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妹の為に世界を 静かなる狂人の記録  作者: ガタル
一章 記録の始まり
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序章 妹を生き返させる経緯

 

 私は、今 コールドスリープ装置に手を当てていた。

 しかしコールドスリープといっても中に入っているのは、生きている人間ではない 

そもそもこの装置は、生きている者が入っても、死んでしまう不完全なものだった。 何故 これを使用しているのかと言うと 中には行っているのは、昔死んだ人間 【私の妹】だ。 その頃のまま 私は、保存している。


 私は、科学者だ。 いやもう科学者ですらないか

 元々勉強なんて出来ない状況で、犯罪を繰り返し、妹と自身を生き続けていた。 私はその頃から、壊れていたのだろう


 人を殺しても何も感じなかった。 何も無かった。 ただ知人が、死ぬのは当たり前だが、悲しいとは感じる。

私には、多くの人間にとって大事な者が欠けてるのではないだろうか まぁそんな事は今はどうでもいい 


 裏の仕事で、ある大学の教授に見つかったが、何故か拾われた。それで私は、教養を得た。どうやら天才というやつらしく 凄まじい速さで、習得していった。海外にも留学しに行き 妹と一緒に余裕で暮らせほど豊かになった。


 その時 一番喜んでくれたのが、助けてくれた教授だ。 他人なのに喜んでくれたが、私は何故喜んでいるのかが、理解できなかった。

その時の、私は、妹を助ける為だけに生きており、それ以外には何も無かった。 その報告のすぐ後に 私達の恩人である教授は亡くなった。

 その時 悲しいという感情が湧き出した。 初めて私はその時泣いた。 訳がわからなかった。 私にとって妹以外には何も無いと思っていたからだ。

 私は、教授の研究を引き受けた。周りの人間は、教授の事を嘲笑っていたが、その理由が、研究にあった。 


 平行世界についてだ。 しかし私は、それを引き継いだ。 馬鹿馬鹿しいなどとは思わず 研究し続けた。 何故なら心当たりがあったからだ。

 妹は、それを見守り続けてくれた。 それが私の支えであり研究に没頭出来た。 結局 周りは認めてくれなかった。 まぁ分かっていたことだ。


 そんな時に、私にとって最悪な事が起こった。 妹の死だ。

 単なる交通事故だが、相手が、偉い人間とかなんかで、隠蔽されたことに、更に苛ついたが、それより妹の死というのに直面した為に、私は、更に壊れていった。


 更に研究し没頭し続けた。 この時から私は他世界が存在していることに確証があった。周りには、言わなかったが見たことも無い物品を手に入れたのだ。

 他世界ならば妹を生き返させる方法があるかもしれない そう思った私は、妹の体をコールドスリープ装置に入れた。 ボロボロで、しばらくは、安置所に、置かれていた妹の体 まぁ理由は簡単隠蔽されていたら為 そういう処理が、遅かったらしい 私は、そこから奪い 装置に入れた。


 そしてその少し立った頃だ。

 私は作ってしまったんだ。 他世界への扉を、

 私は気づいた。 これはヤバイと、他世界なんて知られたら国がどう動くかなんて分かりやすい 調べようとするだろう もし科学がいきなり無い世界に持っていったのならどうなるだろうか それはまさしく混沌だ。

 それに気づきた私は、それから隠居し 妹と教授の為に研究を続けた。

 勿論 誰も来ないような場所でだ。この頃は、まだ他世界には住んでいないが、彼処は、ある意味異世界みたいなものだ。


 異世界への扉は、そこまで大きく開けられない とても制御が難しく最初は、かなり大変だった。


 なんとか実用できるようにし、何度か使用してみた結果 私は更に多くの新しいものを見つけた。


 魔術、魔法に錬金術 そして異界の科学だ。

 自身の知る世界では、否定されているものが実現出来ている世界を見て私は、驚き、喜んだ。 これで、妹が助かるかもしれないと

 まぁ、これらのおかげで、今妹は蘇ろうとしている ただ……


 研究し続けていれば、時は、研究を開始してから何年も過ぎ去っていた。

 まぁ人間というのは老いていくもので、少し苦労していた。

 そんな時に、 邪神に、声をかけられた。そう邪神にだ。

 ちょっと いやかなりウザかった。奴は私に、 必要な知識とそうでない知識を、直接教えに来たのだ。

 流石に、少し正気が危うかったが、なんとか保っていた。 まぁ、私は、精神力も中々ある方だからね 問題ない 元々狂人よりだった気がするが、私は正気だ。 問題ない

 まぁ 奴は私がどんどんマッドな方向に行っているのを見るのを楽しんでいるようで、今でも奴に対しては苛ついている。


 研究するにあたって私は色々敵を増やしてしまった。 謎の教団には襲われ 魔術師にも襲われ 本当に敵が多かった。 それに体の件もあった為に、早急に手を打つことにした。

 それは、人体改造だ。 そう自身の体を改造した。 幸い若返りと不老になる方法は一応あった為に、なんとかなった。

結果は、今の私になったのだが、 一応見た目だけは人間だから心配無用 見た目だけだが、


 右腕は、義手 片目は義眼 見た目の年齢は、22くらいだろう 他にも鉤爪出せたり 腕を増やしたり 再生したり、不老だったりで色々凄いことになっている。 今まで手に入れた技術を駆使し この体となった。


 私の体の自慢は、ここまでとして話を再開しよう

 その後も大賢者()に目をつけられ変な用途不明アイテムを押し付けられたりしたが、今はどうでもいい


 そして何年たったかは分からないが、今に至る。

妹だが、 とりあえず欠損している箇所は、 ショゴスの一部や他の万能細胞で何とかして 後は、不老にして、一緒に暮らすかと計画している。

 まぁ全ては妹次第だが、 本人が嫌だというのならば それはそれでだ。


 あぁ先に言っておくが、ショゴスとは、私にもよく分からん 万能細胞で、できている超強い生物とだけ考えてくれ


 コールドスリープ装置から妹の体を取り出し 容器に入れる。

その時 万能細胞達をうまく扱えるように、変化させたのを、妹の体にくっつけ特殊な 液体につける。 後は、あぁそうだ。 私の肉片も必要だった。

 なおこの方法を半分は私が作ったが、もう半分は、どっかの大賢者だ。名前は忘れた。


 入れた液体が無くなれば、終わりだ。 成功してくれよ

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