表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
やったれ魔法少女  作者: 千園参
30/65

こんな男のどこがいいんだか

日頃よりやったれ魔法少女を読んでいただきありがとうございます。おかげさまで総合アクセス数が1000を突破しました。詳しくは活動報告をご覧ください。これからも気合を入れて頑張っていきますのでよろしくお願いします!それでは楽しんでいってください!

ある日、松浦はとてもやつれた顔で登校してきた。


「松浦さん!?一体どうしたのその顔!!?」


真央がとても驚いたように言う。それに対して松浦は、


「何でもないよ!」


「本当に!?」


「うん、ちょっと最近スケジュールが立て込んでて忙しかったからかも!」


「歌手も大変だね……」


心配している真央も可愛い。いやいや、俺は何を考えているだ。そして昼休み、何となくそんな気はしていたが、やはり松浦に呼び出されることになった。そして一通りの事情を聞くことになった。


「なるほど、それで昨日は眠れなかったわけか」


「どうして私ばかり化け物に付き纏われなきゃならないのよ……」


「何か心当たりはないか?怪獣に付き纏われるような」


「そんなのわかんないよ〜うぇーん」


初めて会った時も彼女は怪人に追われていた。基本的にこれまで俺が見てきた中では怪獣たちは人はもちろん襲っていたが、街もろともといった感じであり、ある特定の人物を狙ってというわけではなかったように見える。しかし、彼女の場合は違う。初めて会った時から彼女は明らかに狙われており、街の破壊や他の人そっちのけで彼女を狙っていた。一体なぜ?


「ダーリン!私1人じゃ怖いよ〜!」


「参ったなぁ〜」


そして俺はある事を思い出した。


「そうだ!木山!あいつに頼ってみよう!」


こうして俺と松浦は放課後に木山の元を訪ねた。


「藤崎、何か用?」


「木山。お前に頼みたいことがあるんだ」


俺は木山に松浦の置かれている現状を説明した。


「なるほど、それでいつ何時、怪獣や怪人が襲ってくるかわからないから、私の家に泊めて守ってほしいと?」


「そういうことなんだけど、頼めないか?」


「木山ちゃんお願い!」


松浦も必死にお願いした。


「そういう事情なら仕方ないわね!どうせ一人暮らしだし、解決するまで泊まってていいわよ」


「すまない、助かるよ」


「木山ちゃんありがとー!!」


そしてその日から早速、松浦は木山の家に泊まることになった。生活に必要な衣類などを運び込むため、俺も荷物持ちを手伝った。


「これで全部か?」


「うん!ありがとうダーリン!」


「ダーリンって、こんな男のどこがいいんだか」


おい、聞こえてるぞ木山。

もうすぐ木山の家に着くというところで、怪人が現れた。やはり現れるか。


「ただでは終わらないってわけか」


「木山、松浦と先に行っててくれ!」


「あんたってホント人使い荒いわね。わかったわ、この子は任せて。いきましょう」


「え、でも、ダーリンは?」


「藤崎なら大丈夫よ。あなたのダーリンはとても強いもの」


聞こえてるぞ木山。そんな恥ずかしいことを言うんじゃない。そうして2人は荷物を持って走り出した。怪人が追いかけようとするが俺がそれを邪魔するような位置どりに立つ。


「悪いな、ここは行き止まりだ。変身!」


俺はブラスターピンクへと変身し、怪人に攻撃を仕掛ける。


「せいっ!」


しかし、怪人は今までの奴よりも強くなっていて、そう簡単にダメージを与えられなくなっていた。


「やっぱ強いな」


怪人も反撃を開始する。俺はなんとかガードして攻撃に耐えた。この怪人もムルシエラゴが生み出しているのか?ということはムルシエラゴが松浦を狙っている?何のために?今考えても仕方ない。今はこいつ倒すことに専念しないと。俺はなぜかポイズンパープルの戦い方を思い出した。


「ちっ、嫌なやつを思い出しちまった!」


カウンター。相手の攻撃を読み、躱して一撃を入れる。やってみる価値はあるか。怪人が攻撃を仕掛けてきた。


「いくぜ!」


俺は怪人の攻撃をポイズンパープルのようにスムーズとはいかず、危なげなく躱し、


「あっぶねっ!」


怪人に出来た隙を狙って、全力を込めた一撃を放った。


「ハッピースマッシュ!!」


攻撃は見事成功し、怪人は消滅した。その後変身を解除して木山の家へと向かった。すると、松浦が飛びかかってきた。


「ダーリン!!」


「うおっ!」


「ダーリン心配した〜!」


この場面を真央に見られるわけにはいかない。


「松浦も無事でよかったよ。木山ありがとうな」


「大したことないわ。でも、走ったら汗かいちゃったからお風呂に入ろうかしら。松浦さんあなたも入る?」


「あ、いただきます!」


「藤崎!ほら男は帰った帰った!」


「言われなくても帰るよ!」


本当は少しだけ興味があります。すいません。だって仕方ないじゃないか俺も思春期なんだから。


「木山、松浦を頼むな」


「任せなさいな」


そして俺は木山の家を後にした。家に帰る道中、玉置照喜が現れた。


「ようぅ!久しぶりだなぁ!」


「ムルシエラゴ!」


俺はポケットから変身アイテムを取り出した。


「おぉう待て待てぇ!今日は戦いに来たわけじゃないぃ。お前がさっきまで一緒にいた松浦についてだぁ」


「松浦の?」


「そうそうぅ!お前は怪人に狙われているイコール俺が狙っていると勘違いしているようだがぁ、それは違うぅ。確かに松浦に関係している怪人を作ったのは俺だがそいつはもう俺の言うことを聞かないぃ」


「どういうことだ?何が言いたい?」


「簡単に言うとだなぁ。松浦は今、俺が過去に作った怪人によって呪われているぅ」




場面は変わり、木山の家。


「松浦さん、背中流してあげる」


「ありがとうございます!お願いします!」


「何これ……?」


松浦の背中には謎の烙印が刻まれていた。


続く


今回から歌姫回です。個人的には好きな仕上がりになっているので気に入ってくれると嬉しいです!今回も読んでいただきありがとうございました!次回をお楽しみに!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ