表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

高校生になりたかった。

 その国は、番を得るまで色を纏うことを許されていない。人々は白服のみを着ているが、お互いの番に出会った瞬間、その白服は互いの色に染まるのだという。



 国の名はリムナ王国。穏やかな気候と肥沃な大地を有する、農耕が盛んな恵み豊かな国である。

 そんな中で特筆すべきは、この国でのみ生産される白い布である。

 素材は色々あるが、リムナにおいては何故か布や糸は白くなり、必然人々の服装は白い色のものとなる。

 さらに不思議なことに、番を得ることで服の色が番の色に染まる。その色は生涯変わることはないのだという。なので実際は大人ほど色とりどりの服を着ている。

 女神マリアリーシェの加護によるものだというのが一般に信じられているが、何故白くなるのか?何故番を得た途端に色づくのか?証明出来た者は未だ皆無である。



 蛇足だが、不思議な白い布として土産物としても人気が高い。単に布としての品質が高いためなのだが、他国において色づいた白服を見ることは稀である。















 この世界、と言ってもリムナ王国のことしか知らないけど、15歳の時にこちらに来てから既に2年が経った。

 きっかけは酔っ払ってた女の人に声をかけたこと。

 あの日は高校の入学式で、電車に乗るために駅に急いでたのに、駅前で座り込んでるその人をみたら放って置けないって何でか思って、「大丈夫ですか?救急車呼びますか?」って声を掛けてた。

 ん?この人なんか光ってる?え、あれ??


 こちらを見上げた女の人は苦悶の表情から一変し、

 「こんなとこにいたあああぁぁぁーーーっ!!」

 叫んだかと思ったら抱きついてきて、光った。





 びっくりした。それはもう、天地がひっくり返るくらい・・・。

 


 光が収まったときわたしはふわふわした実を付けた畑みたいなところに制服姿で立っていた。荷物もなくなっていて、残されたのは酒臭い匂いだけだった・・・・・。

初投稿です。よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ