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百鬼夜行の異世界旅行記  作者: 秦野 智樹
3/3

三之巻 戦神

「ふーん...なるほどね」


アイリスから学んだ魔法は二つ


《ファイアーボール》


《レイン》


だ!



まぁ《ファイアーボール》は想像できると思う


《レイン》ってのは、いわゆるレーザーみたいなもんらしい


「正直これでじじいに勝てるかなぁ..」


じじぃだけど神様だしな...なんかこう、すげぇ魔法使ってくるよな...


「では、始めるぞ」


「おう」

アイリスは離れたところで観戦してる


途端、じじいの方から凄まじい闘気?殺気?そんなものが感じられた


「じじい...殺す気か?」

震えながら聞いてみるが...


「当たり前じゃ、それと無駄口を叩くな」




地面が爆ぜる






「消えっ...「死ぬぞ小僧」っ!?」




肉と肉がぶつかり合う音が響く


そして俺は壁に向かって飛んでいく...が


「...ぁ...ぐっ!?」


「やはり人間、じゃな」


俺は足を捕まれ...叩きつけられた


視界は血で染まり意識は闇の中へ近づいていく


「...やさん!!しっ...り...て」


やっぱりまける...のか...


______________________

アイリス視点


「おじいちゃん!!い、いくらなんでもやり過ぎだよ!!」


私は泣きそうになるのを我慢しておじいちゃんに言った


「アイリス、あやつが弱いだけのこと...いや、人間は弱い」


「それでも!あれじゃ和哉さん...」


「アイリス、諦めよ」


「でも!!「アイリス」...っ!」

だって...和哉さんが...嫌だよ...


「っ...おじいちゃんなんか...きら「おいくそじじい」!?」


「なっ!?」

後ろを振り返るおじいちゃん...そこには












「俺はまだくたばってねぇぞ?」






「小僧きさっ!?」


メリッ...ガゴォン


「和哉...さん...」


血だらけの和哉さんが立っていました

_____________________


「あー、くそっ!死ぬかと思った!」


というか俺の体は...なんつーか...グロい

右腕は変なほう向いてるし、血はだらだら出るわ身体中痛いわ...


「でも...動けた」


なんでだ...

「小僧ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


「のぉぉぉぁ!!?」


「貴様!その傷でどうやって!?」

俺が聞きたいわ


「...勘?」

「ふざけるでないわ!殺気も感じなかったぞ!」

「知るかよ!!!」


でもなんだろな...今なら


「今ならよ、じじい」


「あ?」





「じじいを倒せる気がするんだよね」



「...貴様、地獄へ行きたいか..?」

メリッ...メリメリッ!

「な!?」


「名乗ってなかったな、儂の名前は」



「アレス、戦の神じゃて」

上半身の服が裂け、老体とは思えないほどの筋肉が溢れる


「冗談じゃねぇぞ...戦の神?筋肉増量?どこのライザップだよ!!?」


膝は笑い、汗は身体中から吹き出る


だけど



「勝たせて貰うぜくそじじいぃぃぃぃぃ!!!!」

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