各種スペックと登場人物になる予定の人達
計画段階の作品なので後から色々と変更になることがあります。
イージス艦やヘリ空母、輸送艦や航空機も出す予定ですが、一応作者自身が考えた護衛艦を主軸にストーリーを展開する予定です。
○護衛艦「ゆきかぜ」
艦種:ミサイル護衛艦(練習艦から種別替え)
艦番号:188(練習艦時3507)
全長:155m
全 幅:16.5m
深さ:10.2m
喫水:5m
基準排水量:4700トン
満載排水量:6000トン
最大速力:34ノット
エンジン出力:100000馬力(LM2500ガスタービン4基 二軸推進)
乗員数:200人(練習艦時420人)
主武装:54口径5インチ単装速射砲×1、4連装ハープーンミサイル発射装置、スタンダード対空ミサイル単装発射装機、短SAM用VLS(16セル)、20ミリCIWS×2、3連装単魚雷発射装置×2、チャフ発射機×2、礼砲一式
特徴
「イージス艦建造計画」が暗礁に乗り上げたことを受け、ミサイル護衛艦整備の必要性に迫られて急遽、試験艦の名目で建造が許された艦。 元々、「はたかぜ」型以降の次世代艦として設計されていたため「はたかぜ」と比べて艦首が延長された上に後部の武装を撤去し、対潜用ヘリを搭載できる格納庫を増設している。
「くりはま」や「あすか」と共に開発隊郡に所属する予定であったためにミサイル開発のテストの為に主砲の後ろに短SAM用VLSを装備している。 しかし、湾岸戦争勃発による「湾岸戦争協力金」捻出の為に次世代練習艦「かしま」の建造が見送られ、第44期練習航海に支障が出るという懸念から艦内スペースに余裕のある本艦を練習艦として就役させる案が認められ、「かしま」と同じように艦内に公室や特別公室が設置されることになる。
「かしま」就役後も、練習艦隊の一員として留まっていたが、予算削減と護衛艦隊総旗艦「さわかぜ」除籍に伴い、護衛艦隊総旗艦となる。
艦内構造は練習艦時代のままで、空いてしまった居住区には護衛艦隊の幕僚達が利用することになり、3年に一度の観艦式においては内閣総理大臣の座乗艦として使われている。
今回の任務においてミサイル護衛艦として優れた策敵能力を有しているのとヘリを搭載でき、皇族が利用することを見越して設計された特別公室を始めとした多くの居住区を有している上、艦齢が古く扱いにくい艦であったために沈むに惜しくないために派遣艦として選ばれた経緯がある。
派遣に当たって本来なら司令を乗せるべきであるが、単艦であるのと外交情勢を考慮して首相の委任を受けた陸上自衛隊出身の某政治家が全権大使として乗艦することになる。
経歴
1985年度予算案において当初5隻建造される予定であった「はたかぜ」型護衛艦の3番艦として申請されたが、大蔵省査定の結果、建造が認められず次年度以降に流される。 一方、米国よりイージスシステムの技術供与の話が防衛庁に持ち上がり、イージス艦の建造計画のために「はたかぜ」型は2隻までとする方針が固まる。
しかし、翌年に幹部自衛官による情報漏えい事案が生起し、米国議会において日本に対するイージスシステムの技術供与に懸念する動きが出始めイージス艦建造計画の雲行きが悪くなる。
1987年度予算案においてイージス艦建造計画が暗礁に乗り上げ始めたことを懸念し、改「はたかぜ」型として日本独自の設計であるミサイル護衛艦の建造計画が出される。 尚、設計には就役したばかりの「はたかぜ」に見つかった機関部を始めとした数々の欠陥を見直すことになり、ダメージコントロール能力向上のために艦体を延長し、CICなどの重要区画の変更、機関には試験的に米軍のイージス艦と同じLM2500ガスタービンエンジンを使用し、非常用発電機の撤廃、燃料と真水タンクの増設、大容量造水装置の設置、後部主砲とアスロック発射機を撤去する代わりに格納庫を設置し、対潜哨戒用のヘリを搭載出来るようにする案(対潜攻撃については汎用護衛艦に委託)であったがイージス艦建造計画がまだ生きていたため大蔵省に却下される。
1988年度予算案においてイージス艦建造計画が暗礁に乗り上げたために急遽、「有事の際に護衛艦として改装できる艦船建造計画」の一環として試験艦の名目で改「はたかぜ」型の予算案が認められ、建造が許可される。
1988年、米国議会において日本に対するイージスシステムの技術供与に反対していた中心的議員が某国関連企業より多額の不正献金を受けていたことがCIAの調査によって明らかになり、某国の手によって妨害されていた事実が明るみになる。
同年、改「はたかぜ」型護衛艦の建造がIHI横浜工場にて開始される。
1990年度予算案(忠実の2年遅れ)において米国からイージスシステムの技術供与が認められたことを機に海上自衛隊初のイージス艦の建造が許可される。 防衛庁内部において改「はたかぜ」型の有用性が疑問視され始める。
1990年8月湾岸戦争勃発 1991年度予算案で認められる予定であった練習艦隊旗艦「かしま」型の建造が「湾岸戦争協力金」捻出の為に一年延期される。 防衛庁と大蔵省の協議の結果、建造中であった改「はたかぜ」型の艦種を変更し、練習艦として就役されることにし、艦橋内部に公室と特別公室の設置、幕僚や音楽隊、実習幹部のために居住区の増設、女性自衛官用設備の追加の予算が認められる。
1991年8月 改「はたかぜ」型進水 不幸な生い立ちを憂い、関係者達の手によって大戦中の武勲艦から名前を取って練習艦「ゆきかぜ」と命名される。
1993年4月 「ゆきかぜ」就役 艦尾に自衛艦旗が掲揚される。 強力な機関を搭載しているため最大速力34ノットを記録、現役護衛艦中で最高速力を誇る韋駄天艦として世間から認知されてしまう。
1994年5月 第44期練習艦隊旗艦として世界一周航海を行い、無事に達成する。 この時の実習幹部の中に、後にこの艦の艦長となる人物の姿もあった。
尚、この年に練習艦「かしま」が無事に就役したため帰国後、「ゆきかぜ」は練習艦隊の旗艦の座を「かしま」に譲り、練習艦隊の一艦艇として行動することになる。
2010年6月 練習艦隊の予算削減と護衛艦隊旗艦「さわかぜ」除籍に伴い、練習艦から艦種変更され、ミサイル護衛艦として艦番号が「DDG188」に変更される。
艦内設備等はそのままで護衛艦隊総旗艦となる。
2015年4月 太平洋上での年次修理明けの訓練において謎の漂流船を発見する。 折りしも南鳥島沖での動乱の為に海上保安庁が対処できる余裕が無かったため、司令部からの命令で艦長は立ち入り検査隊を出動させ、調査に向かわせる。 この時、船内に奴隷として捕らえられていたエルフの保護と、奴隷商売をしていた国際法違反の犯罪者として何人かの船員の身柄を拘束する。 尚、この時保護したエルフ達の中に王族がいたことが後に明らかになる。
10月、父島に伝説上の物とされていた体長2m近い大きさの飛行竜が飛来し、鶏小屋を荒らす。 現場に駆けつけた警察官の証言によると、竜は彼の姿に気付くと同時に飛び立ち、空の彼方へと消えて行ったという。
同年11月、本土と父島を結ぶ連絡船「おがさわら丸」が父島より北方70キロ地点の海面上に浮かぶ直径100メートルほどの謎の水晶体を発見する。 連絡を受けた保安庁の巡視船「あすか」が警戒に当たると、中から体長5メートル近くの大きさの飛行竜が現われて炎を向けてきたために、船長の判断で交戦することになる。
辛うじて竜を撃退することに成功したが、現場付近の海面から一人の男性の遺体が発見される。 その後、遺体を検死した警視庁の報告で遺体には現代人に必ずあるとされる予防接種などの跡が見られず、過去に保護したエルフ達の証言と相まって彼が異世界から来たことが判明する。
翌年1月、数々の調査結果を受けて日本政府は水晶体を異世界「レンズ」と命名し、現在も時折飛行竜や新種の海洋生物が来訪し、生態系を脅かす恐れがあることから現地への調査計画が発案される。
同年4月、現地の政治情勢を考慮して護衛艦隊総旗艦「ゆきかぜ」を旗艦とする「特殊地域探索艦隊」が編成される。 しかし、艦隊とは言っても「ゆきかぜ」一隻だけであり、外交交渉能力も求められることと野党の反応を考慮して司令がおらず、総理大臣の委任命令を受けた自衛隊出身の某政治家が代表として率いることが臨時国会で認められる。
同年6月、乗員の再編と再練成訓練を終え、「ゆきかぜ」は様々な思惑を持つの人々を乗せて「レンズ」を潜り、異世界へと向かうことになる。
登場人物
○堀田勇吾 3等海曹 30歳
本作の主人公、「ゆきかぜ」機関科に所属する乗員。
立ち入り検査隊に所属していたために難破船捜索に立ち入ることになり、そこで囚われていたレジーナを助け出す。 彼女からの一方的な好意にホトホト困り果てるも次第にかけがえの無い存在であることを意識し始める。
趣味は読書と手先の器用さを利用したアクセサリー作り。 彼の作り出すアクセサリーはレジーナや取り巻きのエルフの女性達に好評である。
独特の考え方と経歴、豊富な知識を有する為に上司からは変人、後輩達からは頼れる兄貴分と思われている。
「婚姻の契約」によってエルフ達の言葉を理解し、話せるようになったため通訳として彼女達の行動に振り回されることになる。
甘党であり、カレーも甘口が好みである。
○レジーナ エルフ族の第一王女 20歳
奴隷船に囚われていたお姫様。 自身を助けてくれた主人公に一方的な好意を持ち、強引に彼の唇を奪って「婚姻の契約」を結ぶ。 高貴な印象を周りに振りまいているが、主人公と二人っきりになった途端に甘えてくる所がある。
何にでも好奇心を抱いてしまう性格であり、やたらと主人公を質問攻めにするのだがその反面、高い知能を有する才女でもあり、次第に日本語をマスターしていき日本政府高官と片言ながらも会話ができるようになる。
尚、大の辛党でもあり、海自名物の海軍カレーを気に入ってるのだが、彼女の場合はその上から唐辛子をかけるなどして辛さを増している。
○森口慎二 1等海佐 49歳
「ゆきかぜ」艦長、幹部学校時代は将来を有望視されていたが、本人は一介の船乗りになりたかったために試験をわざと白紙で出して騒動を起こしたことがある。 そのため、真ん中位の順位で幹部学校を卒業したために出世から遠ざかる。 艦長としての技量は高く、以前艦長を務めた汎用護衛艦で米国の最新鋭イージス艦を撃破した実績があり、温和な性格から乗員達からの信頼も厚い。
私生活において独身貴族を謳歌しているが、ある人物には頭が上がらない模様。
カレーに関してはうるさく、「ゆきかぜ」のカレーライスは彼の好みに合わせてマイルドさを追求している。
○綾村玲子 2等海佐 ?歳
実年齢よりも若く見える「ゆきかぜ」副長。 幹部学校時代はトップの成績で卒業し、将来を有望視されているエリート自衛官。
女性自衛官として至上最速で2等海佐になり、艦船勤務経験と情報部に所属したこともある経歴から今回の任務のために本来、機関長が兼務していた副長業務を引き継ぐ形で「ゆきかぜ」副長になる。
彼女自身、「ゆきかぜ」に応急長として勤務した経験があったために艦の運行に関しては支障は無い模様だが、艦長の森口とは過去に一悶着あったため、彼から距離を置かれている。
童顔で背が低いために乗員達からマスコットとして思われており、中年の隊員達を中心としたファンクラブ組織「親衛隊」が存在する。
カレーはシーフード系が好き。
○武藤寛 2等海尉 28歳
「ゆきかぜ」砲術士。 立ち入り検査隊の隊長も勤めており、船内に囚われていたエルフ達の救助を指揮する。 主人公とは以前に乗艦していた艦からの知り合いで、機関科に属していたことからお互い気の許せる仲である。 剣道の達人であり、同じ武人であることから王女であるレジーナ直属の護衛騎士長であるダークエルフのフィリアと恋仲になる。
カレーは牛肉がたっぷり入ってる方が好き。
○フィリア レジーナ直属の護衛騎士長 18歳
濃紺のスーツを愛用するダークエルフの女性。 レジーナが捕まった後も彼女に黙ってついて行き、奴隷船内での救助に一役買うことになる。 剣術の腕は高く、同年代では敵なしであった武藤と差しで渡り合うほど。
当初は伸縮型の警棒を武器にしていたのだが、後に贈答品である日本刀を愛用するようになる。
武藤とは恋愛関係になるのだが、実家の都合もあって中々前に進めていない。
カレーはふくしん漬けをたっぷりかける方が好き。
○ジル レジーナ直属の世話係 14歳
幼児体型であり、メイド服を愛用するエルフの少女。 小さい体でありながらそつなく世話係の仕事をこなしているが、時々ドジを踏んでしまう。 本来なら目上のベテランがいたのだが、彼女は奴隷船に乗せられる前に殺されてしまったため、今はジルが世話係の代表として奮闘している。
フィリアのことを実の姉のように慕っており、時々彼女に甘えることもある。
主人公の弟であり、外交官でもある立花に恋心を抱いているが、中々進行する気配は見られない。
主人公以上の甘党であり、カレーに砂糖を入れる程。
○立花大吾 外務省特派員 28歳
入省6年目の外務省職員。 大学時代に鉱物学を学んでいたため、現地の鉱物類の調査も兼ねて使節団のメンバーに選ばれる。 実は主人公の弟でもあり、幼い頃に両親が離婚してバラバラに引き取られた過去がある。
主人公と違って眼鏡を愛用し、髪を伸ばし細身の体であったため乗員達から兄弟であることに気付かれていない。 ヒラ隊員である兄と違い、若いながらも社交的な性格を生かして官民問わず幅広い人脈を持つことから、省内で早くも将来を有望視されているがその反面、プライベートが拘束されることを嫌い、女性との付き合いが長く続かない。
ジルから好意を持たれているが、本人はそれに気がついていない。
兄弟らしく、辛口が苦手でカレーは牛乳をかける方が好き。
○高見沢来栖 3等海佐 35歳
「ゆきかぜ」砲雷長。 加藤の直属の上司でもあり、艦の武器関係の全てを統括する人物。
エリートであるが個性豊かな部下達を上手く纏め上げる手腕を持つ。 語学への造詣も深く、艦内の乗員達の中で真っ先に異世界の言語をマスターした天才でもある。
インドカレーが好き。
○米沢茂 3等海佐 37歳
「ゆきかぜ」船務長。 CICを主戦場とする乗員であり、対空システムに深い造詣を持つ。 眼鏡をかけた紳士であり、食後に必ず紅茶を愛飲する。 個性の強い幹部達の中で最も落ち着いており、女性から好意を寄せられることが多いが、未だに独身である。 ある意味謎の人として認識されている。
カレーライスよりドライカレーの方が好き。
○木崎光 1等海尉 35歳
「ゆきかぜ」航海長。 商船学校出身で海図の無い異世界航海において高い手腕を発揮する。 自衛隊に対する思い入れは浅く、入隊同期も「就職難だから」だったりもする。 結婚しており、二人の子供を持つも退職して商船会社に就職しようと考えている。
カレーはひき肉入りが良い。
○武田博之 3等海佐 48歳
「ゆきかぜ」機関長。 艦長達と違い、3等海曹時代に受けた部内幹部試験で幹部になったB幹出身。
お腹が出て頭皮も薄いために自衛官に見えないが、潜水徽章を持つなど水泳は得意で水泳能力測定において1級バッチを持つ猛者。 士官室においては他の幹部達のまとめ役になることが多く、艦長からの信頼は厚い。 結婚しており、3人の娘を持つ子煩悩な一面がある。
彼のカレーは大盛りで出すように支持がなされている。
○北川美月 2等海尉 32歳
「ゆきかぜ」補給長。 技術海曹として入隊し、部内幹部試験を受けて幹部になった女性自衛官。
デスクワークのスペシャリストで契約課にいた経歴を持つことから交渉のスペシャリストでもある。 「ゆきかぜ」においては現地の人々との交渉に手腕を発揮する。 独身であることを気にしており、婚期をやたらと気にしている。
少食のため、カレーはご飯半分ルー多めで出すように支持がされている。
○井村健之 海曹長 50歳
「ゆきかぜ」先任伍長で全乗員の中で最高齢の人物。 本来は電測長でもあり、CICの主。
先任伍長は本来、乗員達から恐れられる存在なのだが、終始温和な態度で乗員達と接することから「仙人」と呼ばれてたりもする。
カレーは野菜が多めの方が好き。
○加納力也 1等海曹 45歳
主砲を預かる射撃員長(ダイ長)。 近代戦には似つかわしくない対艦巨砲主義者。 大砲への熱き想いを持っており、5インチ単装砲に対する愛は深く、主砲発射前には必ず砲身にお神酒をするほど。
近代的な主砲を毛嫌いしており、イージス艦への乗艦を断った過去がある。
独身であり、綾村のファンクラブである親衛隊のリーダーでもある。
カレーはマヨネーズ派。
○大西隆一 1等海曹 46歳
射撃管制員長。 加納とは同期入隊で無二の親友でもある。 彼と同じく主砲に対する情熱は深く、百発百中に匹敵すると言われる優れた技量を持つ。 加納と大西の存在によって「ゆきかぜ」の高い射撃能力があると言っても過言ではない。
加納と違い、結婚しており二人の息子がいる。
カレーはケチャップ派。
○藤田満 1等海尉 42歳
海上自衛隊の警察組織である警務隊に所属する隊員。 異世界において隊員達に対する規律や現地人からの犯罪行為を監視するために「ゆきかぜ」に乗艦している。 警察学校も出ているため豊富な司法知識を有しており、常時拳銃を携帯所持することが許された数少ない人物でもある。
カレーは豚肉派。
○村上茂樹 2等海曹 35歳
藤田の部下で警務隊の一員。 犯罪捜査に関してはプロ級で某国のスパイと交流のあった隊員の身柄を拘束した実績もある。
警察官になるのが夢だった。
カレーは鶏肉派。
○福島敦 1等海尉 32歳
防衛大臣直轄部隊である情報保全隊の隊員。 乗員達の中にスパイがいるという情報を聞きつけ、急遽「ゆきかぜ」に乗艦することになる。
表向きの配置は撮影班の班長である。
グリーンカレーが好きだがどの部隊でも作ってくれなくて困っている。
○安藤弘樹 1等海尉 35歳
特別警備隊の隊長。 本名は不明で、後方幕僚の一員として乗艦したために乗員達にも正体を明かしていない。 二十名近くの部下を率いているが、艦長を始めとした一部の上級幹部以外は乗員でさえ正体を知られていない。
高い戦闘能力を有するが、自衛官らしからぬ冷徹な性格で人を見下すような発言をするために乗員達からの評判は悪い。
自分で採った(拾ったとも言う)獲物を料理する時、カレー粉は何でも美味しくする魔法の調味料だと思っている。
○川上哲平 1等海曹 45歳
海上自衛隊の施設科隊員。 本来は陸上で基地の保守整備に努めていたが、異世界における補給設備や飛行場の整備のために急遽、横須賀から「ゆきかぜ」に乗艦して異世界にやってきた人。
現地にいるドワーフの人々と共同で飛行場の建設にあたり、その過程でドワーフの女親方と親しくなる。 主人公とも顔見知りで一緒に働いたこともある。
大のコーヒー党であり、カレーにもコーヒーを入れる人。
○鈴木正明 参議院議員 62歳
口ひげがトレードマークの元陸上自衛隊の1等陸佐。 首相からの要請で全権大使として「ゆきかぜ」に乗艦し異世界で外交交渉をすることになる。 かつて数々の海外派遣を経験したことから優れた外交知識を有し、勝手の違う異世界での交渉に手腕を発揮する。 陸の人であったために「ゆきかぜ」乗艦中は船酔いに苦しまれ、酔い止めが手放せない。
カレーはやっぱり外で食べるのが一番だと思っている。
○牧村隆 海上保安庁職員 35歳
一応乗り合わせることになった人。 自分の出番があるのか不安に感じているが、優れた国際法の知識を有するため艦長から重宝されてたりもする。 以前は領土問題で揺れる海域で勤務してきたこともあって他の乗員達と一線を画して警戒心を保ってたりもする。
安藤が唯の後方幕僚幹部でないことをいち早く見破っていたりもする。
カレーはうどん派。
ご意見や質問等も受け付けます(防衛秘密に関することは勘弁を)。
ありきたりのネタにならないように頑張る所存です。