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帰るまでが任務です(仮)

かめちゃんの誕生秘話?

作者: ねむり亀

かめちゃんが、少し変なのは生まれのせいかな?(^^;

  銀河民主共和帝国に突如舞い降りた、最大の国家いや、知的生命体の存亡がかかった、

戦いが非生命体NLEによってもたらされたのは、銀河帝歴847年の事である

 最初の接触は、銀河民主共和帝国の辺境にある、バーニニ星系で起こった。

突如現れた非生命体NLEの軍勢により、なすすべもなくバーニニ星系派遣軍は壊滅。

  事態を重く見た銀河民主共和帝国は、帝王連の勅命により、バーニニ星系近郊の星系国家に対し、避難勧告、疎開命令を出し、周辺国家の軍をまとめて、第一次銀河民主共和帝国軍を派遣した

 のちの第一次バーニニ沖戦である。

 この一戦で第一次バーニニ派遣 銀河民主共和帝国軍は辛勝するが、第二次から三次にかけ敗走

  非生命体NLEの軍勢は勢いが増し、銀河民主共和帝国軍は各地で敗走に次ぐ敗走、いつしか領土の3分の1を占拠されるまでになっていた。

 その間何度も、銀河民主共和帝国は敵である非生命体NLEとの、対話を試みて接触をしているが、全て失敗に終わっている。

  

 全宇宙の知的生命体の存続を脅かす敵、非生命体NLEとの長期に亘る戦いの中、非生命体NLEを研究した結果、非生命体NLEの大きさは、小さな物で戦闘機クラス、大きなものになると戦艦クラスになることが判明。今まで敵艦と思われていたものが実は、非生命体NLEそのものだった事が判明

 非生命体NLEは、コア有型とコア無型の二種類に分かれることが解り、コア有型は指揮官タイプだと思われていたが、

ある反攻戦の時、偶然コア有型を撃破した時、周りに群れていたコア無型が一瞬で消滅したことから、コア無型は、コア有型の分身、もしくは何らかのエネルギーを供給されている、ドローンのようなものと考えられた

さらに検証と研究の結果、コア有型も親となるコア有型が無くなると、コア無型と同じように消滅することが判明

ただ、1対1000の割合で圧倒的にコア無型の方が多く、コア有型を破壊するにはかなりの犠牲も必要であった

 その事から敵のマザーコアを探し当て破壊ですることが、全知的生命体が勝利する必須条件とわかり

多大な犠牲を払い、敵のマザーコアの存在する場所を観測と検証した結果

敵マザーコアがいる場所が概ねわかってきたが、移動もしているらしいことも判明。敵マザーコアの場所を確実に突き止め、そのポイントに反攻艦隊の全戦力を導くため、敵陣に深く入り込む強行偵察隊が必要となった

ここに来て、銀河民主共和帝国軍の兵器が強化改修され、反攻に移って行った

敵マザーコアを破壊する為には、さらに敵陣億深く入り込み、補給部隊が無くても、長期攻撃力の維持をすることが出来るよう、艦内リサイクルはもちろん、星間物質から材料に精製から生産加工できる能力ある戦闘艦が求められた

それで考えられたのが、工場艦、工作艦と重巡洋艦の3つの性能を併せ持つ自立支援型戦闘艦だった。

 当初旧型の高速戦艦の船体を改造する無難な設計で始められた、タートル型1番艦の「タートルエクスプレス」の建造は、数々のトラブルと手配ミスや手違いにより、その改修作業が長引き、大幅なコストUPとなってしまった

 その手配ミスの最たる物が、基幹システムの有機量子AIシステムであった。

 工場艦、工作艦と重巡洋艦の混合船の為、従来の戦艦のAIでは対応できない為、新型の高性能小型AIを搭載したが、最初におかしなことになったのは、各システムが組み込まれてから動作テストを行うたびに、出力不足アラートが消えない現象

 建造前の計算では、旧高速戦艦の動力システムで十分間に合う計算だったが、追加のギミックが予想以上にエネルギー消費が大きいのだろう、と思われたので1つ上の動力システムに変更したが、解消されない為、旧高速戦艦の動力システム2倍の出力を発生させる動力システムに変更してようやく出力不足アラートは解消された。

 次に発生したトラブルは、レーダー解析や、空間解析の精度がスペック通り出ないことが判明

旧型アンテナ群の精度と思われ最新のアンテナ索敵システムに変更して、目標スペックに到達したものの、最後に起こったのが、艦長以下補佐する、艦内疑似人格システムの誤作動であった。

それは、砲撃長、航海長、主計長からの命令どころか艦長命令でさえ、命令を実行することは妥当では無いと命令拒否を行う事であった

 その命令は、機動行動や戦闘行動はもちろん、最終的にはエンジンをかけることが妥当でない、と返事をすることから、艦内疑似人格システムに何らか異常が有ると思われ調べてみた結果、メーカーの手違いで艦載用ではなく拠点用の疑似人格システムを搭載していたことが判明。

 それとは気付かず艦載システムとして運用開始したところ、拠点の作業出力にしては少なすぎる、動かすのはおかしいと、疑似人格システムが判断して通常の倍の出力を要求し、機動運用は出来るわけがないと判断したということだった

2号艦以降はまだ、組み立て前だったので、急遽調べ直し当初の設計通りでエンジン、アンテナ類は問題が無い事が判明

 原因がわかったので、拠点疑似人格システムを本来の艦内疑似人格システムに変更したところ、今度は処理能力エラーを続発し使用不能に

 理由は、後から追加した新型アンテナ索敵システムが、搭載しているAIシステムの処理を上回る為、AIシステムの処理能力がオーバーフローしてしまう事が判明。

 なぜ以前の拠点用疑似人格システムの時は大丈夫だったかを調べると、勝手に情報フィルターをかけて、ゲインを極端に落としていたことが判明

 新型アンテナ索敵システムは撤去が出来ない為、運用に支障が有り悩んでいると、基幹システムメーカが、基幹システムを高性能な物に無償交換することにより解消することになった

 その為1番艦「タートルエクスプレス」は電子作戦艦並みの処理能力と旧式とはいえ戦艦並みの戦闘力を持つ船になったのである

 しかし2番艦以降は、当初の設計図通りに組み立てが行われた為、既存の動力システムにアンテナ索敵システムを使用した為、性能的には1番艦を下回るが、当初の目標性能通りだったのと、トラブルや改修作業が入らず納期通り就航できた為、1番艦より2番艦が先に就航する事態となったのである。

しかも、コストは大幅にダウンした為、1番艦は試験艦扱いとし2番艦以降を量産艦とし、非生命体NLEとの戦いの終結までに56隻建造され、うち37隻が非生命体NLEとの交戦により轟沈 1隻が行方不明となっている

 


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