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面倒・士官・新たな剣

 


「五つ、収納魔法で何時でも何処でも休憩を温かい食事を提供できるんだ。

 あり得ない話だ」


 休める時に休まなきゃ、死ぬから仕方が無いよ


「・・・・・」


「文句は有りそうだが、不定はしないんだな。

 兎に角だ、今後はお前さんの上官にラーディス公爵家の一門や縁が…… ジャン以外はだな、同じ団になることはない、これは既に決定しているからな。

 貴重で戦力増強、維持に欠かせないお前さんだ、もしかすると一年待たずに中尉かもな。それと、ラーディス公爵家の件で本部のお偉いさんが数日以内に来るはずだ。恐らく中将クラスだな」


「一応は納得ですけど、中将クラスが俺のこと如きで動きますかね? 」


「公爵家の跡取りで、軍では期待の新人の話だ絶対に来るさ間違いなくな。

 よく考えてみるとだな、下手したら騎士団総長本人か各尚書、最悪皇室も動く案件だぞ………」


「それは面倒なんで速いとこ、任地に向かわして下さいよ」


 はぁ~、説明したのに無視か


「残念だが、任地はこれから決まるんだ。

 今は白紙の状態だよ、完全にな」


「ですが、大体は決まっているんでしょ?」


 ふむ、中々に諦めが悪いな


「大体は決まっているぞ。

 騎士団に入団してからの成績と性格、実力、任務に対しての心構え、そして総合結果だ今朝解散するまでの一年間の総合評価だけどな」


「で、俺は?」


「聞きたいか?」


「無論です」


 即答かでもな、期待に添えないぞ


「騎士団本部が一番あり得るな」


「・・・・・・ん!」


「お前さんは歴代で、13番目に速い卒業生で二十歳にもなってないからな、二十歳未満の制限加えれば片手で足りるから、

 此処で使い潰す事が無いように大切に育てる」



歴代では

下士官(経験豊富な兵士や騎士見習い)


戦場で経験豊富で、戦功を幾度もあげ勲章も手に入れた者が、 騎士団養成課程に入ることが希にある。

上官からの推薦が必ず必要になるが、通常は左官クラスなら二人、将官クラスなら一人だけで良いがごく希な出来事。

1000人に一人くらいの割合



「断ります」


「兵士なら…… 下士官ならある程度の任務地は希望可能だったが、お前さんは士官だから選ぶ権利がない。

 俺も経理担当でその方向に才能があったからな、経理部門から軍を辞めるまで選ぶ権限がない。

 諦めろ」


「何て横暴な、せめて帝都からは出たいですがそれは?」


「恐らくは無理だな。 それも今から決まるんだから」


「ならば、軍事物資の輸送と現場での物資の修繕していけば、予算も浮くし何よりも速いですよ」


 何て笑顔してるんだ、却下だが…


「却下だ。 理由は公爵家の絡みで数ヶ月は時間を要するからだ。

 お前は簡単に考えているが、公爵家の跡継ぎ問題は簡単じゃないぞ」


「ん~~」


 あのクズの件って、問題になるか?


「もしもだ、実家で何かやらかしていたらこの期間は短くなることはなく、更に長くなるぞ」


 ビクッ


「・・・え~とですね、魔石を買い取ってくれる店とか教えて貰えますか高値で」


「あからさまに話を変えたな、まっ良いがな、だが今まで通りに軍でも買い取るが何故だ」


「帰宅したときに、軍は安値で買い取っていると判明したので…」


「ぬっ!!」


「アッ! 本当だったんですね、俺の剣を新たに作って貰いたいのでお願いしますよ。因みに実家のクズにやった剣は1800万ジールでしたから」


「1800万ジールか俺の年俸よりも……… 魔石でそんだけ稼げるのか」


「かせげますね、大丈夫ですよ、全部の魔石を軍に売っていなかったので、何よりも今は特注品の一品物が欲しいんですよこの世で俺だけの剣を」



 等々と話し始めるのであった………




◇◆◇◆◇◆




空魔石を購入し、己の魔力を注ぎ込み魔力を得た魔石は鈍く光る。


使い道は多々ある。


料理に使うコンロや冷蔵庫、部屋の中でのランプの燃料にも使える。


街灯にも使われているので魔石の販売は薄利多売ではあるが、魔石にもランクがあり、下級、中級、上級、最上級で値段も違えば、保有魔力量も違う。


オスカーが扱うのは、最上級クラスの魔石で騎士団、警察当局、魔法師団などの公的機関が主になる。



最上級クラスの空魔石は1つで金貨一枚の値段になる。

魔力を満タンにすれば大金貨一枚になる。


ただ、最近一年は今まで戦場にいたので中級ランクの魔石を使っていた。


中級ランクの魔石に魔力を貯めて、戦場で使用していたのだから金には殆どならなかった。


それでも同期の仲間達や同僚達からは人気で格安で売買していた。


同期の仲間達や同僚達には、自分の命に関わるから優先的にだ


だが、上官だろうが一門だろうが奴等には一切渡さなかった。

何故なら、それは軍務と関係ないからだ。

魔石は支給品だし、戦場で貴重な魔力を無駄に消費出来ない、軍の規則でも明確に載っているので拒否権を行使した。


しつこい奴もいたので、所属している、第7西方騎士団団長と憲兵隊に直訴したので、その後は静かになった。

他に嫌がらせを受けていた事も憲兵隊が調べ上げたうえで!

団長と憲兵隊から、俺の命を無駄に危険に晒していると同僚達から聞き取り、降格処分や追放処分の他に逮捕されていた。


正直にざまぁ~っ、ってこんな感じだと気持ちよい物だと嬉しかった。





帝国の貨幣は!


銅貨=100ジール

100円


銀貨=1000ジール

1000円


大銀貨=1万ジール

1万円


金貨=10万ジール

10万円


大金貨=100万ジール

100万円


となる。


その上の貨幣も存在する。





 次話に続く

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