表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/14

貴方を抱きしめたい…

貴女と僕は夜中にドライブに

行くようになった…


貴女は方向音痴でカーナビがあっても

道を間違える。


そんな貴方を僕は笑った。

貴女はそうすると拗ねる…拗ねる貴女は

可愛かった。


突然トイレに行きたいと言い出したり…

お腹が空いたと言い出したり…

行き先も考えずに走ったり…


ずっと話が止まらない貴女は

一緒にいて飽きなかった。


僕は帰り道…いつもまだ一緒にいたいと

思った。


でも、貴女は違うみたいだ…たまに貴女は

寂しそうに笑う。本当に一緒にいたい人は

僕じゃない…僕はその笑顔が苦しかった。


でも、僕はあの日の帰り道。

貴女に言ってみた…。


「たまには公園なんか散歩しない?」


「なんで?…」


「別になんとなく…?」


「どこの公園?」


「うちの近くの池のある公園…?」


「まぁ…いいか、夜風にあたんのも!?」


と貴女はあはっと笑った。


公園は真っ暗だがランニングしてる人もいるので

さほど怖くはなかった。

だけど…僕は貴女に言ってみた。


「手でもつなぐ?」


「なんで?」


「さぁ?」


そう言って僕は先に歩き始めた。


「ちょっと、待ってよ!!」


貴女は僕のコートの肘を引っ張る。


「やっぱり、ちょっと怖いよ…。」


僕は後ろを振り返り、手を差し出した。

貴女はそっと手を出した。

僕と貴女は手をつないで歩き方始めた。


貴女の手は細かった…ギュッと握ったら

折れそうだった。


たまに貴女は何かに驚いては…手をきつく握った。そんな貴女が僕は抱きしめたい…と思った。


公園を一周してる間…貴女と僕は手を繋いだ。

一周して僕が手を離した。


貴女はちょっと顔が赤かった。


僕は貴女を抱きしめたい…だけど…抱きしめたら

いけない。何もかもが消えてしまうかもしれないから…こわかった。


僕は家に帰ってから、貴女にメールをした。


「今日のちかさんは可愛かった…

 抱きしめたかった。」


「おばさん抱きしめて…どうすんの?

 でも…ありがと(笑)」


貴女はおばさんになんて見えない…

貴女は貴女をわかってない。


僕は貴女を本当に抱きしめたい…。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ