに強烈なパンチを入れた。


「ぐはっ!」


デストロイゴールドは反撃してくるも、俺はその全てを跳ね返し、攻撃を放った。俺の放った攻撃でデストロイゴールドは吹き飛んだ。


「ぐわぁあああ!!こんなことがあってたまるものか!」


「さてと、お仕置きの時間だぜ!ディライテッドシュトローム!!」


俺の必殺キックがデストロイゴールドに炸裂した。今になって思えば俺の必殺キックがちゃんと成功するのってかなり久々じゃね?まぁいいや。

そしてデストロイゴールドの変身を解除し、金元に戻った。すると、金元からたくさんの写真が出てきた。それは色んな女子たちの内緒にしておきたいところを収めた写真だった。


「お前これで女子たちを脅していたのか……最低だな!反省しろ!!」


俺は変身を解除し、金元を殴った。


「ぐへぇ!親父にも殴られたことないのに!覚えてろ!」


そう言って金元は走り去っていった。

次の日からは金元の悪行は公となり、誰も金元を持て囃す女子はいなくなった。こうして学校に平和が戻ったのである。

でも、まだめでたしではない。俺は真央の元へと向かった。


「真央ごめん!俺お前のこと全然知らなくて!」


「もういいよ。怒ってない。聞いたよ?私のために頑張ってくれたんでしょ?」


一体誰がそんなことを。真央の後ろでその答えたちがコソコソしていた。どうやら、俺の頑張りを相田や橋本、松浦や木山が広めてくれたらしい。お前らって奴は。ありがとうな。


「ありがとね。綾二くん!」


「元気になってくれてよかったよ。それはそうとお前何で脅されてたんだよ?」


「え?それはいいじゃない!」


真央が急に怪しい反応を見せた。


「まさか!?そんな言えないことを……」


「違うから!綾二くんが思ってるのとは違うから!」


「じゃあ何よ?」


「そ、それは……ゲームセンターのパンチングマシンでストレス発散してるところを見られたの……」


なにそれ可愛すぎやしませんか?


「思いっきり殴ってたら、金元くんが来て、このことバラされたくなかったら僕を持て囃せって……」


「それ別にバレても良くない?」


「ダメなの!!」


真央は顔が真っ赤になっていて今にも沸騰しそうだった。


「も〜!綾二くんのバカ〜!!」


こうしてようやく全て解決となったわけである。めでたしめでたし。

今回のお話は5話構成でした。1つのお話がこんなに長いのは仲本くん登場の時以来ですかね。ちなみに仲本くんの時は6話構成でした。そして今回の見どころはなんと言っても綾二くんのパワーアップでしょう。デストロイゴールドを倒してくれて、とてもスカッとしました。

今回も読んでいただきありがとうございました!次回をお楽しみに!!

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