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タンポポ列車

作者: 檸檬
掲載日:2026/05/16

タンポポの綿毛  あの柔らかな耳飾り


茎が少し折れても地を伝いまあるく風を待ってた


ふーと吹く 綿毛となった小さな星座 なるべく遠くへ飛ぶように吹く


立ち眩むけれど 緑の波に乗ってゆけた


蝶々の羽はどんぶらこ 


バドミントンの羽根が弾かれ 雀も飛び立つ


あの口元からふく風に飛んでゆける


街は新しい平和を纏っている


全ての過去をどんぶらこと運びながら


私もゆくよ あの綿毛の方へ煌めく過去へ


あの街が懐かしむ過去へ 


知っているんだ いつも


矢の渦から逃れるように子供のようにいたかったこと


あの歌がそうさせてくれた


わたしもゆくよ あの時の音楽の中へ


あの日の心臓に耳を埋めるから


あの時のわたしを迎えにきて 抱きしめて


そして 飛んでゆかせて


綿毛の彼方へ


街の未来を懐かしむ所まで


夜には月灯りが待つ静かな森へ還るように


タンタンタン ポッポー 出発する 震えても


タンポポ 何処で咲いていよう 


これは いつか しゃがんでくれたきみの


小さなライオンになる夢の列車だよ





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