7 決闘だってさ
本日2話投稿です。
面白そうって事で、フランツと私が対決することになってしまった。
よし!これを機にフランツに代わってもらうんだ!
あ~そう思うと未来はバラ色だ~~~
「おい」
はっ!バラ色が急速に黒に染まっていく。
「まさか手を抜く、何てことないよな?」
「あ、あはは・・・」
「お前が負けたら、俺の人を見る目がなかったってことになるんだが?
俺に恥をかかせるなんて事になればお前も、お前の実家もどうなるか」
王宮の執務室で、どす黒い笑みを浮かべる悪魔・・・。
わかってるよな?と圧がすごい。
圧と共に片手で顔面を掴むのやめて~~。
早く誰かきてくれ~。
悪魔に呼ばれたのは他の側近達より早い時間だったようだ・・・。
「もし、お前が勝てばそうだな、王宮のパティシエの最新チョコケーキを食わせてやろう」
最新チョコケーキ?ゴクリとのどがなる。
「ワンホール、全部お前にやるぞ?」
ワンホール~~いただきました!
ものすごいやる気が出てきた。
ん?いいのかな?
勝負の日、何故か挑戦者が増えている・・・?
「え~と?ゲイル伯爵子息だけだったのでは?」
「なんかフランツ君があちこちで勝負の話を広めたみたいでね。
生徒会に挑戦したいって子が何人か直談判に来ちゃったんだよね」
クロード様が眼鏡をくいっとしながら説明してくれる。
来ちゃったんだよね、じゃねぇよ。断れよ
「大丈夫だ、セリなら」
ゴウゼル様、肩をバンバン叩くのはやめてくれ。
痛いんだよ、脳筋の容赦ない激励は!
勝負の内容は
・利き茶対決(香りと味で産地をあてろと)
・書類の仕分け(普段の仕事をやらせようとしてない?)
・危機管理(ビックリさせるのか?内容がわからん)
・外国からの視察案内(え!失礼があったらどうするのさ)
・歴史対決(いるか?これ)
なんだか適当に決めた感じがするんだけど・・・。
「公平を期すために学園の教師に審判をお願いしている」
ずらりと並んだのは学園長を始めとした教師陣。
当然だが、マナーの先生、淑女教育の先生もいる。
うげ~~
挑戦者は5人
フランツ様を始め、ブリオー公爵3男、トビアス伯爵次男、マルロー子爵嫡男、デリア男爵令嬢
皆やる気でギラギラしてる。
そんなにあの悪魔の側にいたいかねぇ。
ま、いいや、勝てばワンホール!
負けても悪魔から離れられる。
どう転んでも私にはバラ色だ、
なんか背筋がゾクゾクするな~と思い振り返ると、目が笑っていないものすごい笑顔の悪魔。
うん、何も見なかった事にしよう。




