十話 無名の神 と気分転換
無名……いやありえない 確かに弱い力の精霊ならば 名はないだが、
神になるレベルの力を持つ者に名がないわけがない 剥奪されたり失わせたりする事も出来なくはないが、それならば、名を受けることが出来なくなる。 そのことを言わないし、進行が足りないから という彼女は、一体なんなんだ。
「随分と険しい顔になったわね 実力があるのに名がないのには理由があるのよ 私は他の精霊とは違うの サラマンダーとも少し違う」
まぁ確かに 完全な人形で、私と話している時点で、それは分かる。
それに話す言葉も人の言葉だ。 ただ、
「今更だが 忘れていたことがある
穂香との会話はどうする?」
私は大抵の世界の共通語を覚えている為ある程度は、理解している。 だが、穂香は違う 日本語しか喋れないから どっちかが、言語を覚えるか もしくは、無理矢理通じさせるか だ。
「自動翻訳の魔法でなんとかするわ 精霊神だけどそんなこともできるのよ 私
まぁ炎の魔法の時点でおかしいけれどね」
確かに 精霊神は、崇められている精霊が力を持った存在だ。 その為に魔法は使えないはず……こいつやっぱり精霊神ですらないんじゃないかな
気になるな あとで無理矢理にでも探るか 私にできない事は、数えた方が早いから問題はない。 記憶を探ることなど簡単だ。
「……まぁいいさ 好きにしてろ
アルダマ 火山を調べておいてくれ 私は、そうだな 穂香の為の魔導機でも整備する」
「イエス サー
それと周囲の状況も調べてときます」
「頼んだ」
その後 精霊神は、休ませた。 次からは、アルダマも扱い方を変えるだろう 世界についての話はまた後にしよう
精霊神は、ゆっくりさせておこう 私が倒したせいで、大分力を失ったようだ。 まぁ一撃で気絶させる威力をぶつけられたら仕方ないと思う 名前に関しては、精霊神自身の問題だ。 名前がなきゃ信仰されにくいのは、当然で、必要とするのは間違いないからだ。 ならば、その名はどうするか 簡単だ。 自身で決めるか 決めてもらうかだ。
まぁ決めてもらう相手は私や信仰者くらいだが、 おそらくは、自身で決める方が可能性としては大きいだろう
と考えながら 魔導機をいじる私だが、穂香のためとはいえ 性質に合わせるのは、難易度が高い 私でも高いと思う。 まず自身の中で魔法などが、相殺しないように、制御すること、次に、2つの性質を同時に扱っても問題ないようにする事だ。 まぁこれに関しては、解決策はある。
他にも出力が出にくいという点はあるが、 腕の見せ所だろう
そうだな 使う物も、今使える最高のものを使うとして、 軽量化と、穂香の体に合わせた物とするのは当たり前だ。
次に、汎用性 いくら最高のものだとしても、完全に、全てのものに対応できる訳がない。穂香の可能性は、無限だとも言える。 そこは、魔法陣やら、術式を使ってみることにしよう 形は、まぁ簡単に、腕輪型でいいか
付け替えやすいしな
とりあえず 設計は、こんなものでいいだろう 後は素材を活性化させる為に、ぶち込んでっと、 さてと、どうしたものか
気分転換に、スライムに訓練でもさせてみるのもありかな 頭の良いやつのみだが、 結果としては、まぁ良い方だろう 実用的だし、私の知るスライムとは少し違うことが判明した。 酸を吐かないこと、そして、魔力を食うことだ。 魔力さえもくらい ある程度の魔法ならば効かないことが判明した。 私の知るスライムは、魔法が弱点だったんだがなぁ、 何が違うかと言えば すべてが違う 成分も、核も
あくまで、スライムを元に作った人口生物だからか まぁ強いことはいい事だ。 流石に天雷を食らっては、消滅しそうなので止めておく。
その後に、スライムの感触で、癒やされたのは、言わなくても分かるだろう
後でわかった事だが、ハヤメとスライム達は、会話できるようで、私にそれを伝えることがある。 まぁ、マイナスなイメージはないようなので、作った張本人としては、嬉しい限りだ。 ハヤメ自身もいずれは、喋ってほしい しかし、女性の体になってることが多いが、ショゴスに、性別なんてあったのだろうか 本人に聞いても、分からないだろうしなぁ 最近ゲームをやりたいとか 言い出しているのだが、許可を出すべきか 出さないべきか 現在検討中だ。出すとしたら 他世界の、VRをやらせつつ、人口脳波のテストとしてアルダマとやらせれば面白い結果になるかもしれない その時は、私も混ざりたいが、
しかし、うちの面子は、様々なものに対して興味を示すので、私が大変なのを、理解しているのだろうか
してないだろうなぁ アルダマも、穂香も 勿論ハヤメも精霊神もだ。
スライム? 明らかに論外




