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失恋し恋をする  作者: ゆとくい
一章
6/8

6.親の通夜

理実の料理を食べたあと少し寝ていた。

すると電話の着信音が鳴り響いた。

画面を見てみると祖父からだった。

「葬式やるから日程を空けといてね」

実は親のことは全て祖父に任せていた。

「一応、日程はないけど」

「だったら明後日通夜をするから、親族全員呼ぶね。あと昔から世話になっている人たちも誘えたら誘っといてね」

「わかった」

そういうと通話を終えた。

そして、すぐに理実に電話をかけた。

「もしもし?」

「もしもし。あのさ、親の葬式するんだけど...来る?」

「葬式かぁ。ちょっと親に相談する」

「わかった。後で返事ちょうだい」

そう言って通話を終えて1分後に電話がかかってきた。

「昔からお世話になってるし、最後の挨拶として行く」

「ありがとう。明後日、通夜あるけど来れる?」

「土曜日だね。行ける」

「わかった。ありがとうね」

「世話になったから、行かない訳には行かないよね。」

「うん。じゃあ明後日」

「わかった。じゃあね」

「うん」

そう言って通話を切った。


そして週末の学校を終えてから、土曜日。祖父に送ってもらい通夜をするところに来た。中に入り通夜の部屋へ向かった。見渡すと親族と理実の家族がいた。

みんなが席に座ったあと、司会者が

「今から桐谷 風夏様。桐谷 野羅様の通夜を始めます。」と言い式が始まった。

「まず最初に桐谷 快佐

様からの言葉」

「はい」

呼ばれたあと席を立ち前に出て、手紙を取り出し読み始めた。

「今日は僕の両親、桐谷 風夏と野羅の葬儀に来ていただきありがとうございます。」

 そういい始め、

「今日は大切に育ててくれた両親のために通夜をします。皆さんどうか両親を暖かい目で送ってください。」

そう言い終わると涙が出ていた。

「では次に焼香を行います。」

とスタッフの人が言うと読経が始まった。

 まず快佐が数珠を持ち最初に祭壇の前に行き、両親の遺影に向かって一礼した。抹香をつまみつまんだまま軽く頭を下げ、右手を額の高さまで掲げたら、香炉にくべる。それを3回繰り返し、もう一度一礼をして焼香が置いてある台の横に立つ。あとは会場に来た関係者が【自分、全体に向かって一礼をし、抹香を行い一礼。快佐、全体に向かって一礼して戻る】を関係者全員行う。全員が終わった後、読経をしていた人が説明を行い、通夜が終了した。

 「横の部屋に注文した料理が置いてありますので、ぜひ食べてってください」

 快佐がそういうと横の部屋に全員が移動し、席に座り食事をした。

 「大丈夫?」

 と理実が声をかけてきた。

 「うん…まあ大丈夫…」

 「なんかあったら頼ってね」

 「ありがとう」

 そんな会話をしながら気づくと食事は終わっていた。

 「今日は忙しい中両親の通夜にきていただきありがとうございます。明日は葬式を行います。今日はありがとうございました。」

 そう言い終わると車に乗り帰った。

 

 


次の更新は11月23日です

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