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あああああああ  作者: けろっぐ
第1部:誘拐された(さらわれた)みたいです
5/42

004 ★

書き終わりそうな時にPC強制終了とか、なんかのいじめですか?


7/3:修正 文章のはじめの字下げ追加

7/21:改稿 書きミス等を直し、大幅に文章増やしました。

 ……身体痛い……筋肉痛かな……? いや、ほぼインドア生活の私がどーやって筋肉痛になるんだって……。クーラーのかけすぎで体冷やしたかなー。クーラー切らなきゃ……。リモコン、リモコン……



 いつもクーラのリモコンを置いてある場所(あたり)に手を伸ばす。けれど、どれだけペタペタその場所を触っても、そこには何もなく、冷たくて硬い感触だけが指に触れる。


 あれ? ……ベッドこんなに硬かったっけ? ――あちゃー、もしかして私床で寝てる? うわー床寝とかいつぶりだろ。とりあえずベッドで寝なおそうっと。



 ギシギシ悲鳴を上げている身体を無理やりおこす。そしてしょぼしょぼする目を擦りながらきょろきょろ見渡した。うわ、最悪。コンタクト外して寝てなかったよ。そりゃ目もショボショボするって……。


 薄暗い中、目をこらすとそこに見えたのは見知った自分の部屋ではなかった。


 まっすぐ立つことが出来ないほど低い石天井。乱雑に大小様々な石がゴロゴロと転がった床ともよべない石床。そんな場所にそのまま寝ころんでいたのである。そりゃ体も冷えて節々痛くなるよね。



 ――って。私いつ原始人になったんだろう? 夢にしてもひどいなぁ……。



 ボーっとする頭を軽く振って叩き起こす。そして辺りを見渡してみると、手が届く範囲に、買い物袋2つと、スマホ。その奥には諸々をごちゃっと詰め込んだ|愛用しているショルダーバッグ《乙女の秘密がいっぱいのバッグ》が置かれていた。


 ――そういえば、昨日買い物帰りに誘拐されかけて、ポイ捨てされたんだっけ。それからここまで歩いてきて、寝落ちしたんだっけか。――はぁ、色々ありえないよねぇ。



 今思い出しても、昨日あった出来事はあまりにも非日常すぎて妙に笑いが込み上げてくる。とりあえず、時間と電波状況を確認しようと、床に転がっていたスマホを手に取り、画面を指でなぞってロックを解除する。そしてスマホ画面を確認すると、そこに表示される時間と、アンテナのアイコンの場所には予想通り『圏外』の文字。



 7時24分。電波は――やっぱり圏外か。……まぁ、期待はしてなかったけどね。



 溜息とともに、スマホを引き寄せたショルダーバッグに仕舞い、現状について考える事にした。



 急にいなくなったから誰か気がついて警察に連絡してくれるかなぁ。親兄弟……は居ないし、心配してくれそうな彼氏はここ何年(ずっと?)いない――と。会社――は有給消化で長期休暇取ったばっかだったね。――由比と夏は長い間連絡なければ気にしてくれるとは思うけど、子育てのほうが忙しくて、流石にスグは気が回らないかなぁ……。



「はぁ。――もしかしなくても私詰んだ?」



 電話も出来ないこの状況、今すぐ助けがくることは絶望的とみていいかもしれない。

 であれば、自分で何とかするしかないけど――。



「とりあえず、手持ちの物を確認して、いつでも使えるように把握しておこう」



 鬱々考えていると立ち直れなそうだったので、さっさと頭を切り替えて所持品をチェックすることにする。ショルダーバッグから少し大き目のメモ帳とペンを取り出し、箇条書きでメモを取る。


---

◎買い物袋1

 ・調味料(塩、胡椒、等)

 ・食料(卵、鶏肉、カット野菜、その他(インスタント米・レトルト食品)等)

 ・衣料品(フェイスタオル、Tシャツ2枚、等)

 ・雑貨(本、アクセサリー、等)


◎買い物袋2

 ・くじ引きの景品(八個)


◎ショルダーバッグ

 ・スマホ

 ・スマホ用充電器

 ・その他

---



「あー、そう言えば福引の景品なんだろう。開けてみようかな?」



 便利なものがあるかも知れないので、全部開けてみることにする。ガサガサと袋から妙に硬い箱や重い箱、カラフルな包装紙に包まれた箱などを一つづつ取り出し、床に並べて置く。


 とりあえず、小さいものから順番に開けていこうかな?



ガサゴソガサゴソ



一個目、「あ、ラッキー!普段じゃいらないけど今は助かる! 使い捨てライターだ!!」

二個目、「ポケットティッシュ。これも今は助かるなぁ……」

三個目、「あ、またポケットティッシュ」

四個目、「無添加のアロマキャンドルセット! これ欲しかった奴だ!」

五個目、「うーん、微妙……。折り紙セットか。まぁ暇つぶしにいいかなぁ」

六個目、「え! 片手鍋!? やった! これでご飯作れる! 妙に重いと思ったらこれのせいだったのかぁ。まぁ今はナイスだね!」

七個目、「石鹸の詰め合わせ……? 重いと思ったら……の第二弾かぁ。1個だっらよかったのに。――まぁ、しょうがないよね」

八個目、「……? これ何? あー、折り畳み式のリュックサック?」




 普段じゃ絶対使わないけど、今の状況なら以外と使えるものが多く入っていてよかった。



 とりあえずお腹がすいてきたので、手に入れた鍋と今ある材料で簡単なご飯を作ろうとする。けれども、お水が無いのでお米を炊いたり、スープを作ったりすることは出来ない。


 うーん、取りあえず簡単に作れそうなのでいいかな? まずは火をおこさないと。



 洞窟の入り口付近に、そこいらに転がっていた枯枝と景品を入れていた箱や包装紙を重ねて置く。そしてライターとティッシュで火をつけ、たき火を起こした。



「げほげほっ!! 紙が多いから煙がっ!! ごほっ! と、取りあえずさっさと鍋を暖めて卵とトマトを焼いちゃおう!!」



 煙にむせながら、たき火の上に来るように片手鍋を持ち、十分熱くなったら火から下ろして卵とミニトマト何個か。軽くかき混ぜ半熟上にしてから塩コショウをかけて出来上がり。簡単トマト入りオムレツもどきの完成である。――あれ? どっちかっていうとスクランブルエッグに近い――かも? しばらく料理なんてしてなかったから、腕落ちたかなぁ?



 首をひねりながら、鍋を火の辺りからよけて置く。そして砂を集めて火にかけ沈下させて後始末をした。周りが森だから、下手に出火すると怖いからね。



 さて、これを食べたら軽く洞窟の周り探検してみよう! お水の確保は絶対必要だし、ココがどこかっていう手がかりが見るかるかも知れないしね!

友人の名前は出てくるが、主人公の名前はいまだ出ない(笑)


さて、いつ出るでしょうか。

書いている本人にも分からなくなってきました(笑)

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