貴女とドライブ
貴女とドライブに行く。
貴女と僕は僕の家の近くのコンビニに
夜10時に待ち合わせた。
貴女は時間ちょうどに車でやってきた。
「こんばんは!!」
貴女は車の窓をあけて僕に手をふりながら言った。
「うん。」
僕はそう言いながら、車の助手席に乗った。
「ありがとうね。」
貴女はあはっといつものように笑った。
「子供たちは?」
「寝たよ。」
「そっか~」
「うん。」
貴女はうなずくと、エンジンをかけた。
「どこ行くの?」
「うーん…お台場…」
「ふーん。大丈夫なの?」
「多分…車運転できるんだよね?」
貴女は僕をみて言った。
「うーん…免許持ってないよ…。」
貴女は僕をまたみて、あはっと笑って
「そうなの!!運転できるのかと思ってた!」
「出来ないよ…車もわかんない。」
「もう~」
貴女はそう言いながらも笑っていた。
「なんで、お台場なの?」
「なんでかな…海みたいしね」
「なんで、みたいの?」
「さぁ…?」
貴女は少し寂しい顔をした。
お台場まで、くだらない話をしながら車を走らせた。
たまに貴女は、カーナビをみてと僕に言う。
自分で見たらと言うと、貴女は見れないと笑った。
お台場海浜公園の駐車場に車を止めた。
「ちょっと歩いてきていい?」
「なんで…寒いよ?」
「いいよ、待ってて…。」
そう言うと車を貴女は降りた。
僕は1人でいても仕方ないので貴女について行った。
貴女は海を見ながら…何か考えてるようだった。
「どしたの?」
「うーん。ちょっと泣きたい気分…」
貴女が突然泣きたいなんて言うので僕は困った。
「泣けば…俺先に戻ってるから。」
そんな言葉しか浮かばなかった。
「ありがと。」
貴女はそう言うと、石の階段に座った。
僕は本当に?と思いながら…車に戻った。
10分たっても貴女は戻って来ない、僕は心配になって貴女のもとへ行くことにした。
貴女はさっきと同じ場所に座って、海をみつめて頬に涙がひかっていた。
本当に泣いてる。僕は貴女の顔がとてもキレイに見えた。
「ごめんね。」
貴女が僕に気づき、立ち上がりながら言った。
「いいよ!本当に泣いてたの?」
僕はつい本音を言ってしまった…。
「そうだよ…ごめんね…。」
貴女は少しはにかみながら、うつむいて言った。
「いいけど…、寒いからもう行こう?」
貴女はうなずいて歩き始めたら。
車についても貴女はまだ泣きそうな顔をしていた。何がそんなに悲しいのか…僕にはわからなかったし、聞こうともおもわなかった。
「まだ泣きたい?」
僕は貴女にたずねた。
「うん。」
「いいよ、俺外歩いてくるから」
僕はそう言うと車を降りた。
僕は貴女に笑って欲しくて、近くのファーストフードに歩き始めた。
車にもどると貴女はまだ泣いていた。
「はい!!」
僕は貴女に買ってきたチョコパイを渡した。
貴女は少しびっくりした顔をしながら
「ありがとう。」
と言って笑った。あのあはっで。
僕は少し安心した。
貴女はチョコパイを食べ始めた。
もちろん僕も自分のぶんを食べ始めた。
貴女は僕をみて、笑っていた。
「甘いの好きなんだね。」
貴女はそう言いながら、あはっと笑った。
貴女の笑顔…あはっはかわいい…歳がいくつ離れていてもかわいいと思える貴女に僕は…
何かを感じ始めた…ぎゅって抱きしめたい思い…
そんな思いを感じ始めた…




