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水の大陸  作者: 夢ノ華
草原編
3/3

弐話 黒き蛇

ふへえ戦闘場面むずかしい

ちょっとだけ、ほんとびみょーに流血と痛々しい描写あり

目の前で巨大な口が開く

大量の牙、あれで噛まれたら痛いだろう

巨大な口がこちらに迫る


諦めるしかない、これが弱肉強食というものだ。

自然界では弱い者は強いものに食べられると先生が昨日の授業で言ってたからね…



意を決して目を閉じる

せめて、最期は一瞬で終わって欲しい




次の瞬間襲ってきたのは

濡れた感覚。

痛くない、なんというかなにか強いものでおされたかのような感じだ

簡単に説明するとすれば…


「な、なめられてる…?」


恐る恐る目を開ければそこには先ほどの狼

ただ、さっきと違うのは尻尾を揺らしながら自分の頬、というより顔を舐めている姿

唾液でべたべたになっていくが、ここで拒絶でもしたら噛まれるのではないかと思いじっとする。


だが、幾度待っても襲ってくる様子は見られない

先ほどの行動や威圧感が嘘のようだ


今はただの犬のように見える


「…へんなの

お前、飼われてる犬なの?」


問いかけに対して不思議そうに舌を出しながら頭を傾ける狼

そんな姿に、狼が言葉を理解できるわけないか


それにしても本当にまいった

まず顔がべたべたすぎるし

それ以上にこの狼顔怖いし

かといって襲って来る様子はないし…。


ハッハッハと舌を出しながら息をする狼にしかめっ面をしながらも立ち上がる


そうだ!

襲ってこないのであれば、この狼の上に乗って走ってもらえばよくね!?

僕ってあったまいい~!

狼の足なら素早くこの草原を走れるし!それに、途中で人がいる場所を探せられるかもしれないじゃないか!!

よし!!そうと決まったら即行動!!僕の辞書に一度考えるというのはないんだ!!

あるかもしれないけど!



「わんわん、僕のこと乗せれる?」

「ガウッ!」

「おわわ…!急には危ない…!

とと…んと…、えーっと…!!とりあえず走って!」


その言葉に反応し足を動かし始めた狼

頬を撫でる風、揺れる髪

思わぬ疾走感に目を輝かせる


「そうだ、わんわん。君の名前はあるの?」

「わぅ?」

「あ、その反応はなさそうだな」


うーん、と腕を組み考え始める。

狼は確かウルフっていうんだっけ?

でもそれじゃ直球だよね、それに呼びやすくて覚えやすいものがいいなあ~

と、なると定番なものは二文字か一文字を伸ばすものかなあ?


「んー…あ!ルー!!ルーなんてどうだ?可愛い名前だろ?」

「ガゥッ!」

「その反応はよしなのか?よしなんだよな?

じゃあよし!決定!!!…あー、僕はイナバ!水鶏イバナっていうんだ!」


名前を教えれば再びワンと吠えるルー

言葉は意外とわかるみたいだから、安心する。

それにしても、本当に人がいる場所は見つけられるだろうか


こうも、緑緑緑、時々ルーの黒色だけだと不安になる

川とかがあればそれを伝って上流や下流にいくと村があるはずだろうけど…そんな川すら見えないからなあ。


まいったな、と思い眉をひそめていると突然ルーがブレーキをかけた

あまりにも突然な出来事で、落ちそうになったが必死に捕まった。

何事だ?と思いルーを見れば、牙を剥き出し唸っている。

ルーの視線の先へ顔を動かせばそこにはまるで巨大な蛇のような生き物。

いや、生き物と言っていいのだろうか。所々ルーにそっくりな部分があるから、似ている種族なのかもしれないが


「…危ない奴?」


僕がそう問えば、ルーは頭を縦に動かした。

まいったな、ルーの時から薄々思ってたけどやはりここは異世界の可能性が高くなっちゃったじゃないか。

でも、僕は生きてるから転生ではなく俗に言うトリップって奴かもしれないが。


ルーの首にしがみついていると、巨大な蛇が金切り声に近い叫び声をあげこちらへ向かってきた。

蛇のくせに、素早い動きだ。


「ルー…!!」

「わふっ…!!」


お任せ下さい、とでも言ってるかのような目で一度こちらを見たあと足にグッと力を込めるルー

その瞬間、こちらへ向かってきた巨大な黒い蛇へと素早い動きで噛み付いた


グチャッッ!!!

キシャァァァァッッ!!!!!


その瞬間響いた声と青にも近い赤色の液体が宙を舞う

噛み付かれた蛇は叫び声をあげながらを体を捻り、ルーを引き剥がす。

噛み付かれた首からはダラダラと血液を流している


「る、ルー!!それ絶対に毒ある!!毒!!ペッしてペッ!!」

「グルルッッ…ガァァァッ!!!」

「ルー!!」


慌てるイナバを他所に再び足に力を入れ、力強く地を蹴るルー

必死に振り落とされないように、首元に抱きつくが腕力にも限界がある。

徐々に痺れてきた腕に表情を顰める。

ルーと弱々しく、声を出すが。牙を向き蛇に噛み付きは振り払われ、そして再び向かうという行動を繰り返しているルーには届いてないようだ



もう、限界…



掴んでいたはずの硬い毛の感覚が手から消える

体が強く投げ出される感覚

急に僕の重さがなくなったことに気づき、ルーが慌てて止まりこちらを振り返る


「ルッ…!」


ルーと名前を呼ぶ前に、地面に強く叩きつけられる

息が止まった、ただ感じるのは苦しさと痛さ


こんなの感じたことも、味わったこともない

痛みのあまり、声が詰まった状態で涙が溢れ出てくる

慌ててこちらへ駆け寄って、必死に頬を舐めるルーの姿がうっすらと見える。


「がぅ…!」

「ル、…ぅ…」


歪な痛みに悲鳴を上げたい、でもダメだ。

我慢しなきゃ。


『どうして?』


どうしてでもだ


『理由は?』


理由…、理由なんてわからない。

でも、我慢しなければならない。


視界の端で黒が動いた

なんとか視線を動かせば、巨大な黒蛇がこちらへ向かっているのが見えた。

ルーが一度唸ったかと思えば、襟を掴み背に乗せた。

硬いが地面よりは柔らかい感覚に詰まってた息が一気に吐き出されたような気がした


グルル…!!!

キシャーーー…!!!


このまま戦うと恐らく先ほどと同じ事が起こる。

なんとかして、僕はどこかへ隠れなければ。

でも何処へ…。


そう思っていた時だった



雷火氷著(ルークススティーリア)!!!!」


光り輝く存在が巨大な黒蛇を貫いた


次はいつ書くんですかねえ…。

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