~とあるアリスと神と言われる者が住む国(2)~
7人目のアリスは大統領の娘に生まれ人に特別扱いされながら生きてきたが、アリス自身はそれがとてもすごく嫌だった。皆と平等に扱って欲しかったというのが悩みでそれが原因で学校に行くのもやめた・・・。
そんな時、一人の男に会いアリスは違う国に連れて行かれたそこは神と言うものが住む国【蓮ノ国】だった・・・・・・・。
アリスは傘をさした男に違うところに連れて来られた……そこは雲の上の世界のような大きな社が大きくそびえ立つ国だった。
そこで迷子になっているとそこのとても偉い女の人らしき人にこの国で一番目立つあの大きな社にアリスは招待された。
「人が少ない……。」
「あぁここには3人しかいないんだよ私を含めて4人かな?」
「嘘でしょ?何で?こんなに広いのに・・・・・・。」
「それは…」
女の人が顔に被っていた布を剥がすとアリスは驚いた!
「男?!」
「そう。女の子だと思ったんだろ?当たり前だなこんなに髪も長いんだしな。」
「ごめんね。」
「いいよ、それより君はどこから……」
「多分こことは違う世界かな…?」
アリスは正直に自分の世界の話ができなかった多分ここの世界の人たちからしたらもしかしたら私たちの世界が異世界になるかもしれないし信じてもらえと思い伏せた。
「そうか…別の世界から来たのか変わった奴だな。」
「……それよりあなたはなんでそんな変装なんか…」
「それは私が説明いたします。」
すると、お付の者が出てきて説明しに来てくれた。
「あなたは?」
「私は今のツクモ様こと麗刃様の義理の妹でお付のメイドをしておりますサツキです。ツクモ様が変装してまで表に出られるのは神の家系だからです。」
「神の家系?」
初めて聞いた単語にアリスは頭を抱えたが、なんとなくニュアンスでわかるような気もした。
「はい。神の家系は代々崇められ須高に扱われる立場にあられるのですですが代々その役目を果たされてきたのは代々巫女女の仕事なのですが本当のツクモ様になられるべき姉様琴音様が逃げ出してしまい顔をかくし民の幸せ・安全を守るために街を見回りながら姉様を探しているのです。」
「そうなんだ。(私と一緒……?どこが?)」
アリスは傘の男に言われた一言を思い出していた。
「もしかしたら、琴音様は力自体を失くしてしまったのかもしれないです……聞いてみないと分かりませんが…麗刃様はこの神の家系でもっとも異端な人物でもっとも貴重に扱われもっとも崇高に扱われている存在なのです……それに気づいて。」
「なんで今のツクモがそんなに大切なの?」
「はい。神の家系で初めで男の強力な神通力を操れるお人なのですから……そう、琴音様と同等以上の」
「えっ?」
「はい。」
アリスはこの言葉を聞いて自分のいた世界で暮らしていた日常を思い出していたアリスが何故大切に扱われていたのか……本当に大切に大切だったのか…と。