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貴族院・縁切り・組織

『転生したら、辺境伯爵に敵が多いのですが? 』


他作品とは別な角度で別な話ですが、同じ時間、帝国と共有している作品ですので余りツッコミを入れないで欲しいかなと思いますので宜しくお願いいたす。



2021.1.12日 編集


屋敷から出ると直ぐに俺は行動に移した。


実家と縁を切りに、俺はその脚で帝都中心部にある『貴族院』に向い歩いた。



「スイマセン。良いですか?」


受付に声を掛けて


「どの様なご用件でしょうか?」


「私はオスカー・ファン・ラーディス、ラーディス公爵家の嫡男です」


ラーディス公爵家と聞いて、彼は驚いていた。

そもそも、使用人では無く嫡子本人が来るところではない。


「どの様なご用件でしょうか」


「ラーディス公爵家と家族の縁を切ってきました。

それでですね、貴族籍の廃嫡や相続放棄の証明書の発行手続きをお願いします」


ん?


って感じでいるので


「貴族籍廃嫡の証明書。ラーディス公爵家と法律的に離縁届、相続放棄の証明書を。縁切るので書類下さい」


「分かりました」


全然理解してないよね、まっ良いけどさ。


その後、書類に名前をオスカー・ファン・ラーディスから、オスカーに変更して、理由は弟がラーディス公爵家を継ぐため、自分は帝国の騎士として生涯を全うする。


と、記入して持っていたラーディス公爵家の家紋入りのナイフを自分の為だけに作られた一品物を提出し、最後に司法尚書に許可のサインが書類に残されれば、あの家とは関係のないただの騎士団員としての人生を歩むことになる。



その後は、騎士団本部に顔を出して、俺がこの一年間世話になった騎士団本部の総務部主会計の少佐のベルグさんの元に行った。


当然だろうが、俺達が帝国騎士団士官学校を合格しても、その後の書類が山積みになっている机にて作業していた。


「ベルグ少佐、実家と縁を切ってきましたので部屋を貸して下さい。

代わりに武具類を錬金術で修理しますので……

小遣いも」


本当に来やがった見たいな顔で見ないで下さいよ


「来やがったか。貴族院には?」


「勿論提出してきましたよ。少々実家で暴れてきましたが大丈夫です、その他の書類も提出してきましたから、もし文句を言ってきてもはね除けるだけの事はしてますから」


実家で何してきたかは言えない。

流石に正直に言ったら問題あるしな


「わかったよ、約束だしな。少しまてこの書類作成するまでな、紅茶でも飲んでてくれ」


良かった、ツッコミ無しはありがたい。

勝手知ったるこの部屋で紅茶入れて、少佐にも出すが


「俺はコーヒーの方が良いのだがね」


折角俺が美味い紅茶を入れたのに、毎回これだよ。


「俺が嫌なんです。折角の紅茶の香りが泥水のせいで楽しめないので」


「勝手に紅茶置いて、この部屋の主に強制するのか?」


その通りだ、紅茶セットは俺が勝手にこの部屋に置いているのだから


「仕方が無いですね、俺はコーヒー飲めないので、泥水は普通に飲めますが」


「部屋は用意してある、しかし早かったな。

今朝解散して昼に来るなんてなそんなに嫌かね実家は」


「はい、無理ですね。

アレルギー反応が酷いので……… 将来は山奥の田舎の狭い自然が沢山有る領地で静かに暮らしたいですね」


「お前はまだ、18歳だろうが将来有望なお前は団長まで出世してくれないとな」


「また、面倒なそれにまだ17歳ですよ」


「お前は団長になるって今朝まで言っていたが、何があったんだ」


いや、本当に何が有ったらこの数時間で考えがこれ程に変わるんだよ。


「だって、団長になったら法衣貴族の子爵は決定でしょ!

偉そうな貴族爵は要りませんよ。

面倒な」


何度も思うが…

お前は何が有ったんだ。

たかが3時間で人生観替わりすぎだろうが


「でもな、一月後には正式に准尉から少尉に任官で1年後には中尉だぞ。

お前は戦闘力に収納魔法、回復魔法、錬金術だから三年で大尉は固いぞ。その時点で最悪でも法衣男爵だろ、中佐で子爵に少将で伯爵だな。

序でに中将だと、辺境伯爵か侯爵家の跡取りにだな。大将になれば分からんな、今言ったのはお前さんの場合は特別だから、でな最低限の話だからな」


「決まってませんよね」


「貴重な魔法三点セットで決まりだな。

序でにオーラも自由に使い、覇気まで使えるからな

伯爵は決まりだ。

お前さんはオーラと覇気は『同じモノ』だと知っているだろう、それに公爵家の血が入っているしな皇室も黙ってない。

皇帝陛下の弟君の大公様以来の天才だしな、再来だとか言われてるぞ」


「そんな面倒な未来は嫌ですよ」


「だがな、戦闘力で今年度の生徒たち総勢37500余名の中で単独トップだぞ。

それだけで将来の幹部クラス決定だ諦めろ」


「俺の未来は俺が開いていきますよ」


「うん、無理だね。

ハッキリと言ってやるぞ」


「どうぞ」


「一つ。類い稀な戦闘力」


うん、それは素直に嬉しい


「二つ。この一年の期間は新人組を率いて誰一人として脱落者を出さない、命令をすれば迷い無く行動に移す仲間たちだなこれはカリスマ性」


それは仲間たちとの絆、助け合いの心得だと思うけど


「三つ。回復魔法だ戦闘中でも怪我人を直ぐに回復する程の高等技術だ。

これに関しては

回復師団の中でも10本の指に軽く入ると聞いている。

序でにだが、回復師団がお前さんを引き抜きたいらしいぞ、特別待遇でな。

それに命の恩人だと助けられ者達が戦闘報告書に詳しく書いてあるぞ。

お前の下で今後は働きたいとさ」

 

ちっ。

余計なこと書きやがって


「四つ、戦闘中でも亀裂や歪んだ武具の修繕している。

普通に考えると絶対に出来ない芸当だな」


殺されるよりも、殺らなきゃならない状況下だから仕方が無いな


「五つ、収納魔法で何時でも何処でも休憩を温かい食事を提供できるんだ。

あり得ない話だ」


休める時に休まなきゃ、死ぬから仕方が無いよ


「……」



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