表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹の為に世界を 静かなる狂人の記録  作者: ガタル
一章 記録の始まり
12/30

九話 精霊神という存在 

 

 精霊神の話によれば、精霊は、

 その種族の持つ属性によって住みやすい場所が決まる。

 例えば 火ならば 暑い所 水なら水のあるところ と言った感じだ。

 更に、同じ種類の精霊とは繋がっており 常に会話しているらしい

 基本的にはそこらへんにある魔素マナを食し、やはりそれらも属性によって変化する。 これらと精霊を操るのが、精霊魔法と言ったやつらしい

 多くが集まれば更にその周辺に何らかの変化を与える。

 火ならば、何故か地面が燃え続けたり といった感じだそうだ。


 なお精霊神は、元々は火の精霊だったが、精霊神になった為 他の相性の悪くない物も一応使えるらしい それらはまだ、人間の使える範囲らしいが、


 精霊は、人間嫌いが多いようで、基本的には、接触しない。

 その為に、信仰が薄い為、強い神になる可能性は極めて低いそうだ。

 まぁ確かに、あちこちの世界を行き来してきたが、精霊なんて わずかしか見てないから 人間嫌いも納得できる話だ。 今は、人間ではないが


 どっちかといえば、精霊神は、人間好きな方で、姿を隠し一つ村を救った為に、神になったそうだ。 神になったらしい 本人が言うには、


飛竜ワイバーンをギリギリで倒ししたのよ あれ以上のは元々力のある私でも今は無理」


 だそうだ。 てかもう飛竜何ているのか そうそう居ないだろうが、


 神にとって信仰は、力に変換され より多くの人間に信仰されるには、幾つか方法があるらしい


 1 夢に突入

 2生物を生み出す

 3幼い子供に加護を与える

 4ピンチになった所を助ける などなど


 らしい 1は神託?みたいなものだろう 2は、作った生物に信仰させたり従わせたりで、 3は、勇者的なのを作り出し何かを倒させるって感じか

 4? スルーで

 なお この精霊神は、1も2も出来ないらしい 信仰が集まれば、使えるようになるのだろうか  本人が言うには、


「精霊としては上位だけど 神としては弱いもの仕方ない」


 とのこと つまりは、神様見習い らしい というよりも、信仰されているのは、 ここから、南に位置する村一つだけらしく、神としてはまだ戦うぐらいしかできない とのこと それでは、精霊神じゃなくて、守護神だと思われないだろうか


 それと、どうやら 外では、大乱闘ゴッドブラザーズが発生しているらしく 火の属性の魔素マナが取れ あまり他の神が来ない場所を目指してここに来たらしい ここは森ではないのだろうか と本人に尋ねると、


 近場に、良いところがあったらしい そこから吸ってるのだそうだ。

 アルダマに、調べさせたら案の定 火山があったそうな 後で溶岩取ってくるか


 精霊神は、ここから動く気はないらしい ここらの村々を、ターゲットにほそぼそとやっていくとの事 しかし、この森はすごく広いため、森の中の村を探すのは一苦労するそうだ。 私達に迷惑が無ければいい  ただそれだけだ。 


 ただ、こいつは、約束事を絶対に守らないと気が済まないらしく、私に命令権があるとか言って 赤い玉を渡してきた。 とても綺麗だが聞いてみると、 精霊神を呼び出せる マジックアイテムらしい どうしてこんなものがあるかと聞けば、 これが、契約する際に必要なものらしく、これからは、仮契約で結ばれるみたいだ。 これを使って何か杖を作るのもありかもしれない。 炎に関する物ならば作れるとの事らしき為 稀に何か作ってもらおうかな と考えてたりもする。 おそらく師匠が欲しがるだろう


 精霊は、そこまで、詳しい訳ではなかった為に、彼女の事は、まだよく分からない。 また、色々聞くことになるだろう

 話を聞いている限り 精霊神は、エリートに間違いない 精霊の中ではだが、

 ただ、神というのは、動くことはいずれ神話になる時代つまりは、今ぐらいで、後はどっかで、のんびりするのが普通らしい 基本的には精霊や精霊神は土着神に近い 土着神のほうが強いらしいが


 結局のところ 精霊は、やっぱり数が居なけりゃ弱いというのだ。 あれ、それだとしたら滅茶苦茶強い方なのでは、しかもまだ強くなるって、これが規格外ってやつか


 しかし そうなのだとしたら 何故か そんな、エリートが、妹に、教えてあげる何ていうんだ。 倒された相手の妹だぞ 私なら教えろと言われても教えないが、 ……この件に関しては、いくら考えても答えは出ないか 何か考えがあるのか もしくは、過去に何かあったのか


 そういうえば、 一番大事なことを聞くのを忘れていた。 この精霊神の名前だ。 そして名前を聞いてみれば、 答えがこう帰ってきた。 その答えは、私の予想外だった。


「私は、 まだ何も名前が無いわ 生れつきね だって精霊は互いの精神は繋がってるもの 名前を必要としないのよ だから神としての名前は まだ無いわけ まぁ信仰が集まればそのうち勝手に決まるでしょうがね


 先に決めてもいいんだけどね」


 といったものだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ