七話 勉強会1
今回のネタは元黒歴史
「何か覚えたいか 理由は?」
突然そんなことを聞いてきた穂香に対して私は、少し驚いた。 突飛な行動は、多い物の、大抵は、好奇心からのもので、有害ではない。害があったとしても、アルダマにより止められる為に安心だ。
ただ、私の技術は命をかけて手に入れたものばかり 仮死状態になったことも少なくは無い。 その為に、理由を聞いたのだ。 答えは……
「私一人で何も出来ないのは正直言って悔しいの
それに、兄ちゃん忙しくなるでしょ? それならできること増やせないかな と 簡単なものでも少しつづ 覚えていきたいの」
……覚悟はないが、人の為に力をか あまり妹の側には居られなかったという私の失敗がある。 今もいつ手が離せなるようなことに出くわすか分からない 比較的簡単なのを教えてやるか
「簡単なものなんてないが、 あくまで比較的簡単なのを教えてやるか
ちょっとこっちへ来い」
穂香の手を取り、転移した先は、四層 魔法などの実験を行っている場所だ。 普段はあまり使わないが、威力調整などにも使われている。 その為に、様々なものが置いてある。 場所だ。
とりあえず何故かアルダマが設置した黒板と机にそれぞれ座り 勉強会をすることとなった。 またもやいつの間にか ハヤメが席に座っている。 ちなみにいつもこうだ。
「はい そういうことで勉強会を始めます
さて今回は基本的な常識と違いについて覚えようか」
と言いながら教鞭をとる私は、黒板に概要を書いておく 本当に教師か 私は いやまぁ研究者だが
「まず 【魔術】【魔法】【魔導】など似たような物だが 違いは分かるか?」
「いや全然」
それに続いてハヤメも頷く
ハヤメお前は一体何年生きているんだ。 まぁいい
「あぁ まず 形式が違う
説明するならば 魔法は過程 と言うものが基本的にない
過程そのものを消し飛ばして起こる現象だ 総じて強いが、才能やらが、とても重視される いくら頑張っても覚えれない【人間】もいるな
あくまでも人間だけだが」
「詠唱とかあるみたいだけどあれは?」
「テンションを高めるためや 魔力を集めやすくするためなどの理由がある
が無くともできる つまりは気分だ まぁ威力は気合が入っている方が強いのは確かだな 少し時間のかかる魔法もあると聞くから時間稼ぎもあるかもしれない」
「なるほど?」
「魔術だが、魔法とは違い 過程が存在する 基本的には儀式的な物が多いな といっても魔術<魔法ではなく 魔術と魔法は性質が違う
魔法的現象も行う事ができるが、それはコストが魔法よりかかる
なかなかエグいのもあるが、準備さえ出来れば強力なものも多い
魔術には、いくつか種類がある 一般的に魔術師といえば炎を放ったりするのを思い浮かべるだろう
炎を出すだけでも手順によって異なる場合がある
基本的に 詠唱必須が多いな その過程を出来る限り少なくさせる事もできる まぁ 種類も豊富だったりするしアレンジがきくから私は案外使っているよ 魔術の説明は長く難しいんだ 私も完全には理解できないからね
たまに、魔法だったりするし よく分からない」
「なるほど 少し分かった」
まぁ 魔術の分野って世界によって変わることがしばしばあるから仕方ないと言えよう 私も私の理論があるこれは仕方ない事だ。
「後でかんたんに教える」
「魔導だが 何かの機械的な道具などをイメージしてくれるといいかな
魔術と同じように過程がある 魔術はなんやかんやでアレンジできたり詠唱破棄できたりすることもある だが 魔導は 絶対に過程を必要とする 絶対にだ ここは、学問に近いと考えればいいかな
大体は道具や何かを使い行う事なのだが 使える人間が極めて限られる 何せお金がかかる為だ 錬金術もさほど変わらない
使う人間は 貧乏覚悟の魔道士もしくは錬金術か 金持ちか だな
科学に最も近い 私の使う科学は全くの別物だけどね
勿論魔道だけの世界もあるがそれはまぁどうでもいい」
と私は話し終えた。
「簡単にまとめると
魔法は過程を無視する技 それによく分からないのが多い
魔術は儀式的 難しい理屈で かつ応用が効く
魔導は 魔法的科学技術 と思ってくれればいいでしょう」
アルダマが、私の話した事を要約した 正直言えばアルダマだけで十分だが 私が頼まれたのだから 続ける。
「よし 穂香 疑問に思った事を聞いてくれ それに答えられるのならば答えよう Q&Aだ」
「えーと まずは……」
そんな時に、
「申し訳ありません マスター 例の神も起きたようですし、こちらに転移させてもよろしいでしょうか? この場で役立つはずです 実験体として」
アルダマ お前そんな性格だったっけか たまに、こうなるから恐ろしい まぁ許可はする。 たしか神にしか使えない物もあるはずだから それの説明も強制的にさせよう
「いいだろう 許可する 一応能力低下かけておくか」
「では転送します」
そういうと同時に、 例の神様?が天井から落ちてきた 扱いが雑過ぎるのは、アルダマにとって、まだ客ですら無いからだ。 この程度では死なないだろうしね。 さて話を続けるか
次回 神の扱いがひどいです
それと私の考える魔法的な部分公開