4 オ―ク討伐
オ―ク討伐は難しくないが、コボルトにやらせようとすると無理がある。
4 オ―ク討伐
翌朝はオ―ク討伐だ。オ―ク討伐自体フライして魔法を放って収納するだけだ。しかしその簡単なことが結構難しいのだ。この簡単なことが中々出来ない。ここには22匹のコボルトがいるが12匹しか全部付与出来ない。本来コボルトは魔法特性が高いのだが、フライが取得出来ないコボルトもいる。朝食後12匹と共に飛び立った。ぎこちない飛び方だ。少し練習して草原に向かう。私は見本とばかりに魔法を放ち収納する。他の12匹も魔法を放ち収納をしようとするが中々難しいらしい。オ―クを仕留め切れてない場合や収納力不足の時もあるフライだけ出来れば何とかなる。止めを刺したり収納力を補ぎなったりして13匹収納した。奥に解体部屋を作り肉と魔石だけでなく全部収納した。食用の魔獣は1種類ではない。鳥類にも美味しい肉や卵を持つものいる。鳥の卵は小動物が好む場合がある。小鳥の死体を複製するのは抵抗があるが、卵はない。鳥類だけでなく猪の魔獣や牛の魔獣、熊の魔獣は食用になる。魔獣に限るわけでもないが、生体系が魔獣に偏る現在、魔獣以外は避けたい心情がある。
透明化して人間の街を彷徨ったり妖精化して妖精達と話しをして服装の事は何とか成りそうだ。市民のものでもの冒険者のものでも一応は判った。妖精の姿なら冒険者ギルドでも商店でも自由なのだが、たまに妖精だと騒がれ転移する場合がある。そのあたりを妖精に効くと妖精にも妖精なりのTPOがあり相応しい場所なら子どもに見つかっても問題ないが街中の人目につきやすい場所や時間は透明になっているそうだ。妖精の透明化なんてあるんだ。
ある程度慣れたらコボルトを人間社会に入れたい。冒険者、商店、居酒屋、行商人が候補だ全員がアイテムボックスを持っていて共有部分が大きい。簡単に出来る料理が多種多様にある。魔法も増えた。フライも転移も大体出来るように成りどちらもできないものはいない。攻防の魔法が使える。強い攻撃魔法が使える。料理ができる。食べられる。万能言語で会話や読み書き計算が出来る。計算機や筆算、暗算が出来る。お貴族様を相手にするような言葉づかいは難しいが何とか成りそうだ。元来の腕力は人間の数十倍だ。問題に成る事はあまり無さそうだ。
取り敢えず小さな商店を一軒借りて商売と居酒屋と外商と宿屋がしたい。商品はアイテムボックスに何時も有るから問題ない。出来れば冒険者相手の仕事がしたいからギルドの側がいい。良質な商品や食料や宿屋を通常の8割程度で提供出来るといい。もうけ過ぎや安すぎも目立つ。細く長くやって行きたい。女性に安心して利用して貰える店に出来ないかな。出来れば個室も作りたいな。と妄想していた私に妖精が言う。
「夢見がちな乙女はいいが、難しい事をコボルトに命ずるな。奴らは野生の生き物何だ。」
ふん、知ってるわよ。そんなこと。
街で妖精化して人々を眺めると、服装に関して自信が持てた。いろいろ人との関わりを模索する。