~とあるアリスと死んだ月の国(4)~
次のアリスのお話はある国の姫に生まれたアリスが不思議の国に迷い込んでしまった話。
迷い込んでしまった国は【月の国】元々光に包まれ黄金の国と呼ばれていたこの国から光が消えてしまい今では黒く荒んで月の影さえない暗黒の不思議の国に迷い込む話。
アリスを導く謎の小さな光は徐々に下に近づくにつれて光を増してきた・・・・・・。
「だんだん明るくなってきてる・・・・・・?」
すると急に今まで無重力のように浮きながら降下していたのに何かが途切れたように急速にアリスは落下し始めた・・・・・・。
「きゃぁぁぁぁーーーーー!!!」
そして、そのまま一番下の床にぶつかると思いアリスはグッと目をつぶると誰かにアリスは抱えられた。
(パサッ・・・・・)
「誰・・・・・・・誰が助けてくれたの?」
そう思いゆっくり目を開けてみるとそこには見知らぬ少年がアリスのことを軽々と持ち上げていた。
「ごめんなさい・・・・助けてもらってしまってこんな小さい体の少年に助けてもらうだなんて申し訳ないわ・・・・・・」
「助けた・・・・・みんな最初はそう言う・・・・でも俺は助けたつもりはない」
「どういうこと?」
「俺がこの国を蘇らすことのできる月の使者リビだ。そして、お前こそがこの月の蘇らすために必要な最後の生贄だ。」
そういわれアリスはリビに聞いた。
「生贄って・・・・・・死ぬの?」
すると、リビは素直に答えた。
「死ぬのではない、月のために月とともに生きるんだ・・・・・」
そう言われたアリスはなんだか姫として生きた自分の人生誰かの為に自分を捧げるようなことを一度もしたことがなかったと思いそんな終わり方もいいのかもしれないと思い少年が差し出す手を静かに手を取り目が開けられないほど輝く丸い球体のもとに近づいた。
「これが・・・・・・月?」
「そうこれがかつて黄金の国と呼ばれた月の眼だよ・・・・・・」
「月の眼?」
そしてリビはアリスを月の眼の前に立たせた瞬間アリスの意識が飛んでしまった・・・・・。
そして、意識を覚ますとそこに月の眼はなくリビは床に倒れ込んでいた。
「リビ!!」
「サ・・・・サンタ・・・・」
すると後ろからあのサンタがやってきた。
「何をしてるんです?人質が・・・・・・」
「この兵器はいつどこで作ったのですか?危うくアリスの力を無駄に使われるところでしたよ・・・・・」
「力?」
すると、サンタはアリスに近づきアリスの顎をクイッと持ち上げアリスに言った。
「そう・・・君には特別な力が備わってるんだよ・・・・・」
そう言いアリスの頬を一発叩いた。
(バシッ!)
「一緒の牢屋に入れるべきじゃなかったですねー次はこんなことしないでくださいね次こんなことしたらただじゃすみませんよ・・・・」
「ただって?」
そうアリスが恐る恐る聞くとサンタがアリスの首筋にナイフを添えて薄く切り傷をつけたところから出た血をペロリと舐めた。
(ジュルッ・・・・)
「僕にあなたを傷つけさせて、そしてあなたの美味しい血を舐めさせていただける・・・というのなら何回でも僕に逆らっていただいても構いませんよ?」
アリスにはその言葉がとても正気の沙汰で言っているようには聞こえなかった。
「あなた・・・・・・オカシイわ・・・・・」
「それは僕にとって褒め言葉ですよ?アリス・・・・」
こうして、アリスはこの月の国・・・・いや、サンタから逃れるための計画をリビと2人で考えることにした。




