一之巻 転生
体を起こすとそこは白い壁と空が広がる世界だった
「どこだ...?」
あたりを見渡しても全く分からない
俺、何してたっけ...と考えてみても曖昧だ
「あ、あの...」
「...っ!?」
+
突然の声に驚いた
「だ、大丈夫ですか...?」
金髪碧眼の少女が目の前に現れ、ちょっとドギマギしてしまう...
と、
「ごめんなさい!私のせいであなた死んじゃって...」
「...うぇ!?俺死んだの!?」
「ご、ごごめんなさいぃ!!」
マジかよ...あーなんか思いだしてきたぞ?
確かトラックが...
「そ、そーです...あなたはトラックに引かれそうなおばあちゃんを助けた...」
...え?俺結構いいことしてんじゃん(^^)v
「男の人を見てた人です」
「え?み、見てただけ!?」
「は、はい」
えぇぇぇぇーーー!!!?まてまてまて、じゃなんで俺死んでるの!
「だ、だから私が間違えて...あなたを転生してしまって...」
「あれ?声に出てた?」
「いえ、私は心が読めるので」
ダダ漏れじゃん?考え事出来ないじゃん?
そして俺は間違えて転生...
「転生...?」
「そうです...転生です」
「てことは、異世界?」
「どうゆうことかは分かりませんが...恐らく」
ままままマジで!?憧れやん!!あー...無双したいな...
「でも、おじいちゃんが決めるので...」
バァン!
「アイリスゥゥゥゥゥゥ!!!!」
突如やってきた白髪のおっさんがアイリスに飛びかかる...が
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
バチッ...バチバチバチッ!!!!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!アイリスっ!タンマじゃぁぁぁぁぁアババババババ」
...じじいが焼け焦げた