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7/3:修正 文章のはじめの字下げ追加
た、太陽が黄色い・・・く、空気がおいしいっ!!
洞窟の外にヨロヨロと這い出た私はいつの間にか上った太陽に目を向けた。
そう、あの後私とクレイさんは私の技能を把握するべく寝る間も惜しんで技能解析に勤しんだ。昨日の昼から次の日の朝までって、何時間頑張ったんだ!?っていう話ですよ。
・・・まぁ、そのおかげで私の持っている技能の能力が大体把握できたわけで、その件に関してはクレイさんに感謝してもしきれない。
ただ、そんなクレイさんは今は洞窟の中でどっからか出したベッドでお休み中である。
・・・ちぇっ、私は妙に興奮して眠気なんて吹っ飛んだわよ。
まぁ、そんなこんなでクレイさんと二人して調べて分かった私の技能の能力がこちらである。
●完全記憶
自分の眼で見た物を一片たりとも忘れることなく記憶することが出来る。熟練度が上がる程覚えれる内容が多くなる。
●呼出
完全記憶で蓄積した情報を呼び出すことが出来る。基本は整列と平行で利用。熟練度が上がる程取り出せる情報は多くなる。
●整列
完全記憶で蓄積した情報を、呼出で呼び出した際、対象の事を頭に思い浮かべる(キーワードや名前)と情報を絞り込んで取り出すことが出来る。熟練度が上がる程呼び出すスピードが早くなる。
●解析
自分の眼で見た無機物や有機物、技能や魔法等のあらゆる構成要素を文字列として取り出し、細かく調べる事が出来る。抽出する言語は対象により異なる。複雑な構成体ほど低級言語で表示される。
なお、解析情報は文字列化しているため、完全記憶で蓄積することも出来る。熟練度が上がる程高級言語で抽出出来るようになる。
解析開始で解析を開始し、解析終了で解析を終了することが出来る。
●仕様変更
解析で解析し、完全記憶に蓄積した情報を作り変える事が出来る。作り変えた情報は新しい情報として完全記憶に備蓄することも可能。熟練度か上がるほどカスタムツールの性能が上がる。
仕様変更開始で利用者のみ見える画面とキーボードが空中に展開され、修正やデバッグ等を行う事が出来る。仕様変更終了で修正を終了することが出来る。
●創造
仕様変更した情報を、技能として作り出す事が出来る。熟練度が上がる程レベルの高い技能を生み出すことが出来る。
みてみて、このインチキ能力のオンパレード。
そして、新たに手に入れた技能もあったりして。それがこれ。
●データベース
完全記憶、呼出、整列を一つにまとめた技能。一つにまとめる事により、セット出来る技能数を抑える事が可能。私命名。
●エンジニアリング
解析、仕様変更、創造を一つにまとめた技能。一つにまとめる事により、セット出来る技能数を抑える事が可能。私命名。
●多言語化
言語を理解することが出来る。会話はもちろん読み書き可能。熟練度が上がる程様々な言語を操ることが出来る。私命名。
●完全なる解析板
無機物や生命全ての情報を見る事が出来る。
「属性」「称号」「魔法」「技能」はもちろん、魔力の保有量、魂の情報や今まで過ごしてきた記憶に至るまで幅広い。熟練度が上がる程取り出せる情報は多くなる。私命名。
ふっふふ、徹夜したかいがあったよ。
なんと、クレイさんの想定が正しくて、完全記憶で記憶に取り込んで解析した情報を創造で技能化出来たのである!!
多言語化はベルデちゃんとクレイさんが魂の解析板の内容を見る時に使っていた言語眼っていう魔法を解析して技能化したもので、完全なる解析板は魂の解析板を解析して技能化したんだよ!
まぁ、色々試した結果、この二つだけしか技能化できなかったともいえるけど。
水の魔法や風の魔法・・・いわゆる属性魔法はどんなに解析しても技能化することが出来なかったんだよね。まぁ、よくよく考えると何もない所から「水」を出したり、「風」を起こしたりするのは技能ではないってところなんだろうね。
普通の人でも何らかの技術を持っている人を見ると「あーこの人できる人だ」とかなんとなく分かったり、「英語とフランス語は操れるわよ!」っていう力があったりするよね?だから「完全なる解析板」や「多言語化」の技能は習得出来たんじゃないかと思うんだ。
そして、解析で私やクレイさんやベルデちゃんの身体情報を調べまくった結果、なんと技能は身に着けられる数に限りがあるっぽいってことが分かったんだよねぇ。だからまとめられる技術はまとめて新しい技能として作り直してみた。なんだろ、イメージとしてはクラス化?いや、パッケージ化かな?・・・ごめん、余計分かりづらかった?
えっと、まぁ、技能化の詳しい話はこの位で置いておいて、「技能は身に着けられる数に限りがある」っていう事には理由があって、技能ってその名の通り「技術に対する能力」で、一度取得しても全く使わなければ劣化するし、使っていけばいくほど熟練度が上がっていくみたいなんだよねぇ。なので、大体身につくのが人にもよるけど10〜20個程度ぽい。
なんでそれが分かったかっていうと、クレイさんの技能に「魔道具生成」っていうのがあって、それの熟練度が半端なく高かったんだよね。
で、詳しく聞いてみるとクレイさん魔道具生成の世界ではマイスターと呼ばれるほどの超一流の技術者らしくて、そりゃー熟練度も高いわ、という話になったわけ。
まぁ、私の持っている技能もよく見れば結構熟練度が高かったんだけど、これは元の世界で元々仕事で使っていた技術だったからかも。
まぁ、なんか熟練度とか言うとゲームっぽく聞こえるけど、よく考えると理に適ってるんじゃないかなって思う。同じ職業について長年経験を積むと、その分だけ技術が上がるのは当たり前の事じゃない?それが数値として熟練度が見えるようになった、と思えば良いと思うんだよね。
そう・・・さらっと言ってみたけど、解析のレベルが上がって色々数値化することが出来るまでに熟練度が上がったんだよねぇ。
・・・ふふ、せっかくなんで魔法が使えない代わりに技能を色々ゲームっぽくしてみたよ。まぁ技能が実体化できても私以外には見えないから地味っちゃ地味なんだけどね!
ふっふっふ、これでこの世界に私を攫ってきたやつを探せるってもんですよ。
待ってなさいよ、あの偉そうで嫌味っぽい声の主!絶対嫌がらせしてやるんだから!!
ちなみに徹夜中の変なテンションのカエデとクレイさんの一コマがこちら。(本文に入れようと思ったけど没にしました)
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『ぅぅぅー・・・隊長、もう私ダメです・・・』
『ダメだと言っているうちはまだ大丈夫じゃ!本当にダメなときは声も出せずに倒れとるわ!ほら、まだまだ解析し続けるんじゃ!!』
『は、はぃぃぃ・・・』
さながらその様子は鬼軍曹とその下について扱かれている三等兵のようであったとか・・・
眠気がピークに達した後からテンションが変になってったってのもあるけどね。やっぱり夜中の2時過ぎ辺りは危険だわ・・・。
夜中マジックは怖い。
NO残業!NO徹夜!推進委員会を発足しよう、そうしよう。
みんなで帰れば怖くない。定時退社が目標だ。
ぐ、ぐふ・・・
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