辺境の地への左遷人事〜底辺騎士とオークの姫〜

落ちこぼれ騎士・ヴィクター。
彼はある時、亜人とヒトが交わる辺境都市、マズトンへの異動を言い渡される。

そこは元々治安が悪い上、近年は麻薬の蔓延、凶暴なオーク族の接近と、これまでにない緊張感が漂っていた。

迫りくるオーク、暗躍する亜人、荒れ狂うヒト。

敵が味方になり、味方が敵になり、情勢は目まぐるしく変化する。

いつしか、辺境都市での混乱は波及し、中央都市、ひいては国中を巻き込んだ戦乱へと発展してゆく。

混乱の中、ヴィクターはオーク族の姫・チェチーリアと出会い、物語はさらに加速してゆく。

彼はこの都市で、無事騎士として生き抜くことができるのだろうか。

※1話あたり約2,000字です。
※物語の後半は、話の都合上、残酷な描写が多くなります。