表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

1話 480年の眠りから覚めたニート

「ごーしゅーじーん…いや、アールートー、いい加減起きろコノヤロー!何百年間時間を無駄に生きてんですかー!引きこもりの模範生になっちゃってますよアンタ。」


…誰かにすごく罵倒された気がする。

俺はベッドから体を起こし、声のしたほうに目を向けようとしたのだが。

「…ッ!?まぶしっ!!」

どうやらカーテンが開いていたらしく、思わず俺は目を押さえる。

ずっと眠っていたので、日光に目が耐えられないようだ。

カーテンを開けやがった張本人が声をかけてくる。

「ほらー、何百年間もずぅーっと寝てばっかいるからそうなるんですよー。」

…?何か、ものすごく聞きたくないことを聞いてしまったような気がする。

俺の疑問を知ってか知らずか、声の主である俺の同居人は続ける。

「ていうか、まだ目を押さえてるとか、あの名言を言うつもりなんですか?ほらなんでしたっけ、あの目を押さえて叫ぶやつ。えぇっと確か、目が______。」

「今なんて言った!?」

声の主である少女、アケリアはラピスラズリのように青い目をくるくると回しながら、

「え、ご主人急にどうしたんですか?もしかしてご主人もあの名言言いたいんですか?良い心がけです、私が教えて差し上げましょう。じゃあまずは跪いて靴を舐め___」

「そんなわけないだろ!あとお前、どさくさに紛れて俺に何をさせようとしてるんだ!やるわけあるかそんなこと!!……じゃなくて、お前さっきなんて言った?俺の耳が正しければ、何百年とか聞こえたんだが。」

恐る恐る、聞いてみる。できれば幻聴であることを願いたい。

しかし、現実はそうはいかなかったようだ。

「えー?ご主人難聴にでもなっちゃったんですか?私はちゃんと言いましたよ、何百年って。ちなみに、細かく言うと、480年くらい経ってます。」


…俺の頭がフリーズした。

読んで頂きありがとうございます。作品にポイントが入ってて発狂した作者です。

次話もよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ