~とあるアリスと死んだ月の国~
次のアリスのお話はある国の姫に生まれたアリスが不思議の国に迷い込んでしまった話。
迷い込んでしまった国は【月の国】元々光に包まれ黄金の国と呼ばれていたこの国から光が消えてしまい今では黒く荒んで月の影さえない暗黒の不思議の国に迷い込む話。
2番目のお話のアリスはとある大国に生まれた由緒正しき姫として生まれてきた。
そんなアリスはこの由緒正しきこの家柄に疑問を感じていた。
「私が見ている世界は………本物の世界なのか?」
そう、アリスが思うのには理由があった。
一大国の姫であればその姫に悪い部分など誰も見せるはずなく取り繕った態度に取り繕った笑顔、皆偽物の仮面を被りアリスに近づき己の欲望のためだけにアリスに媚びる。
だが、そんな輩をアリスは追い払うことなど孤独なアリスにはできなかった・・・・・・。
昔から近づいてくるものは皆、『見返り』を求めていた。それが当たり前だった……一族が上にいるものならばそれは友達なんてものできるはずもなくずっとこの18年間孤独に育ったのだ……。
そんなアリスが、政権を握るとなり代替わりの儀式を準備していた日。
アリスは、ふと吸い込まれるように衣裳の間から外に出て物置小屋に導かれていった・・・・・・・。
すると、その古びた倉庫からは何か不思議な光が放たれていた。
その光を見たアリスは光の元に綺麗な着物を引きずりながら光の元へと走り出した。
そして、アリスが物置小屋の扉を開けるとそこの床には鏡だけが落ちており煌々と光っていた光はいつの間にか消えていた・・・・・・・・。
そして、落ちている手鏡をアリスは手に取り鏡の中を見つめると声が聞こえたような気がした……。
(アリス・・・・・・・・・・僕たちのアリス・・・・・・・・おいで・・・・・・・変わりたいのなら・・・・・・・・・・・・)
その言葉と共にアリスは手鏡の中に吸い込まれた……………。
アリスが手鏡に吸い込まれ目を覚ますとそこは黒く沈む光のない『闇』だった。
姫アリスと死んだ月の国(第一話)




