庭師と魔術師
よろしくお願いします。
サギニは去った。
しかし、このまま露骨にジエラ暗殺に動くわけにはいかない。
「ジエラがどんな容姿をしているか分からんからな。当初の予定ではジエラが連れ込まれたという娼館…『ローレライ』に潜入し、めぼしい娘を片端から殺害。そこ後火付けして処理するつもりだったが…そのような事をしてはさすがにサギニとかいう護衛が気づくだろう」
ならば静かに動くべきだろう。
確実に殺害したかったのだが、今回は仕方がない。
井戸に毒を仕込み、食あたりに見せかけてジエラを殺害するのだ。
巻き添えになる娼婦がいるだろうが、所詮は娼婦。
万一、ジエラが死亡したことが確認できなかった場合、改めて動けばいい。
「…よし。カラダは火傷と擦過傷、裂傷は浅い。骨や筋肉、筋には異常はない。淫売を始末するのに問題はない」
予期せぬトラブルがあったが、上手いこと切り抜ける事ができた。
まだまだ今宵の仕事は終わっていないのだ。
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建物と建物の間の闇の中。
物陰の奥から彼が眺めるのは、伯都の男で知らぬ者はいないという高級娼館『水辺の歌姫』。
夜の街にあって、月明かりを浴びることでなお目立つ白亜の建物である。
この娼館は常時30名程の娼婦を有し、女性たちだけで共同生活を営んでいる。
この建物にターゲットであるジエラが潜んでいるという。
ジエラなる淫売は単なる害虫ではないようだ。
二人の貴族を手玉にとる程の害虫だという。
放置しておけば侯爵家、伯爵家にどれほどの悪影響を及ぼすか知れたものではない。
しかしエリックはジエラの顔を知らない。
分かっているのはその害虫は確実に侯爵家、そして伯爵家に必要ない存在だという確信のみ。
本来なら念入りに下準備を行い、足がつかないようジエラのみを闇に消すのだが、今回は状況がそれを許さない。
サギニという凄腕の護衛。
そしてすでにハージェス侯爵公子がすでに籠絡されているということだ。
(ふん。さっさと終わらそう。今夜ならばサギニという護衛も油断しているだろうからな)
エリックは足早に建物に近づき、裏口のカギを開けて侵入しようとしてドアノブに手を掛ける。
不用心にもカギは掛かっていない。
そして館に這入った瞬間、エリックの意識は消失した。
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「……む?」
唐突にエリックの意識が回復する。
先程彼がいた建物と建物の隙間の暗がりではない。
何処かの一室、それも椅子の様なモノの上に全裸で座らされていた。
若干、頭がクラクラするのは何か強力な睡眠薬か何かで眠らされていたかのようだ。
「……おや、気づいたかい?」
女の声がしたと認識するや否や、いつの間にか女が目の前に立っていた。
「…ッッ!??」
美女である。
全身が男を悦ばせるために特化したような…色欲、愛欲、肉欲、淫欲の権化のような淫靡極まりない肉体美。
黒い髪と黒い瞳は闇よりも深い漆黒。
白い肌は白磁よりもなお白い。
重厚なキセルを手にした彼女はおそらく20代の半ばと思われる。
まさに成熟した女の盛り。
彼女が街を歩けば全ての男は振り向かざるを得ないだろう。
それに身に纏う衣装も異質だ。
カラダのラインを露わにした特殊下着。
それも刺繍によって肝心なトコロが見えなくなっているだけの全体的に極薄な布地であり、ほどんどの地肌が透けて見えている。
いや、下着と思われたが、彼女は黒のピンヒールを履いている。つまり外出着なのかもしれない。
指にはゴツゴツした指輪が鈍い光を放っている。
そんな美女がエリックを見て微笑んでいるのだ。
並みの男ならば股間をいきり立たせてしまう状況であるが、彼は突然の異常な状況にそれどころではなかった。
エリックは、この女は人間ではなく、悪魔、それも淫魔かと思った。
それほどまでにこの女の持つ雰囲気は淫猥であった。
「ふふふ。儂の艶姿に見惚れているのかい? なかなかのモノだろう。ウチの新入りが創った下着なんだけど、これで銅貨五枚は安すぎだね」
そう言いつつ美女は「ふはぁ~~」と紫煙を吐く。
「…さてと、アンタがどこの誰か、教えてもらおうか」
エリックは何も言い出せない。
状況に理解が追いついていかない。
それを良いことに美女が話し始める。
「…まあいい。この娼館『水辺の歌姫』の娘たち…。その美しさの秘密を探ろうと、同業者が多くの間諜を寄越してきた…。どうせアンタもそのクチなんだろう」
「………」
全くの誤解である。
だがエリックは「違う。娼婦を殺しに来た」とは言えない。この状況で言えるはずがない。
「…ふふふ。答えは簡単だよ。なんで分からないんだろうねぇ。女は化粧で化けるのさ。ならウチの化粧品が上等なだけ。…ま、もっともウチの娘にしか与えてないから外部の連中は手に入れたくても出来やしないがねぇ」
そう、この娼館『水辺の歌姫』で働く娼婦たちが上等である秘密は、店が提供する化粧品にある。加えて先輩娼婦たちから後輩娼婦たちへ伝授される美容法、性技。
ちなみに他にも副作用無しの性病予防、妊娠予防のクスリもコレに含まれるだろう。
「…確かに、アンタの言う通り、俺は…この娼館について調査するよう頼まれてきた…」
既にエリックはジエラ殺害は失敗だと判断した。
ならば脱出して情報を持ち帰るのに全力を賭けるのみ。
彼は何でもいいから脱出する機会が得られないかと、美女から情報を得ようとした。
「…やはりね。まあ、アンタが来てくれたお礼に昔話をしてやろうじゃないか」
妖艶な美女は語る。
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今の連邦、帝国、王国をはじめとする大小様々な国が乱立するよりも以前、この大陸には一つの大国があった。
その大国で最も権威と実力ある魔術学院に一人の天才魔女が現れる。
天才魔女はその美貌もさることながら、その才能と実力は圧倒的で、大陸に並ぶものなし。
それどころか統一大国における全魔術師の中において、天才魔女は次席の三倍は優れているとして『三倍偉大』と評されるほどだった。
しかし彼女はとある邪道に手を染めてしまう。
それは『精魔術』。
魔術師は己の内なる魂を元に魔力を生成し、魔術を発動するのは当時から知られていた。
そして彼女が男の精液の秘密に気づいたのは偶然であった。
僅かな精液の中に何億もの『人間の魂』と言えるモノが存在するのだ。
ならば精液の内にある魂を己のカラダに取り込み、何億人分の魔力を自在に操り、より強大かつ大規模な魔術を行使できると考えた。
魔女は学院中の男を誘惑し、実験を重ねていた。
だがやがて魔女に恋人を寝取られた女生徒たちによって、その魔女は取り押さえられた。
三倍偉大と称された大魔女が、たかだか女生徒如きに拘束された理由。
それは未完成の精魔術の副作用で彼女の魔力は変質し、通常の魔術を行使する事が叶わなくなってしまっていた。
しかも肝心の精魔術も未完成。
つまり、取り押さえられた当時、大魔女は単なる『痴女』に過ぎなかった。
彼女は『学院の風紀を著しく乱した』として学籍をはく奪され、研究資材もナニもない辺境の田舎へと追放された。
彼女は既に魔術を使えない。
かつての大魔女に返り咲き、さらに強大になるには精魔術を完成させるしかない。
だが老いには勝てない。
老いてしまっては男を誘惑し、その精液を搾取することなど不可能。
学院の皆はそう考えた。
そして元魔女は忘れ去られた。
そして時代が過ぎ、統一大国は滅ぶ。
その後、魔術は廃れ、今に至る。
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妖艶な美女は「ふはぁ~~」と紫煙を吐く。
「…というワケさ。辺境に追放された元魔女はカラダを売るしかなかった。彼女の美貌は群を抜いていたからね。研究用の精液が不足することは無かったが、いかんせん『精魔術』研究のための資材や設備が圧倒的に不足していた。だが元魔女は諦めなかった」
「………」
「元魔女は男を誘惑するための努力を惜しまなかった。同時に田舎で手に入る薬草やら魔物の素材で化粧品を研究した。美容のために何をすればいいか。そして効率よく男から精液を搾取するにはどうすればいいか…。そんなコトをしていたら、魔女はいつの間にか娼館の楼主におさまったんだ」
「………」
「魔女は少しずつ資材を集め、設備を整え、『精魔術』の研究を進めていった。そして分かったのさ。この研究の完成には多量の黄金が必要なんだ。黄金はあらゆる金属の中で最も安定した貴金属さ。卑金属を錬金して貴金属たる黄金へ変えるのは錬金術の秘奥だが、その黄金と精液を錬成してさらに次の段階の金属に至らせる。その金属…『淫者の石』を…。…すまないね。話に夢中になってしまったよ」
「ふふふ」と嗤う妖艶な美女。
彼女の視線はエリックの股間に向けられている。
裸のまま椅子に座らされたエリックが、美女の意図に思い至るのは至極当然の事。
彼は確信した。
この妖艶な女は娼館の娼婦の一人!
かつての大魔女から代々『精魔術』の研究と化粧品の製法、美容法、そして性技を受け継いできた魔女の後継者なのだと確信し、戦慄した。
「…お、俺は、死ぬまで貴女に精液を絞られる…のか」
「ふふッ」
妖艶な魔女は淫靡に笑う。
訓練により女の色香などに惑わされないはずのエリックはひどく動揺した。
「ま、待ってくれ! では貴女は古代の統一大国の魔女から秘術を伝えられた後継者なのだろう!? ならこのような娼館の娼婦としてではなく、連邦の魔術研究機関で研究を行えばいい! 俺は魔術師の知り合いがいるから、なんなら口を利いて…」
エリックは「ここで一生、美女に精液を抜かれ続けるワケにはいかない!」と、美女が興味を持ちそうな話題を提案する。
しかし妖艶な美女は「その研究機関とやらでも、かつての統一大国の学院と同じ事が起こるんじゃないかねぇ?」と聞く耳をもたなかった。
エリックも引き下がるワケにはいかない。
「あ、貴女の持つ化粧品はそれこそ貴族の奥様方に大金で売れる! 研究には黄金が必要なんだろう! 俺は商人に知り合いがいるから、なんなら口を利いて…」
しかし妖艶な美女は「娼館の女たちが使う分で手いっぱいさ。儂一人じゃ売れる程作れないし、それに化粧品の製法は隠匿すべきものだから他に弘めるつもりはないね」と聞く耳をもたなかった。
エリックは諦めない。
「俺が帰還しなかったら、この娼館が怪しまれるんじゃないか! それは貴女も拙いのではないか!?」
しかし妖艶な美女は「たかがスパイが行方不明になったところで誰が困るのかねぇ? 儂が雇い主ならトカゲの尻尾切りさ」と聞く耳をもたなかった。
それからエリックは何度か説得を試みるが、妖艶な美女はついに彼の説得に耳を貸そうとはしなかった。
…もはやこれまで。
自分は一生、目の前の美女のための精液製造人間とってしまうのか。
任務のために多くの命を消してきた俺の最後としてはあまりにも温い最後だ、と自嘲する。
だが!
そう思った矢先、
妖艶な美女は瞬く間に年をとってゆく。
男を惑わすための妖艶な肉体はシワだらけ、
無数の男根を果てさせてきたであろう巨乳は垂れ下がり、
歯は抜け、背は曲がり、髪は白髪となり艶がなくなり、
せっかくの特殊下着もサイズが合わなくなったのか脱げ落ちてしまった。
「ァァーーーッ!!?」
「…ありゃ、モタモタしているから時間切れだねぇ。ヒィ~~ッヒッヒッヒ!」
なんと、彼女はこの娼館の楼主…ヘキセンであった!
美女が瞬く間に老婆に変わっていく姿は訓練されたエリックをして驚愕と恐怖以外のなにものでもない。
先程まで女盛りの肉体に変化していたのは、未完成だという『精魔術』の効果かも知れないが、エリックにそんな事を想像する余裕はなかった。
「で、では先程の話は…。た、確かに娼館の楼主は若い頃魔術師だと聞いた事があるが…」
「ヒィ~~ッヒッヒッヒ! さっきの話はアタシの若い頃の昔話さぁ!」
「バカな! 古の統一大国など文献でも記録が曖昧だ! 一体貴様は何歳だというんだ! 聞けば精魔術とやらは未完成…」
「女に年を聞くなんて野暮はお言いでないよ。だが術は未完成とはいえ、いくつかの副次効果は発見したからね、こうして精の中に蠢く魂を喰らって生命を永らえているのさ! なに、完成すれば魔術をも大出力で撃てるようになるさね! ヒィ~~ッヒッヒッヒ!」
エリックは全裸の老婆が恐ろしかった。
男の精液で生き永らえる老婆が心底恐ろしかった。
「…ホントはね、間諜といえど死ぬまで精を頂戴するから、せめてもの慰めにアタシの絶頂期の肉体で相手してやってるんだ。だが生憎とアンタがアタシとのおしゃべりに夢中だから、時間切れというわけだ。仕方ない。このまま逝かせてやるから、そのまま大人しくしてなぁ…♡」
「--ッッ!!?」
ヘキセンは目を細めてエリックを覗き込む。
そして枯れ枝のような指をした手を彼の股間に向けると、そこからナニか白い靄のようなモノがヘキセンに向かって流れ込み始めた!
(…あ、ああ…俺のなかの…子種の…魂ってやつか…。こんなバケモノが…伯国に、潜んでいようとは…不覚…)
そして徐々にエリックの体が老い始め、まもなく彼はミイラのように干涸びでしまったのである。
彼自身生命力すらもヘキセンの滋養となってしまったのだ。
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「…ふう。これで暫く保つね。それにしても丁度いい時に間諜が現れてくれて助かったよ。でなければ娼婦の真似事して客を取らなきゃならないからね。油断しちまうと吸い過ぎて腹上死させちまうから、アタシャ苦手なんだ…」
ヘキセンはブツブツ言いながらエリックを木槌で砕く。
カラカラのミイラは簡単に粉々となり、あっという間に原型など分からなくなる。
かつてエリックだったモノは誰にも知られる事なく水路に流されてしまった。
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翌朝。
「「「おはようございます!」」」
「ああ、おはようさん」
娼館にいつもと同じ朝がやってきた。
深夜営業は美容に悪く、ランプ代がかさむために、娼館『ローレライ』の夜は早く、朝も早い。
皆で食べる朝食だが、ヘキセンの席には朝食に加えて昨日の売り上げが記録された帳簿が置かれている。
「…セフレが作った商売用の衣装。客の反応はどうだい?」
「はい! 上々です!」
「すっごくイヤらしくて、もう最高だって!」
「お蔭で何回戦も出来るから料金割増でもOKみたいです!」
「凄いですね! 姐さんのセンス! まるで男のツボが分かってるみたい!」
皆に褒められたジエラは「いやー、それほどでも」と頭を掻いていた。
それはヘキセンも認めるところだ。
彼女の長い人生において、これほどまでの『性交の為だけに特化した下着』などお目にかかったことが無い。
「ヒヒヒ。セフレを拾ったことは間違いじゃなかったようだね。さ、アンタたち、朝メシは美味く食えるかい? 体調はドコもおかしいところはないかい? 少しでもおかしかったらゆっくり休むんだよ。さぁ、元気な娘は今日もしっかり稼ぎなァッ!」
「「「はいっ♡!!」」」
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ヘキセンは守銭奴である。
それは彼女の目的…『精魔術』の完成の為に、黄金…金貨を稼ぐこと。
今日もどうすれば売り上げが上がるかを考えている。
しかし同時に、カネを稼いでくれる娼婦たちの健康と美容に気を遣っている。
それは同時にヘキセンが娼婦たちに愛情を持っているからに違いない。
無論、娼婦たちはヘキセンが魔女だとは知らない。
しかし、ヘキセンは娼婦たちを大切に扱い、娼婦たちはヘキセンを慕っている。
それで十分である。
ヘキセンは学院に在籍していた当時、精魔術の研究の都合上、彼女は子供を成せないカラダになってしまっていた。
故にここで働く娼婦はヘキセンの娘も同然であるのだから。
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朝食後。
掃除、洗濯など、娘たちが慌ただしく自分の仕事をこなしている。
ヘキセンは独り、安楽椅子に腰掛けながら自室の窓から外を眺めていた。
穏やかな海が見える。
「…そういえば随分長いことこの街にいるもんだねぇ」
昨夜、侵入してきた男に久し振りに昔話をしてしまったので、少々感傷的になっているのかもしれない。
学院在籍当時、精液の魂を研究することで、その副次効果といえる『生命維持』と『一時的な若返り』までは理論が完成していた。
残るは精液の魂を『魔力の源泉に転用する』術式のみだった。
だが魔術の研究成果は隠匿するモノなので研究成果を学院に報告などしなかった。
そのため当時の学院はヘキセンがすぐ老いて研究が頓挫すると考えていたに違いない。
ヘキセンがこの地に流されてきた当時はドラゴンなどもおらず、何処にでもありそうな漁村であった。
最初は漁村の外れの森の掘っ立て小屋に住み着き、村の男の性欲処理に使われながら小銭を貯め、少しづつ研究を続けていた日々だった。
ついには老化すらも止める事に成功した。
ヘキセンの真の姿は老婆かもしれないが、先程のように一時的に全盛期の肉体に回帰する事も可能となっていたので、何百年に渡り男を誘惑することが可能だった。
この地が塩の街として発展してからは娼館の楼主となって研究を続けた。
娼婦たちは数年の年季明けで入れ替わるために、楼主が変わっていない事に気づかない。
客も娼婦が目的なので、奥に引きこもっている楼主など気にも留めない。
理論が完成したとき、大量の黄金が必要だと気づいたときは絶望したが、ここまで来たからには最後まで進むしかない。
ヘキセン自身の年収として稼げるのは金貨にして30枚程度。
金貨には混ぜ物がしてあるため、その全てが研究に使えるわけではない。
『ローレライ』は容姿端麗な上等の娼婦を集めるために娼婦の取り分を多く設定しているため、ヘキセンの稼ぎはこの程度しか見込めない。
しかし、ヘキセンは男の精さえあれば時間は腐るほどあるのだ。
「アタシ…。アタシは魔女。魔女・三倍偉大さ。この名を忘れたことはないよ…。ヒィ〜〜ッヒッヒッヒ!」
いつの日か、悲願が達成された日。
見所ある娘にこの娼館を美容品やクスリの処方箋とともに譲り、自分は男を漁りながら大陸中を旅でもしようか。
そしてフラリと帰る頃には自分の知らない娘が頑張っているのだろうか。
などと考えるヘキセンであった。




