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妹の為に世界を 静かなる狂人の記録  作者: ガタル
一章 記録の始まり
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十八話 後は科学で補えばいい


 とりあえず 殴る。そう思いっ切り殴ってみたが、


 「エネルギーシールドか」


 私が、精霊神の攻撃を受け止めたアレが、目の前に、展開されている。 もう再現できるようになっていたか 技術の高さは、相変わらずのようである。


 「正確にはマナシールド いやはや君の一撃を受け止められるなら並大抵の魔物なら実験できるということが分かって良かったよ」


 と、幼くも見え大人っぽくも見えるなんとも分からない姿 顔は整っており来ているのは、何故か和服

白髪の、見た目だけは、良い エルマ・エリースが、目の前に居る。

つまりは、変人 変態 駄目 師匠が、登場した。


 使ったのは、おそらくは、魔道具と、魔導機のどちらかだろう

 私のは、複合技術である為に、使える人間は、今の所 私と、極少数くらいなものだ。 目の前のは、100%魔力の盾だと分かる。


 「はぁ ここで仕留められなかったのは私の慢心が原因か

とりあえず11層に行こう 話はそこからだ」


 と、一応凄い人ではある為 案内する。 ここに来るのは、初めてではないが、 前来た時は、まだ途中でアルダマも、そこまで育ってはいなかった。ハヤメ?変わってない。


 11層 今の所 何も置かれてはいない。この人の事だ 大量の道具や大型の道具を、異空間に留めている可能性もありえなくはない。 いや間違いなくそうだろう


 「あぁ空けといてくれたんだ やっぱりツンデレ?」


 「殺しにかかるツンデレなんてものは無い ここはある程度自由にして構わないからな」


 「あはは それはありがたいね 君を自由は出来ないのが残念だが


そう言えば ハヤメちゃんとかどこに居るの?」


 呼んだ? とでも言いたげに、私の横に、現れたハヤメ 一時的に、本来の姿になり また人の姿へと変わった。 そしてまた容姿が、違う

 

 「ハヤメちゃん 今日一緒のベットに……」

 

 そう言おうとした時 珍しくハヤメから右ストレートが、エルマに向かって飛んでくる。 速い その一撃で、少し吹っ飛んだ。

 尚 ハヤメは、どうだ参ったか 的なことを言いたげな顔だ。

 ハヤメ良くやった。 だが、ちと威力が足らないようだ。


 「全くマナシールド以外にも防御方法がなければ死んじゃうんだけど」


 と無傷 あぁうんやっぱり 殺せないやこの人


 「知るか 一応聞くがハヤメ何故殴った」


 答えは、筆談こう返ってくる。

 『その場の空気的に殴ったほうがいいのかなと』


 ハヤメってこんな子だっけ こんな子てしたね はい

 その後の行動はこんな感じだ。

 エルマが、ハヤメに、飛びかかる→ハヤメとエルマが戦闘(?)開始 私は、じゃれ合ってるように、見えたため放置し10層にて魔導機の、調整をしていた。その後 何故か肌がツヤツヤになった二人?が現れた。 こんな感じである。


 「それで 最近は何をやってるんだい あぁそうだ妹の件とかどうかな」


 「最近か 魔導機やらスライムやら色々だ


妹の事は今の私の、態度を見れば分かるだろう 成功した 会わせたくはないがな」


 「後で探すから いいや」


 「いやだから会わせたくないと

あぁそれより、見てもらいたいものがあるんだが」


 と、前に、回収した死んだホムンクルスを見せた。 すると、エルマの目つきが変わり、真剣に、観察し始めた。数分ほどで、観察は終わり 彼女が、本職の錬金術士としての、発言をした。


 「死ぬように細工されていたわ 更には支配などで完全に自我を規制させられていた 残念よ この子中々良さそうなのにね」


 私が、始末されたとしても、死ぬ運命だった と、全く残忍だ。 もう少し苦しめとけば良かったか


 「死体だけでも材料には出来るか?」


 「うーん 過度な命令などで多くが壊れてしまってるもの 材料にして出来るのは意思を持たない物よ 私はそういう子は作らない主義なの」


 「私は魔道具や、魔導機ばかり作ってホムンクルスは後回しだったからな 分からない…ただできる事はある」


 そう壊れている部分が分かれば 何とかなる気がするのだ。 その為聞いてみれば


 「結構多いけど まず……」


 と説明し始めた。 まず関節や脳に当たる部分 体の中の回路

 最後に一番重要な核 それと欠けた部分を、治す必要があるらしい。

 核は新たな物が、必要なのだとか 正直言って、新たに作った方が、楽なのだとか 良い子が、出来るのは間違いないようだが、


 「分かった エルマ一応サポートを頼む

 アルダマ 今ある適合性のある素材を準備しておいてくれ」


 「イエス サー

 それと11層に、錬金術の道具等は転移させて頂きました お使い下さい」


 「アルダマ あぁあの子ね 賢くなったのか もう理解の範疇を超えてしまったよ」


 アルダマの事も、覚えていたようだ。 彼女は、人工知能に関しては、ホムンクルスと、同じような何かだと、捉えているようである。


 「お褒めに頂き光栄です 

今からホムンクルスの細胞解析を開始します」


 「よし さてと頑張りますかね 死者蘇生なんて穂香と比べれば楽だ」


 ちなみに、穂香の蘇生まで時間がかかったのは、色々な問題が発生したせいだ。穂香の体が予想以上に、脆く壊れやすかったからな 冷却装置のせいでもあるが


 魔導と錬金術それと、魔術 そして 後は科学で補えばいい

 私ならではの、ホムンクルス制作を見せてやろうではないか

塚本が使うのは、超科学な為 並の人間では、理解できない領域に達しています。

更には本人も、うろ覚えの点があるという

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