1話 -目が覚めるとそこには-
んんっ……なんだ…俺は確か…
「あっ!目、覚したのね。」
「ん?君は……」
「私は、"アラ・ルーク・エルダニエ"。」
「アラ・ルーク・エルダニエ…」
「そう…ただここに使えてるメイド。」
メイドと言うことは、此処は何者かの屋敷。
ってことは………そこの人に見つけてもらった!?
「もっ…もしかして助けてもらってますか!?」
「……?はい?見たら分かるでしょ、
この屋敷は、アルデン・ガルマ様の屋敷で…」
「アルデンガルマ…うっ!」
「大丈夫ですか?」
記憶が…ない…多少はあるが…
なにか…大事なことを忘れた気が…
「大丈夫です…話を続けてください…」
「……?まあ良いですか。
この世界はもう崩壊し、
アルデンガルマ様は"見つかって居ない"。」
え…そ…「それって…」
「そう…行方不明です。」
「行方不明…だと!?」
なら…感謝が言えない!まあ良いけど。
「早速ですが、
貴方には炭鉱奴隷になってもらいます。」
「………え?」
ええええええええええええええぇぇぇぇええ!?
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炭鉱奴隷生活1日目…
何も楽しくねえぇぇぇぇぇぇ!
「ん?ここ硬いな…」
掘ってみてもいいけど…絶対硬いな…
よし掘る!
「うおおおおぉ!」
ガッ!
「…お!」
そこには…何かが埋まってた。
"ベルト"のようなものが。