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Q.神様!これはおかしいのでは? A.地球産は異世界では貴重品です  作者: 郵便局が銀杏坂
第一章 アドベンチャースクール編
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4話 Q.初めての測定ってわくわくするよね?

 入学式の後には身体数値、才能測定を行う。身体数値とは、いわばステータスのようなものだ。というかステータスだ。専ら皆ステータスと呼んでいる。そして才能とは、その人の持っている称号やスキルなどを指す。


 1学年を50人ずつ区切り、合計10クラスにする。1年A組~J組まで。個人の身体数値や才能が優れている者から順にJ組、I組、H組…という風に分けていくのだ。


 また、半年ごとにクラス替えを行う。ここではクラス替えの前に行われる試験の順位で決められる。これも全て生徒達のやる気を引き出すための策である。


 身体数値には、「体力」、「魔法力」(いわゆるMPと呼ばれるヤツ)、「防御力」、「精神力」、「筋力」、「知能」、「素早さ」などがある。それぞれ数値は1~999999まである。基本的には。そして、それらの数値の合計が「総合身体能力値」と呼ばれるものだ。また、この総合身体能力値によってランクが分けられる。


 アダム達は何列かに並び鑑定士に鑑定され、結果の書かれた紙を受け取った。アダムの鑑定結果はこうだった。



名前 アダム・ドーラン


種族 人間


性別 男


体力 1230


魔法力 708


防御力 972


精神力 1123


筋力 789


知能 1131


素早さ 987


総合身体能力値 7120


[才能]


〈称号〉なし


〈スキル〉


・体力自動回復 ダメージを受けると少しずつ体力が回復する



 鑑定士いわく平均が総合身体能力値7000ほどなので、アダムは平均か平均より少し上ぐらいだった。ただ、スキルの体力自動回復を持っている者は少なく珍しいということだった。


 そして会場で待つこと2時間。ずっと隣の人の話につき合わされた。ついにクラスが決定した。この学校の職員と思われる人達が新入生に何かが書かれた紙を一人ずつ配り始めた。その紙を見た生徒は嬉しそうに跳ねていたり、がっくりと肩を落としたりとさまざまだった。


「アダム・ドーラン君だね?はい、どうぞ」


 と紙を渡された。アダムは恐る恐る紙に記された文字を見た。


「H組?」


 紙にはこうかかれていた。



アダム・ドーラン  


 あなたはH組です。1-Hの教室へ移動してください。



 これだけが書かれていた。ただ、アダムにはこれが良いのか悪いのかを判断することはできなかった。

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