パーティーはバランスと雰囲気が大事
すごく短いですが良かったら読んでみてください。
このお話は、とある酒場に訪れたパーティーのちょっとした会話を書いたものである。
「なぁ、」
「ん?どうした」
「何でおっさんは戦士になったんだ?」
「俺が魔法使いだったら変だろ」
「何で?」
「この年で呪文なんて唱えられるか。それにいかついおっさんは戦士って相場が決まってんだろ。」
「ってことは雰囲気だけで戦士になったのか?」
「まあな」
「じゃあ、本当は何になりたかったんだ?」
「僧侶だな」
「ふ~ん、じゃあジョブチェンジすれば?俺はいいと思うよ」
「馬鹿いうな。三人パーティーで二人僧侶ってバランス悪いだろ。もし俺が僧侶になるとしたら誰が前衛やるんだよ?」
「私は無理ですよ~?魔法使いならやってもいいですけど?」
「え?何、俺に戦士になれって?別に良いけど」
「やってみますか?」
「無理だって。だいたい装備はどうすんだよ。買う金なんてないだろ」
「確かにな」
「今までこれでやって来たんだ。変える必要もないだろ?」
「それもそうだな」
「そろそろいきましょうか」
「ああ、そうだな」
三人はこのあと上級職になる話をするようですが、それはまた別のお話。
最後まで読んでいただきありがとうございました。