振り出しに戻る
完全素人なので大目に見てくれると助かります
起きると見知らぬ天井がそこにはあった。
「はて?」
昨夜はちゃんと自分の部屋で就寝したはずだが?と私は寝起きの頭で思考を巡らせるが一向に答えは見つからない。もしかして夢かとも思ったが、夢にしてはベッドの質感や思考がはっきりしすぎている。何とも不思議なこともあるもんだなと思いながら、とりあえず夢である可能性を捨てるために二度寝することを決めt……。
(ガチャ)
誰か部屋に入ってきた、せっかく人が気持ち良く二度寝しようとしていたのに!
「目覚めた?大丈夫?どこか痛むとこない?」
部屋に入って来た男を見て全身に衝撃が走った。真っ先に目に入ったのは思わず見惚れてしまうほどの、それはそれはとても綺麗な青みがかった銀髪だった。そして全身に立派な筋肉が付いていた、いわゆるガチムチである。…なんと言うかとても綺麗な銀髪で、顔は…普通そこにガチムチが付いてる このアンバランス感?のせいで起きて初っ端から衝撃が強い。
「本当に大丈夫?返事無いけど、もしかして声出ない!?」
「あ、いえ、大丈夫です……。」
「何、どうしたの?いつもとなんか変だよ?」
ここで私は違和感を持った。
「いつも?人違いだと思いますけど、それに昨日は自分の家で寝たつもりだったんですけど何故私はここにいるのでしょうか?あと、ここはどこでしょうか?」
やっと聞けたぜ!なんて思いながら私は返答を待っていたが、なんだか男の様子がおかしい。
「は?マジで?」
何故か男はキレ気味だった
「えっとー、すみません?」
私はとりあえず謝ってみたが何に対して謝っているのかはさっぱりだった。
✿ ✤ ❀ ✿ ✤ ❀ ✿ ✤ ❀ ✿ ✤ ❀
話は遡って2日前。男が説明してくれたのを簡単にまとめてみるとこんな感じだ。
私、トナリ・メリーヤは近所のおばあちゃんのお願いを受けて薬草やら山菜やらを採りに山に入った。そして、そこに居る男、アルフレド・ヴィルストも同行していたらしい、集めること自体そこまで難しいものでも無かった為すぐに終わりついでに木苺をお土産に摘んで帰ろうとしたが運悪く私は毒蛇に噛まれてしまったそうだ。急いで帰って解毒剤を飲ませてくれたり手当してくれたりしてくれたおかげで大事にはいたなかったものの熱をだして寝込んで現在に至るそうだ。
「本当に大変だった、トナリが蛇に噛まれてびっくりした拍子に転んで頭打って気絶してて、頭からは血が出てるし、噛まれたとこからも血出てるし、蛇は毒蛇だったし、足場の悪い山道だったからおぶって帰るにも一苦労したし、解毒剤も飲ませて手当もしたのに丸1日目を覚まさないし、熱も出すし、本当に大変だったし心配した、目が覚めて良かったと思ってた……のに、今度は記憶喪失かよ!」
これはよっぽど大変だったのだなとトナリ他人事のように思った。
カトレアと申します( . .)"
飽き性ですので気ままに行こうと思います。
その内アルフレド視点書きたいです。