エピソード014~一緒に来た女子高生は知り合い(妹の幼馴染)だったようです~
本日1エピソードの投稿になります。
本日投稿分⇒1/1
ノリと勢いの影響で駄文になってるかも知れませんがご了承くださいm(_ _)m
作者の諸事情により8月20日頃まで次話の投稿が出来ないかもしれませんので、
あらかじめご了承くださいm(_ _)m
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どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
俺は固まった状態でユミちゃんを見ていた。
ユミちゃんは買ってきたばかりの寝間着を着てバスタオルで髪を拭きながら俺の方を向いていた。
可愛いのはわかっていたんだけど風呂上りってこともあって色っぽいと思ってしまったわけで。
自分でも顔が赤くなっていくのが感じられた。
「ヒロさん?顔赤いけど大丈夫?」
とユミちゃんが心配そうに近づいてきたので
「ああ、大丈夫大丈夫。」
と言いながら立ち上がって自分の顔の前で手をブンブンと振って答えた。
どうにか誤魔化そうとさっき作ったペンダントをユミちゃんに渡して慌てて説明をした。
「そうだユミちゃん、このペンダントなんだけどユミちゃんがお風呂に入ってる間にスキルで作ってみたんだ。
ユミちゃん用に『状態異常全耐性』を付与したペンダントだからよかったら身に着けておいて。
ああ、俺のペンダントは『MP自動回復』を付与したペンダントだけど見た目だけ一緒なんで、俺とおそろいになっちゃうんだけどゴメンね。
素材は『創造錬金術』でミスリルとオリハルコンって珍しい金属が出来たからそれを使ったんだけどシルバーコーティングしてあるから銀製のペンダントに見えるはずだよ。
ペンダントトップの見た目が悪いのは勘弁してね。
どうも俺は機械とロボットのデザイン以外は壊滅的みたいなんだ。
このペンダントも鳩をイメージして作ってみたんだけど、鳩がハトサ○レみたいで鑑定結果もハト?って疑問系だったんだよ。」
と凄い勢いで話してしまっていた。
するとユミちゃんは笑い出し
「ふふっ、やっぱりだ。
昔っから機械とロボット以外はキチンとした形にできないんだねw
お城での鑑定の名前が違ったし顔が似ている別の人かなって思ったんだよ。
でもお城から出て名前が同じだってわかって、お昼に『ユーちゃん』って言ったのが聞こえたからもしかしてって思ったんだけど、やっぱりヒロさんがヒロにぃにだったんだね。」
とユミちゃんが言って俺に抱きついてきた。
ん?ヒロにぃにだって?
妹の真奈美にはにぃちゃんって呼ばれていて、そんな呼び方してきたのはユーちゃんしかいなかったはずだ。
ユミちゃんに抱きつかれてドギマギしながらもしかしてと思ったことを聞いてみた。
「もしかして、ユミちゃんがユーちゃん……なのか?」
「うん、そうだよ。
あってた時はマナちゃんにユーちゃんって紹介しかされてなかったからヒロにぃににはわたしのことユーちゃんとしか覚えてもらってないってマナちゃんに聞いて中2の夏に会ったら言おうと思ってたのにヒロにぃにが帰ってこなくって会えなくて教えられなかったんだから。
それにこっちの世界に召喚されて名前がヒロにぃにと違って、ヒロにぃににあえなくなっちゃうんだって思ったんだよ。
でも、前田尋って名乗られたと思ってたらユーちゃんって言ったのがって聞こえて、ヒロにぃになのか聞こうと思ったんだけどドタバタしてて今まで聞けなくて……ヒック。」
ユミちゃんが話していたんだけど、急に言葉を詰まらせてしまったので慌てて顔をのぞくとユミちゃんが泣いていた。
(ちなみにマナちゃんってのはユーちゃんが俺の妹を呼ぶ時の呼び方だ。)
「ああ、ユーちゃん泣くなって。
ユーちゃんは美人さんになっても泣き虫なのは変わらないんだな。
涙でせっかくの可愛い顔が台無しになっちゃうぞ。」
と言って異次元収納からティッシュを出してユミちゃんの涙を拭ってあげた。
ユミちゃんの涙が収まってきて冷静になってみて気がついたんだが、この体勢ヤバイ。
寝間着姿の男女が抱き合ってる体勢って。
むっ胸の感触がヤバイ!冷静でいられないって。
しかも俺、ユミちゃんに何て言ったよ!
美人だとか可愛い顔だとか凄い恥ずかしいこと言っちゃってるよ!!
俺の顔がドンドン熱くなっていってるのがわかる。
ヤバイこんな顔ユミちゃんに見られたら、いやそれよりもさっきのセリフだよ。
こんな平凡顔でまたイケメンみたいなセリフを言ってるわ、美人だ可愛いだ言うって今日の俺はどうかしてるぞ。
それよりユーちゃんだよ!
おかっぱ頭の恥ずかしがり屋のあの女の子がこんな可愛い美少女になってるって誰が思うよ!
確かに妹に可愛くなったって聞いてたけど、美少女になってるなんて誰が思うよ!
最後にユーちゃんに会ったのは高校3年の時だからユーちゃんが俺の7つ下だから小学校5年生だろ、あの当時は妹の可愛い友達って感覚しか無かったよ。
といったことを頭の中でグルグル考えていると
「あのね、ヒロにぃに……うんん、ヒロさん……好き。」
と言われてユミちゃんにキスをされた。
!?!?!?!?!?!?!?
唇に触れるだけのキスだが俺にとって初めてのキスなわけで、ユミちゃんも俺が好きって事はこれが初キスになるわけだよな?
それに好きって言われたよ!
女の子に好きなんて言われた事、今まで一度も無かったしキスも初めてなんだよ!
今までロボットに情熱注いでて彼女なんていなかったさ!
何だ?これは夢か?異世界に来てユミちゃんみたいな美少女に好きって言われてキスされるなんてありえないだろ?
混乱した頭でそんな事を考えていると
「ヒロさん、ごめんなさい。
急に好きだなんて言って迷惑だったよね?
それにキスしちゃってごめんなさい……。」
俺が何も返事しないからユミちゃんが震える声で涙を零しながら謝ってきていた。
「いやいやいやいや。
迷惑だとかキスが嫌だとかそんなことはありえないから。
それよりユミちゃんの言ってる好きって、あの好き?
憧れとかじゃなくて恋愛の方?
そりゃ、俺だってユミちゃんみたいな可愛い美少女と付き合えたら良いなって思ったりしてたけどマジ?
むしろ俺なんかで本当に良いの?って感じだし。
カッコいい訳じゃないし、ロボットオタクだし、7歳も年上だよ?」
「うん、恋愛の方の好きです。
それにヒロさんはカッコいいです!
お城でもわたしを助けてくれたし。
それにロボットの事を話している時の笑顔も素敵なんです!
年齢も気になりません!
迷惑じゃなければ、わたしをヒロさんの彼女にしてください。」
と俺の胸元に顔をうずめてユミちゃんが彼女にしてと言ってきた。
「……ええと、その、なんだ。
こんな俺でよかったらよろしくお願いします。」
と返事を返してユミちゃんを抱きしめるとユミちゃんは俺の方を見て微笑んでくれた。
そして、この雰囲気は次話に続くんじゃよ……。
って事でラブコメ風味はまだ続きます。




